TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025124494
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020591
出願日
2024-02-14
発明の名称
情報読取端末
出願人
株式会社デンソーウェーブ
代理人
個人
,
個人
主分類
G06V
30/14 20220101AFI20250819BHJP(計算;計数)
要約
【課題】読み取り範囲を示すマーカ光の撮像状態に応じて文字認識する画像を縮小又は抽出することで、文字認識処理に要する処理時間を短縮可能な情報読取端末を提供する。
【解決手段】複数のドット光を所定方向に並べてなるマーカ光Lm1が、情報読取端末の撮像部の撮像範囲に向けてマーカ光照射部により照射され、マーカ光を撮像した撮像画像でのドット光間の距離をドット間隔Sとして検出する。遠距離での表示面Rの文字情報「ACBDE」に対してマーカ光が照射された状態での撮像画像P1では、ドット間隔Sが比較的大きくなるように撮像され、より近づいた中距離での表示面の文字情報に対してマーカ光が照射された状態での撮像画像P2では、ドット間隔がより小さくなるように撮像され、さらに近づいた近距離での表示面の文字情報に対してマーカ光が照射された状態での撮像画像P3では、隣り合うドット光の端部が重なってドット間隔が検出されなくなる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像した文字情報を読み取る情報読取端末であって、
前記文字情報を撮像する撮像部と、
前記撮像部の撮像画像を利用して前記文字情報を読み取るための文字認識処理を行う文字認識部と、
複数のドット光を所定方向に並べてなるマーカ光を前記撮像部の撮像範囲に向けて照射するマーカ光照射部と、
前記マーカ光を撮像した前記撮像画像での前記ドット光間の距離をドット間隔として検出するための処理を行うドット間隔検出部と、
を備え、
前記文字認識部は、
前記ドット間隔検出部により前記ドット間隔が検出されない場合に、前記撮像画像を第1の縮小率で縮小した第1縮小画像について前記文字認識処理を行い、
前記ドット間隔検出部により検出される前記ドット間隔が所定の閾値以下となる場合に、前記撮像画像を前記第1の縮小率よりも間引きが少ない第2の縮小率で縮小した第2縮小画像について前記文字認識処理を行い、
前記ドット間隔検出部により検出される前記ドット間隔が前記所定の閾値を超える場合に、前記撮像画像の中央部を抽出した抽出画像について前記文字認識処理を行うことを特徴とする情報読取端末。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記第2の縮小率は、前記ドット間隔が前記所定の閾値に近づくほど前記第1の縮小率に対してより間引きが少なくなるように設定されることを特徴とする請求項1に記載の情報読取端末。
【請求項3】
撮像した文字情報を読み取る情報読取端末であって、
前記文字情報を撮像する撮像部と、
前記撮像部の撮像画像を利用して前記文字情報を読み取るための文字認識処理を行う文字認識部と、
1つのドット光からなるマーカ光を前記撮像部の撮像範囲に向けて照射するマーカ光照射部と、
前記マーカ光を撮像した前記撮像画像での前記ドット光のサイズを検出するための処理を行うドットサイズ検出部と、
を備え、
前記文字認識部は、
前記ドットサイズ検出部により検出された前記ドット光のサイズが第1のサイズ以上となる場合に、前記撮像画像を第1の縮小率で縮小した第1縮小画像について前記文字認識処理を行い、
前記ドットサイズ検出部により検出された前記ドット光のサイズが前記第1のサイズ未満に設定される第2のサイズ以上かつ前記第1のサイズ未満となる場合に、前記撮像画像を前記第1の縮小率よりも間引きが少ない第2の縮小率で縮小した第2縮小画像について前記文字認識処理を行い、
前記ドットサイズ検出部により検出された前記ドット光のサイズが前記第2のサイズ未満となる場合に、前記撮像画像の中央部を抽出した抽出画像について前記文字認識処理を行うことを特徴とする情報読取端末。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字を読み取る携帯型の情報読取端末に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
表示媒体に表示された文字を携帯型の情報読取端末にて撮像してOCR機能を利用して読み取る際、文字と情報読取端末との距離が一定にならない場合には、その距離に応じて撮像画像内での文字のサイズが変わる。このため、撮像画像全体で文字が撮像される場合も想定して、撮像画像全体での文字探索を行う必要があるため、撮像される画像サイズが大きくなるほど文字認識処理に必要な処理時間が長くなる。
【0003】
このような問題に関して、例えば、下記特許文献1にて開示される画像処理装置では、マラソン大会に参加する参加者を撮像した撮像画像からゼッケン番号を読み取る場合を例に、特徴点となる顔領域の撮像画像内での大きさと位置から当該撮像画像内でのゼッケン番号を含む文字領域の大きさと位置を推定して、その範囲内の画像を縮小処理して文字領域の抽出処理を行っている。このように特徴点から文字領域として推定される範囲内の画像を縮小処理することで、文字探索に要する処理時間の短縮を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-053763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のように撮像画像内での顔領域等の特徴点の検出を要する構成では、その撮像画像から特徴点を検出できない場合に、縮小すべき探索範囲を特定することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、読み取り範囲を示すマーカ光の撮像状態に応じて文字認識する画像を縮小又は抽出することで、文字認識処理に要する処理時間を短縮可能な構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態は、
撮像した文字情報を読み取る情報読取端末(10)であって、
前記文字情報を撮像する撮像部(23)と、
前記撮像部の撮像画像を利用して前記文字情報を読み取るための文字認識処理を行う文字認識部(21)と、
複数のドット光を所定方向に並べてなるマーカ光(Lm1)を前記撮像部の撮像範囲に向けて照射するマーカ光照射部(25)と、
前記マーカ光を撮像した前記撮像画像での前記ドット光間の距離をドット間隔(S)として検出するための処理を行うドット間隔検出部(21)と、
を備え、
前記文字認識部は、
前記ドット間隔検出部により前記ドット間隔が検出されない場合に、前記撮像画像を第1の縮小率で縮小した第1縮小画像(Pa1)について前記文字認識処理を行い、
前記ドット間隔検出部により検出される前記ドット間隔が所定の閾値以下となる場合に、前記撮像画像を前記第1の縮小率よりも間引きが少ない第2の縮小率で縮小した第2縮小画像(Pa2)について前記文字認識処理を行い、
前記ドット間隔検出部により検出される前記ドット間隔が前記所定の閾値を超える場合に、前記撮像画像の中央部を抽出した抽出画像(Pb)について前記文字認識処理を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明の他の一形態は、
撮像した文字情報を読み取る情報読取端末(10)であって、
前記文字情報を撮像する撮像部(23)と、
前記撮像部の撮像画像を利用して前記文字情報を読み取るための文字認識処理を行う文字認識部(21)と、
1つのドット光からなるマーカ光(Lm2)を前記撮像部の撮像範囲に向けて照射するマーカ光照射部(25)と、
前記マーカ光を撮像した前記撮像画像での前記ドット光のサイズを検出するための処理を行うドットサイズ検出部(21)と、
を備え、
前記文字認識部は、
前記ドットサイズ検出部により検出された前記ドット光のサイズ(D)が第1のサイズ(D1)以上となる場合に、前記撮像画像を第1の縮小率で縮小した第1縮小画像(Pa1)について前記文字認識処理を行い、
前記ドットサイズ検出部により検出された前記ドット光のサイズが前記第1のサイズ未満に設定される第2のサイズ(D2)以上かつ前記第1のサイズ未満となる場合に、前記撮像画像を前記第1の縮小率よりも間引きが少ない第2の縮小率で縮小した第2縮小画像(Pa2)について前記文字認識処理を行い、
前記ドットサイズ検出部により検出された前記ドット光のサイズが前記第2のサイズ未満となる場合に、前記撮像画像の中央部を抽出した抽出画像(Pb)について前記文字認識処理を行うことを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、複数のドット光を所定方向に並べてなるマーカ光が撮像部の撮像範囲に向けてマーカ光照射部により照射され、マーカ光を撮像した撮像画像でのドット光間の距離をドット間隔として検出するための処理がドット間隔検出部によりなされる。そして、文字認識部では、ドット間隔が検出されない場合に、撮像画像を第1の縮小率で縮小した第1縮小画像について文字認識処理が行われ、ドット間隔が所定の閾値以下となる場合に、撮像画像を第1の縮小率よりも間引きが少ない第2の縮小率で縮小した第2縮小画像について文字認識処理が行われ、ドット間隔が所定の閾値を超える場合に、撮像画像の中央部を抽出した抽出画像について文字認識処理が行われる。
【0010】
文字情報等が表示される表示面に向けて照射されるマーカ光の各ドット光は、その表示面(文字情報)と情報読取端末との距離(以下、撮像距離ともいう)が近くなるほど、撮像画像内でのドットサイズが大きくなるように変化する。そして、撮像画像内でのドット間隔は、撮像距離が近くなるほど小さくなるように変化し、より近距離では、隣り合うドット光の端部が重なってドット間隔が検出されなくなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
裁判のAI化
1か月前
個人
情報処理システム
1か月前
個人
工程設計支援装置
12日前
個人
フラワーコートA
20日前
個人
記入設定プラグイン
2か月前
個人
情報処理装置
2か月前
個人
検査システム
1か月前
個人
介護情報提供システム
27日前
個人
設計支援システム
1か月前
個人
携帯情報端末装置
13日前
個人
設計支援システム
1か月前
個人
不動産売買システム
1か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
1か月前
個人
結婚相手紹介支援システム
9日前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
1か月前
株式会社カクシン
支援装置
1か月前
個人
アンケート支援システム
22日前
個人
備蓄品の管理方法
1か月前
個人
ジェスチャーパッドのガイド部材
26日前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
大阪瓦斯株式会社
住宅設備機器
6日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
23日前
株式会社BONNOU
管理装置
2か月前
株式会社村田製作所
ラック
8日前
株式会社ワコム
電子消去具
1か月前
株式会社寺岡精工
システム
26日前
株式会社アジラ
移動方向推定装置
21日前
アスエネ株式会社
排水量管理方法
1か月前
株式会社東芝
電子機器
1か月前
個人
リテールレボリューションAIタグ
19日前
キヤノン電子株式会社
名刺管理システム
1か月前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
株式会社やよい
美容支援システム
2日前
続きを見る
他の特許を見る