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公開番号2025122791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018442
出願日2024-02-09
発明の名称位置決め方法、圧入装置、ピンの加工方法、露光装置、及び、物品の製造方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B23P 19/00 20060101AFI20250815BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】 所望の方向にピンを傾けることで第1部材に対する第2部材の位置決め精度を向上可能な位置決め方法を提供する。
【解決手段】 第1部材に設けられた孔に圧入されたピンに第2部材を突き当てることで、前記第1部材に対する前記第2部材の位置決めをする位置決め方法であって、前記ピンを変形させる変形工程と、前記変形工程で変形させた前記ピンを前記孔に圧入する圧入工程と、前記圧入工程で圧入された前記ピンに前記第2部材を突き当てる位置決め工程と、を含み、前記変形工程により前記ピンが変形した領域の長手方向における中心位置は、前記ピンの中心軸に対して前記第2部材が突き当てられる側にある。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材に設けられた孔に圧入されたピンに第2部材を突き当てることで、前記第1部材に対する前記第2部材の位置決めをする位置決め方法であって、
前記ピンを変形させる変形工程と、
前記変形工程で変形させた前記ピンを前記孔に圧入する圧入工程と、
前記圧入工程で圧入された前記ピンに前記第2部材を突き当てる位置決め工程と、
を含み、
前記変形工程により前記ピンが変形した領域の長手方向における中心位置は、前記ピンの中心軸に対して前記第2部材が突き当てられる側にある、ことを特徴とする位置決め方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記圧入工程における前記ピンの圧入は、前記第2部材が突き当てられる方向と、前記変形工程により前記ピンが変形した領域の位置と、に応じて行われる、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め方法。
【請求項3】
前記変形工程で前記ピンを変形させるときの条件を決定する決定工程を含み、
前記決定工程は、設計情報又は事前にユーザーから入力された情報に基づく、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め方法。
【請求項4】
前記変形工程で前記ピンを変形させるときの条件を決定する決定工程を含み、
前記決定工程は、前記ピンの形状を測定した結果と、前記孔の形状を測定した結果と、のうち少なくとも一方に基づいて行われる、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め方法。
【請求項5】
前記変形工程で前記ピンを変形させるときの条件を決定する決定工程を含み、
前記条件は、前記ピンを変形させるときの前記ピンの位置と、前記ピンを変形させるときの工具の位置と、前記ピンを変形させるときの前記工具の角度と、前記ピンを変形させるときの力の強さと、のうち少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め方法。
【請求項6】
前記変形工程で前記ピンを変形させるときの条件を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された前記条件に基づいて調整を行う調整工程と、を含み、
前記調整工程では、前記ピンの位置と、前記ピンを変形させるときの工具の位置と、前記ピンを変形させるときの前記工具の角度と、前記工具の設定と、のうち少なくとも1つが調整される、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め方法。
【請求項7】
前記変形工程と前記圧入工程において、前記ピンは同一の保持部で保持されている、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め方法。
【請求項8】
第1部材に対する第2部材の位置決めのために、前記第2部材を突き当てるためのピンを前記第1部材に設けられた孔に圧入する圧入装置であって、
前記ピンを保持する保持部と、
前記保持部に保持された前記ピンを変形させる工具と、
前記工具により変形させられた前記ピンを前記孔に圧入する圧入部と、を有し、
前記工具から力を加えられることで、前記ピンが変形した領域の長手方向における中心位置は、前記ピンの中心軸に対して前記第2部材が突き当てられる側にある、ことを特徴とする圧入装置。
【請求項9】
前記ピンの位置と、前記工具の位置と、前記工具の駆動と、のうち少なくとも1つを制御する制御部と、
前記ピンの形状を測定するピン測定部と、を有し、
前記ピン測定部の測定結果に基づいて前記工具による前記ピンの変形を制御する、ことを特徴とする請求項8に記載の圧入装置。
【請求項10】
前記ピンの位置と、前記工具の位置と、前記工具の駆動と、のうち少なくとも1つを制御する制御部と、
前記孔の形状を測定する孔測定部と、を有し、
前記孔測定部の測定結果に基づいて前記工具による前記ピンの変形を制御する、ことを特徴とする請求項8に記載の圧入装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、位置決め方法、圧入装置、ピンの加工方法、露光装置、及び、物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
複数の部材を組み合わせて物品を製造する製造工程において、ピンを用いて第1部材に対する第2部材の位置決めを行い、第1部材と第2部材との相対位置を固定する方法がある。特許文献1には、位置決めのためのピンを自動で孔に圧入するピン打ち装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-54937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、位置決めのためのピンを孔に圧入する際に、かしめて変形させたピンを用いることでピンが孔から抜ける可能性を低減することができる。このかしめは、工具等によりピンの外周側からピンの中心側へ力を加えてピンを変形させることで行われる。ここで、かしめたピンを孔に圧入すると、ピンが傾くことがある。このピンの傾きは、ピンをかしめたときの条件によって変化し、ピンの傾き方向が所望の方向でない場合に第1部材に対する第2部材の位置決めが正しく行われないことがある。
【0005】
そこで、本発明は、所望の方向にピンを傾けることで第1部材に対する第2部材の位置決め精度を向上可能な位置決め方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての位置決め方法は、第1部材に設けられた孔に圧入されたピンに第2部材を突き当てることで、前記第1部材に対する前記第2部材の位置決めをする位置決め方法であって、前記ピンを変形させる変形工程と、前記変形工程で変形させた前記ピンを前記孔に圧入する圧入工程と、前記圧入工程で圧入された前記ピンに前記第2部材を突き当てる位置決め工程と、を含み、前記変形工程により前記ピンが変形した領域の長手方向における中心位置は、前記ピンの中心軸に対して前記第2部材が突き当てられる側にある、ことを特徴とする。
【0007】
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、図面を参照して説明される実施形態によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、所望の方向にピンを傾けることで第1部材に対する第2部材の位置決め精度を向上可能な位置決め方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態におけるピン圧入装置の概略図である。
ピンを用いて第1部材に対する第2部材の位置決めを行うときの模式図である。
第1部材に第2部材を突き当てた場合の模式図である。
第1実施形態におけるかしめられたピンの模式図である。
ピンの傷の角度の例を示す図である。
ピンの傾き量の例を示す図である。
ピンの傷のZ軸方向における位置の例を示す図である。
第1実施形態におけるピンを用いて第1部材に対する第2部材の位置決めを行うときのフローチャートを示す図である。
第2実施形態におけるピン圧入装置の概略図である。
第2実施形態におけるピンを用いて第1部材に対する第2部材の位置決めを行うときのフローチャートを示す図である。
第3実施形態におけるかしめられたピンの例である。
第4実施形態におけるピンを用いて第1部材に対する第2部材の位置決めを行うときのフローチャートを示す図である。
第5実施形態における物品の製造方法のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、各実施形態は任意に組み合わせられてもよい。さらに、図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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