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公開番号2025122211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025092333,2023099943
出願日2025-06-03,2017-02-27
発明の名称撮像素子
出願人株式会社ニコン
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 25/79 20230101AFI20250813BHJP(電気通信技術)
要約【課題】各画素のノイズ信号成分を取り除くこと。
【解決手段】撮像素子は、光を電荷に変換する第1光電変換部を有する第1画素が配置される第1基板と、前記第1基板と積層された基板であって、前記第1光電変換部で変換された電荷に基づく第1信号からデジタル信号に変換された第1デジタル信号を記憶する第1記憶部が配置される第2基板と、前記第1基板と積層された基板であって、前記第1記憶部から読み出された前記第1デジタル信号に対して、前記第1画素から読み出された信号であって前記第1信号に含まれるノイズを除去するための第2信号からデジタル信号に変換された第2デジタル信号を用いて第1相関二重サンプリング処理を行う第1演算部が配置される第3基板とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光を電荷に変換する第1光電変換部を有する第1画素が配置される第1基板と、
前記第1基板と積層された基板であって、前記第1光電変換部で変換された電荷に基づく第1信号からデジタル信号に変換された第1デジタル信号を記憶する第1記憶部が配置される第2基板と、
前記第1基板と積層された基板であって、前記第1記憶部から読み出された前記第1デジタル信号に対して、前記第1画素から読み出された信号であって前記第1信号に含まれるノイズを除去するための第2信号からデジタル信号に変換された第2デジタル信号を用いて第1相関二重サンプリング処理を行う第1演算部が配置される第3基板と
を備える撮像素子。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の撮像素子において、
前記第1記憶部は、前記第2デジタル信号が記憶され、
前記第1演算部は、前記第1記憶部から読み出された前記第1デジタル信号に対して、前記第1記憶部から読み出された前記第2デジタル信号を用いて前記第1相関二重サンプリング処理を行う、
撮像素子。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の撮像素子において、
前記第1基板は、前記第1信号を前記第1デジタル信号に変換するための第1比較部が配置される、
撮像素子。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の撮像素子において、
前記第1基板と前記第2基板とを電気的に接続するための接続部であって、前記第1基板と前記第2基板とが積層される方向において互いに向かい合うように配置された導電性部材を有する第1接続部と、
前記第2基板と前記第3基板とを電気的に接続するための接続部であって、前記第2基板を貫通する貫通電極を有する第2接続部と
を備える撮像素子。
【請求項5】
請求項4に記載の撮像素子において、
前記貫通電極は、前記第1記憶部から読み出された前記第1デジタル信号が出力される、
撮像素子。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載の撮像素子において、
前記第1基板は、前記第1信号を前記第1デジタル信号に変換するための第1比較部が配置される、
撮像素子。
【請求項7】
請求項6に記載の撮像素子において、
前記導電性部材は、前記第1比較部と前記第1記憶部とを電気的に接続する、
撮像素子。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の撮像素子において、
前記第1基板と積層された基板であって、前記第1演算部を制御する第1制御部が配置された第4基板を備える撮像素子。
【請求項9】
請求項8に記載の撮像素子において、
前記第4基板は、前記第2基板、前記第3基板および前記第4基板が積層される方向において前記第2基板と前記第3基板との間に配置される、
撮像素子。
【請求項10】
請求項1に記載の撮像素子において、
前記第1基板は、列方向において前記第1光電変換部と並んで配置される第2光電変換部を有する第2画素が配置され、
前記第2基板は、前記第2光電変換部で変換された電荷に基づく第3信号からデジタル信号に変換された第3デジタル信号を記憶する第2記憶部が配置され、
前記第3基板は、前記第2記憶部から読み出された前記第3デジタル信号に対して、前記第2画素から読み出された信号であって前記第3信号に含まれるノイズを除去するための第4信号からデジタル信号に変換された第4デジタル信号を用いて第2相関二重サンプリング処理を行う第2演算部が配置される、
撮像素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像素子に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
隣接する画素の信号を演算する撮像素子が知られている(特許文献1)。この撮像素子は、画素の信号間の演算前に相関二重サンプリング(CDS;Correlated Double Sampling)を行っていないため、各画素のノイズ信号成分を取り除くことができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特開2001-94888号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、撮像素子は、光を電荷に変換する第1光電変換部を有する第1画素が配置される第1基板と、前記第1基板と積層された基板であって、前記第1光電変換部で変換された電荷に基づく第1信号からデジタル信号に変換された第1デジタル信号を記憶する第1記憶部が配置される第2基板と、前記第1基板と積層された基板であって、前記第1記憶部から読み出された前記第1デジタル信号に対して、前記第1画素から読み出された信号であって前記第1信号に含まれるノイズを除去するための第2信号からデジタル信号に変換された第2デジタル信号を用いて第1相関二重サンプリング処理を行う第1演算部が配置される第3基板とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図。
第1の実施の形態に係る撮像素子の断面構造を示す図。
第1の実施の形態に係る撮像素子の構成を示すブロック図。
第1の実施の形態に係る画素の構成を示す回路図。
第1の実施の形態に係る撮像素子の構成の詳細を示すブロック図。
第1の実施の形態に係る撮像素子の動作を示すタイミングチャート。
変形例1に係る撮像素子の構成の詳細を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置1は、撮影光学系2、撮像素子3、および制御部4を備える。撮像装置1は、例えばカメラである。撮影光学系2は、撮像素子3上に被写体像を結像する。撮像素子3は、撮影光学系2により形成された被写体像を撮像して画像信号を生成する。撮像素子3は、例えばCMOSイメージセンサである。制御部4は、撮像素子3の動作を制御するための制御信号を撮像素子3に出力する。また、制御部4は、撮像素子3から出力された画像信号に対して各種の画像処理を施し、画像データを生成する画像生成部として機能する。なお、撮影光学系2は、撮像装置1から着脱可能にしてもよい。
【0007】
図2は、第1の実施の形態に係る撮像素子の断面構造を示す図である。図2に示す撮像素子3は、裏面照射型の撮像素子である。撮像素子3は、第1基板111と、第2基板112と、第3基板113と、第4基板114とを備える。第1基板111、第2基板112、第3基板113および第4基板114は、それぞれ半導体基板等により構成される。第1基板111は、第2基板112に積層され、第2基板112は第3基板113に積層され、第3基板113は第4基板114に積層される。白抜き矢印で示す入射光Lは、Z軸プラス方向へ向かって入射する。また、座標軸に示すように、Z軸に直交する紙面左方向をX軸プラス方向、Z軸およびX軸に直交する紙面手前方向をY軸プラス方向とする。
【0008】
撮像素子3は、さらに、マイクロレンズ層101、カラーフィルタ層102、パッシベーション層103を有する。これらのパッシベーション層103、カラーフィルタ層102及びマイクロレンズ層101は、第1基板111に順次積層されている。マイクロレンズ層101は、複数のマイクロレンズMLを有する。マイクロレンズMLは、入射した光を後述する光電変換部12に集光する。カラーフィルタ層102は、複数のカラーフィルタFを有する。パッシベーション層103は、窒化膜や酸化膜で構成される。
【0009】
第1基板111、第2基板112、第3基板113、および第4基板114は、それぞれゲート電極やゲート絶縁膜が設けられる第1面105a、106a、107a、108aと、第1面とは異なる第2面105b、106b、107b、108bとを有する。また、第1面105a、106a、107a、108aには、それぞれトランジスタ等の各種素子が設けられる。第1基板111の第1面105a、第2基板112の第1面106a、第3基板113の第1面107a、および第4基板114の第1面108aには、それぞれ配線層140、141、144、145が積層して設けられる。また、第2基板112の第2面106bおよび第3基板113の第2面107bには、それぞれ基板間接続層142、143が積層して設けられる。配線層140~配線層145は、導体膜(金属膜)および絶縁膜を含む層であり、それぞれ複数の配線やビアなどが配置される。
【0010】
第1基板111の第1面105aの素子および第2基板112の第1面106aの素子は、配線層140、141を介してバンプや電極等の接続部109により電気的に接続され、同様に第3基板113の第1面107aの素子および第4基板114の第1面108aの素子も、配線層144、145を介してバンプや電極等の接続部109により電気的に接続される。また、第2基板112および第3基板113は、基板の第1面から第2面まで貫通する貫通孔120と、第1面から貫通孔120を介して第2面まで配置されるシリコン貫通電極等の複数の貫通電極110を有する。第2基板112の貫通電極110は、第2基板112の第1面106aおよび第2面106bに設けられた回路を互いに接続し、第3基板113の貫通電極110は、第3基板113の第1面107aおよび第2面107bに設けられた回路を互いに接続する。第2基板112の第2面106bに設けられた回路および第3基板113の第2面107bに設けられた回路は、基板間接続層142、143を介してバンプや電極等の接続部109により電気的に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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