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公開番号2025124609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2025020147
出願日2025-02-10
発明の名称衝撃強度を向上したポリ乳酸成形物
出願人株式会社PLASiST
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 67/04 20060101AFI20250819BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】自動車および携帯電話等の最終製品に軽量性および高い強度を与え、かつ生分解性を有する樹脂材料を提供する。
【解決手段】成形物が、ポリ乳酸(A)100重量部、改質剤(B)1~40重量部、および核剤(C)0.1~10重量部を含み、成形物の絶対結晶化度が28~40%である。ポリ乳酸(A)について、メルトフローレート(MFR)が3~30であり、さらにはD体含量が10%以下であることが好ましい。改質剤(B)が、(メタ)アクリル酸エステルを含む共重合体、または、(メタ)アクリル酸エステルを含むコアシェル型グラフト共重合体であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリ乳酸(A) 100重量部、
改質剤(B) 1~40重量部、および
核剤(C) 0.1~10重量部
を含み、成形物の絶対結晶化度が28~40%である、成形物。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
ポリ乳酸(A)について、メルトフローレート(MFR)が3~30であり、さらにはD体含量が10%以下である、請求項1に記載の成形物。
【請求項3】
改質剤(B)が、(メタ)アクリル酸エステルを含む共重合体、または、(メタ)アクリル酸エステルを含むコアシェル型グラフト共重合体から選ばれた少なくとも1種を含む、請求項1に記載の成形物。
【請求項4】
改質剤(B)について、ガラス転移点が-10℃以下であり、かつ、(メタ)アクリル酸エステルを改質剤に対して15~100重量%で含む、請求項1に記載の成形物。
【請求項5】
核剤(C)が、有機スルホン酸塩、有機金属塩、有機ヒドラジド化合物、カルボン酸エステル化合物、フタロシアニン化合物、メラミン化合物、層状珪酸塩、アミド化合物、金属酸化物、炭酸金属塩、タルク、シリカ等から選ばれた少なくとも1種を含む、請求項1に記載の成形物。
【請求項6】
成形物が、添加剤(D)をも含み、
添加剤(D)が、触媒、中和剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、加工助剤、着色剤、発泡剤、可塑剤、高輝度化剤、抗菌剤、光拡散剤からなる群から選択された少なくとも1種である、請求項1に記載の成形物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の成形物を製造する方法であって、
ポリ乳酸(A)、改質剤(B)および核剤(C)を一体に混合して、混合物を得て、
混合物を成形する、製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衝撃強度を向上したポリ乳酸成形物に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球環境保護の目的から、自然環境下で分解される生分解性ポリマーが注目され、世界中で研究されている。生分解性ポリマーとして、ポリ乳酸、ポリヒドロキシブチレート、ポリカプロラクトン等の脂肪族ポリエステルが知られている。その中でも特にポリ乳酸は、生体由来の原料から得られる乳酸あるいはその誘導体を原料とするため生体安全性が高く、環境にやさしい高分子材料である。そのため汎用ポリマーとしての利用が検討され、延伸フィルム、繊維、射出成形品等としての利用が検討されている。
【0003】
しかしながら、ポリ乳酸樹脂は、脆く、硬いことから、その用途は限定されており、日用雑貨品、家電部品、自動車部品等の分野における使用実績はほとんどない。また、射出成形体等に成形した場合も、可撓性や耐衝撃性のような機械的強度が不足する等の問題が生じたりするため、使用されていないのが現状である。また、ポリ乳酸には結晶化速度が低く、成形サイクルが遅いことから生産性にも劣っており、実用化の範囲は大幅に限定されている。
【0004】
特許文献1には、ポリオレフィン樹脂、生分解性樹脂(脂肪族ポリエステル系生分解性ポリマー)、及び酸又はエポキシ基含有ポリオレフィンを含有する樹脂組成物が開示されている。この特許文献1には、酸又はエポキシ基含有ポリオレフィンを使用することで、加工性や耐衝撃性、弾性率等の物性バランスに優れた組成物及び成形体を提供することが可能となる、と記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の樹脂組成物は、混練部を多段設ける必要があり、製法が複雑かつ、得られた成形体の機械的強度が所望の水準に満たない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-077063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、機械的強度、特に耐衝撃性に優れたポリ乳酸成形品(ポリ乳酸成形物)を提供することを目的とする。本発明の成形物は、車両、船舶、電子機器、家電製品、建材等の部材や、日用雑貨、スポーツ用品、文具等の、高い耐衝撃特性が要求される用途に好適である。また、本発明で用いるポリ乳酸は植物由来等のバイオマスプラスチックであり、環境負荷の低い樹脂成型品として好ましく用いられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]
ポリ乳酸(A) 100重量部、
改質剤(B) 1~40重量部、および
核剤(C) 0.1~10重量部
を含み、成形物の絶対結晶化度が28~40%である、成形物。
[2]
ポリ乳酸(A)について、メルトフローレート(MFR)が3~30であり、さらにはD体含量が10%以下である、[1]に記載の成形物。
[3]
改質剤(B)が、(メタ)アクリル酸エステルを含む共重合体、または、(メタ)アクリル酸エステルを含むコアシェル型グラフト共重合体から選ばれた少なくとも1種を含む、[1]または[2]に記載の成形物。
[4]
改質剤(B)について、ガラス転移点が-10℃以下であり、かつ、(メタ)アクリル酸エステルを改質剤に対して15~100重量%で含む、[1]~[3]に記載の成形物。
[5]
核剤(C)が、有機スルホン酸塩、有機金属塩、有機ヒドラジド化合物、カルボン酸エステル化合物、フタロシアニン化合物、メラミン化合物、層状珪酸塩、アミド化合物、金属酸化物、炭酸金属塩、タルク、シリカ等から選ばれた少なくとも1種を含む、[1]~[4]に記載の成形物。
[6]
成形物が、添加剤(D)をも含み、添加剤(D)が、触媒、中和剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、加工助剤、着色剤、発泡剤、可塑剤、高輝度化剤、抗菌剤、光拡散剤からなる群から選択された少なくとも1種である、[1]~[5]に記載の成形物。
[7]
[1]~[6]に記載の成形物を製造する方法であって、
ポリ乳酸(A)、改質剤(B)および核剤(C)を一体に混合して、混合物を得て、
混合物を成形する、製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の成形物は、飛躍的に衝撃強度が高い。
【発明を実施するための形態】
【0009】
成形物を製造するための樹脂組成物、および成形物は、
(A)ポリ乳酸、
(B)改質剤、および
(C)核剤
を含んでなるか、あるいはこれらから(本質的に)なる。
1つの態様において、成形物を製造するための樹脂組成物、および成形物は、
(A)ポリ乳酸、
(B)改質剤、
(C)核剤、および
(D)添加剤
を含んでなるか、あるいはこれらから(本質的に)なる。
【0010】
成形物は、10~50%、20~45%、28~40%、30~38%または32~36%の絶対結晶化度を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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