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公開番号
2025124367
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020368
出願日
2024-02-14
発明の名称
電子モジュール
出願人
新電元工業株式会社
代理人
めぶき弁理士法人
主分類
H01L
23/29 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】従来の電子モジュールと比較して放熱性を高くすることができる電子モジュールを提供する。
【解決手段】第1基板10と、第1発熱部品12と、モールド樹脂とを備える電子モジュール1であって、電子モジュール1は、第1基板10及び第1発熱部品12とは離隔した状態で配置されている第2基板20と、第1発熱部品12で発生する熱を第2基板20に伝達する第1熱伝達部材14とをさらに備える。第1基板10における第1発熱部品12が配置されている側とは反対側の面と、第2基板20における第1基板10側とは反対側の面とは、電子モジュール1の外に露出している。電子モジュール1によれば、第1発熱部品12から発生する熱を、第1基板10を介して放熱するだけでなく、第1熱伝達部材14経由で第2基板20を介して放熱することも可能となる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1基板と、
前記第1基板に配置されている第1発熱部品と、
前記第1基板における前記第1発熱部品が配置されている側の面及び前記第1発熱部品を封止するモールド樹脂とを備える電子モジュールであって、
前記電子モジュールは、前記第1基板の前記第1発熱部品が配置されている側に前記第1基板及び前記第1発熱部品とは離隔した状態で配置されている第2基板と、前記第1発熱部品で発生する熱を前記第2基板に伝達する第1熱伝達部材とをさらに備え、
前記第1基板における前記第1発熱部品が配置されている側とは反対側の面と、前記第2基板における前記第1基板側とは反対側の面とは、前記電子モジュールの外に露出していることを特徴とする電子モジュール。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1発熱部品は、電極を有し、
前記第1熱伝達部材は、導電性の材料からなり、かつ、前記第1発熱部品の前記電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電子モジュール。
【請求項3】
前記第1発熱部品は、第1の第1電極及び第1の第2電極を有する縦型の電子部品であり、
前記第1熱伝達部材は、前記第1の第1電極と電気的に接続され、
前記第1基板は、前記第1の第2電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の電子モジュール。
【請求項4】
前記電子モジュールは、前記第1基板と前記第2基板との間において前記第1熱伝達部材と電気的に接続されている第1外部接続端子をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の電子モジュール。
【請求項5】
前記第2基板における前記第1基板側の面に配置されている第2発熱部品と、
前記第2発熱部品で発生する熱を前記第1基板に伝達する第2熱伝達部材とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子モジュール。
【請求項6】
前記第2発熱部品は、電極を有し、
前記第2熱伝達部材は、導電性の材料からなり、かつ、前記第2発熱部品の前記電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の電子モジュール。
【請求項7】
前記第2発熱部品は、第2の第1電極及び第2の第2電極を有する縦型の電子部品であり、
前記第2熱伝達部材は、前記第2の第1電極と電気的に接続され、
前記第2基板は、前記第2の第2電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の電子モジュール。
【請求項8】
前記電子モジュールは、前記第1基板と前記第2基板との間において前記第2熱伝達部材と電気的に接続されている第2外部接続端子をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の電子モジュール。
【請求項9】
前記第1発熱部品は、前記第2発熱部品とは発熱のタイミングが異なるものであることを特徴とする請求項5に記載の電子モジュール。
【請求項10】
前記第1基板及び前記第2基板は、セラミックス板の両面に銅板が配置された構造からなるものであることを特徴とする請求項1に記載の電子モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子モジュールに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、基板と、基板に配置されている発熱部品(例えば、MOSFET等の半導体チップ)と、基板における発熱部品が配置されている側の面及び発熱部品を封止するモールド樹脂とを備える電子モジュールであって、基板における発熱部品が配置されている側とは反対側の面が電子モジュールの外に露出しているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
従来の電子モジュールによれば、基板における発熱部品が配置されている側とは反対側の面が電子モジュールの外に露出しているため、発熱部品から発生する熱を、基板を介して電子モジュールの外に放熱しやすくできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/208741号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電子モジュールにおける代表的な発熱部品は電子素子であるが、電子素子に関する研究は近年急速に進んでおり、例えば、半導体材料としてSiCやGaN等を用いた次世代電子素子が実用化されはじめている。このような電子素子は小型化(ひいては高密度化)が可能である一方で、放熱性には一層の注意を払う必要がある。このため、電子モジュールの技術分野においては、電子モジュールの放熱性を高くすることが求められている。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、従来の電子モジュールと比較して放熱性を高くすることができる電子モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電子モジュールは、第1基板と、前記第1基板に配置されている第1発熱部品と、前記第1基板における前記第1発熱部品が配置されている側の面及び前記第1発熱部品を封止するモールド樹脂とを備える電子モジュールであって、前記電子モジュールは、前記第1基板の前記第1発熱部品が配置されている側に前記第1基板及び前記第1発熱部品とは離隔した状態で配置されている第2基板と、前記第1発熱部品で発生する熱を前記第2基板に伝達する第1熱伝達部材とをさらに備え、前記第1基板における前記第1発熱部品が配置されている側とは反対側の面と、前記第2基板における前記第1基板側とは反対側の面とは、前記電子モジュールの外に露出していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電子モジュールは、第1基板の第1発熱部品が配置されている側に第1基板及び第1発熱部品とは離隔した状態で配置されている第2基板と、第1発熱部品で発生する熱を第2基板に伝達する第1熱伝達部材とを備える。また、第1基板における第1発熱部品が配置されている側とは反対側の面と、第2基板における第1基板側とは反対側の面とは、電子モジュールの外に露出している。このため、本発明の電子モジュールによれば、第1発熱部品から発生する熱を、第1基板を介して放熱するだけでなく、第1熱伝達部材経由で第2基板を介して放熱することも可能となる。従って、本発明の電子モジュールは、従来の電子モジュールと比較して放熱性を高くすることができる電子モジュールとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る電子モジュール1の斜視図である。
実施形態に係る電子モジュール1の外観図である。図2(a)は電子モジュール1の平面図である。図2(b)は電子モジュール1の左側面図である。図2(c)は電子モジュール1の底面図である。
実施形態に係る電子モジュール1の内部構造の斜視図である。図3においては、電子モジュール1の構成要素のうちモールド樹脂40を表示していない。
実施形態に係る電子モジュール1の内部構造を説明するために示す平面図である。図4(a)及び図4(b)は電子モジュール1の内部構造の平面図である。図4(a)においては、電子モジュール1の構成要素のうち第2基板20、第2発熱部品22、第2スペーサー25及びモールド樹脂40を表示していない。図4(b)においては、図4(a)で表示していない構成要素に加え、第1熱伝達部材14、第1スペーサー15、第1内部接続端子16、第1外部接続端子30及びその他の外部接続端子35も表示していない。
実施形態に係る電子モジュール1の内部構造を説明するために示す側面図である。図5(a)は電子モジュール1の内部構造の左側面図である。図5(b)は図5(a)の第1熱伝達部材14付近を拡大して示す図である。図5(c)は電子モジュール1の内部構造の右側面図である。図5(d)は図5(c)の第2熱伝達部材24付近を拡大して示す図である。図5(a)~図5(d)においては、電子モジュール1の構成要素のうち第1内部接続端子18、第2内部接続端子28、その他の外部接続端子34,37及びモールド樹脂40を表示していない。図5(b)及び図5(d)において破線で表示されている矢印H1~H4は、動作時における熱伝達の様子(放熱の様子)を示すものである。
実施形態に係る電子モジュール1の内部構造を説明するために示す底面図である。図6(a)及び図6(b)は電子モジュール1の内部構造の底面図である。図6(a)においては、電子モジュール1の構成要素のうち第1基板10、第1発熱部品12、第1スペーサー15及びモールド樹脂40を表示していない。図6(b)においては、図6(a)で表示していない構成要素に加え、第2熱伝達部材24、第2スペーサー25、第2内部接続端子26、第2外部接続端子32a,32b及びその他の外部接続端子36も表示していない。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の電子モジュールについて、図に示す実施形態に基づいて説明する。以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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