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公開番号2025117373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012178
出願日2024-01-30
発明の名称簡易な方法で光ファイバをセンサ化するシステム及び方法
出願人NTT株式会社,国立大学法人 東京大学
代理人弁理士法人アイル知財事務所
主分類G01D 5/353 20060101AFI20250804BHJP(測定;試験)
要約【課題】本開示は、センシングのために簡易な方法で光ファイバを配線することを目的とする。
【解決手段】本開示のシステムは、所定方向に延びる平板状に形成され変形可能な被覆部31を有する光ファイバ被覆30及び被覆部31に所定方向に延びるように挿通される光ファイバ20からなるセンサと、光ファイバ20における光散乱特性を取得する光センシング装置10と、を備える。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
所定方向に延びる平板状に形成され、変形可能な平板部と、
前記平板部に前記所定方向に延びるように挿通される光ファイバと、
を備える、
センサ。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記平板部には、前記所定方向に延びるとともに、前記光ファイバが挿入されるパイプが設けられる、
請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記パイプは、前記光ファイバの直径よりも大きい内径を有し、
前記光ファイバは、所定の遊びを持って前記パイプに挿入されている、
請求項2に記載のセンサ。
【請求項4】
前記パイプは、液体またはゲルで満たされている、
請求項3に記載のセンサ。
【請求項5】
前記平板部は、前記パイプが測定対象の長手方向に沿うように、前記測定対象に巻き付け可能であり、
前記パイプは、前記測定対象の変形に応じて変形可能である、
請求項3に記載のセンサ。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載のセンサと、
光ファイバにおける光散乱特性を取得する光センシング装置と、
を備える、
システム。
【請求項7】
所定方向に延びる平板状に形成され変形可能な平板部に、パイプを前記所定方向に沿うように埋め込む手順と、
前記パイプ内に光ファイバを挿入する手順と、
を含む、
センシング方法。
【請求項8】
前記平板部を、前記パイプが測定対象の長手方向に沿うように巻き付ける手順と、
光センシング装置を用いて前記光ファイバにおける光散乱特性を取得する手順と、
を含む、
請求項7に記載のセンシング方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバセンシング技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、測定対象物に光ファイバを接触させて配線し、測定対象物の状態を測定する光ファイバセンシングの方法が知られている。例えば、非特許文献1には、光ファイバに試験光を入射し、後方散乱光の時間変化を計測することにより光ファイバの動的ひずみを測定する技術が開示されている。光ファイバの状態を計測することで、測定対象物の状態を測定することができる。
【0003】
また、通信用光ファイバ網をセンサと見なしケーブル周辺の環境情報を計測することが検討されている。特に、新たに光ファイバセンシング用の光ファイバを這わせる手間と費用を削減するために、すでに市中に配線されている通信用光ファイバをセンシング用に活用することが、検討されている(非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
“Advances in distributed vibration sensing for optical communication fiber state visualization”, Optical Fiber Technology, Vol.57, 102263. 2020
“運用イノベーションをめざした、スマートエンジニアリング/メンテナンスへの取り組み”, ビジネスコミュニケーション, 2022, インターネット, <https://www.bcm.co.jp/site/2022/04/ntt-as/2204-ntt-as-01-06.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、光ファイバをセンシング用に配線する場合、配線時の這わせ方、接触のさせ方などにより、測定の結果や精度が大きく変わってしまう可能性がある。このため、センシングのために光ファイバを配線するのに高度な技術が要求され、センシングのためにより簡易な方法で光ファイバを配線することが望まれていた。
【0006】
そこで、本開示は、センシングのために簡易な方法で光ファイバを配線することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示のセンサ、システム、及び、センシング方法は、所定方向に延びる平板状に形成された部材に光ファイバを挿通するという手法を採用する。
【0008】
具体的には、本開示のセンサは、
所定方向に延びる平板状に形成され、変形可能な平板部と、
前記平板部に前記所定方向に延びるように挿通される光ファイバと、
を備える、
【0009】
これによれば、光ファイバセンシング用光ファイバの配線に伴う光センシング性能・精度の低下を抑え、一定の性能を実現できる。また、通信用ファイバなどすでに市中に存在する任意の光ファイバを一定の性能を保ちつつ光センサ媒体化することができる。
【0010】
また、前記平板部には、前記所定方向に延びるとともに、前記光ファイバが挿入されるパイプが設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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