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公開番号2025121909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025066443,2021555358
出願日2025-04-14,2020-03-19
発明の名称パルス送出洗浄システム及び方法
出願人ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B01D 46/04 20060101AFI20250813BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】より少ないメンテナンス、且つより少ない調整を必要とし得るだけでなく製造の容易さを増進し得るバグハウスフィルタのためのパルス送出洗浄システムを提供する。
【解決手段】フィルタシステムは、1つ又は複数のアクチュエータ132をパルス駆動することに応答して加圧空気140を空気源から菅板102方向に提供するために1つ又は複数の出口を画定するアーム128を有する回転アセンブリ126を含む。モータ124は、軸を中心にアーム128を事前設定回転速度で回転させるように固定アセンブリ126及び回転アセンブリ122へ動作可能に結合される。コントローラ120は、パルス間隔及びジョグ間隔に基づきパルス命令を提供するためにモータ124及び1つ又は複数のアクチュエータ132へ動作可能に結合される。パルス間隔及びジョグ間隔は、動作中に再判断され得るアーム128の測定された回転速度に基づき判断され得る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のフィルタバッグと流体連通する複数の穴を画定する菅板を含むとともにそれぞれがパルス命令に応答して加圧空気を放出するように構成された1つ又は複数のアクチュエータをさらに含む固定アセンブリ;
アームの長さに沿って位置決めされた1つ又は複数の出口を画定する前記アームを含む回転アセンブリであって、前記1つ又は複数の出口は前記1つ又は複数のアクチュエータがパルス命令を受信することに応答して加圧空気を空気源から前記菅板方向に提供するように構成される、回転アセンブリ;
前記固定アセンブリと前記アームを軸を中心に事前設定回転速度で回転させるように構成された前記回転アセンブリとへ動作可能に結合されたモータ;及び
前記モータ及び前記1つ又は複数のアクチュエータへ動作可能に結合されたコントローラであって、前記コントローラは、
前記アームの1又は複数回転にわたって一組のパルスを提供するために一組のパルス命令を前記1つ又は複数のアクチュエータへ提供し、
前記一組のパルス命令と後続の一組のパルス命令との間のジョグ間隔を前記アームの測定された回転速度に基づき判断し、
1ジョグ間隔待った後、前記アームの1又は複数の後続回転にわたって後続の一組のパルスを提供するために前記後続の一組のパルス命令を前記1つ又は複数のアクチュエータへ提供するように構成されたプロセッサを含む、コントローラを含むシステム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記プロセッサはさらに、前記1つ又は複数の出口の少なくとも1つが前記菅板内の前記複数の穴のうちの対応穴上にセンタリングされると前記命令のそれぞれを提供するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記プロセッサはさらに、前記アームの1つ又は複数の回転のうちの第1の所定数の回転のそれぞれの後に前記アームの前記測定された回転速度を判断するように構成される、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記プロセッサはさらに、前記アームの1つ又は複数の回転のうちの第2の所定数の回転のそれぞれの後、1ジョグ間隔待つように構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
1つ又は複数の回転のうちの前記第1又は第2の所定数の回転は1回転である、請求項3又は4に記載のシステム。
【請求項6】
前記アームの回転に関係する測定結果を提供するために前記固定アセンブリへ結合される位置センサアセンブリをさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記位置センサアセンブリの第1の部分は前記固定アセンブリへ結合され、前記位置センサアセンブリの第2の部分は前記回転アセンブリへ結合される、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記プロセッサはさらに、前記パルス命令間で1パルス間隔だけ離間された前記後続の一組のパルス命令を提供するように構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記ジョグ間隔は前記パルス間隔より短い、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記菅板の前記複数の穴は放射状スポーク内へ配置され、前記パルス間隔は所定数の放射状スポークを通過する前記アームの回転に対応する、請求項8又は9に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照のためその全体を本明細書に援用する2019年3月19日出願の米国仮特許出願第62/820,394号明細書からの優先権を主張する。
続きを表示(約 2,200 文字)【0002】
本技術は、一般的にはフィルタシステムに関し、具体的にはバグハウスフィルタ(bag house filter)のパルス送出洗浄システムの制御に関する。
【背景技術】
【0003】
集塵器は空気流から粒状物質を洗浄するために使用される。集塵器の一実施形態はバグハウスフィルタを含む。バグハウスフィルタは筐体、汚染空気入口、清浄空気出口、及び複数の開口を有する菅板を含む。菅板は、筐体を汚染空気側と清浄空気側との間で分離し、フィルタバッグ(filter bag)を保持する。バッグ(又はフィルタバッグ)は濾材で作製される。汚染空気が汚染空気側から清浄空気側へ流れると汚染空気はバッグを貫流しなければならなく、そしてフィルタバッグの濾材は粒状物質が清浄空気側へ到達するのを防止する。定期的に、特別に積まれたバッグは濾過の連続動作を実現するためにパルス洗浄される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、一般的には、より少ないメンテナンスを必要とし得、且つより少ない調整を必要とし得るだけでなく製造の容易さを増進し得るバグハウスフィルタのためのパルス送出洗浄システム及び方法に関する。
【0005】
一態様では、本開示は、複数のフィルタバッグと流体連通する複数の穴を画定する菅板を有するとともにそれぞれがパルス命令に応答して加圧空気を放出するように構成された1つ又は複数のアクチュエータをさらに有する固定アセンブリを含むシステムを提供する。本システムはまた、アームの長さに沿って位置決めされた1つ又は複数の出口を画定するアームを有する回転アセンブリを含む。1つ又は複数の出口は、1つ又は複数のアクチュエータがパルス命令を受信することに応答して、空気源から加圧空気を菅板方向に提供するように構成される。本システムはまた、固定アセンブリとアームを軸を中心に事前設定回転速度で回転させるように構成された回転アセンブリとへ動作可能に結合されたモータを含む。本システムはまた、モータ及び1つ又は複数のアクチュエータへ動作可能に結合されたコントローラを含む。コントローラはプロセッサを含み、プロセッサは、アームの1又は複数回転にわたって一組のパルスを提供するために一組のパルス命令を1つ又は複数のアクチュエータへ提供し、一組のパルス命令と後続の一組のパルス命令との間のジョグ(jog)間隔をアームの測定された回転速度に基づき判断し、そして1ジョグ間隔待った後、アームの1又は複数の後続回転にわたって後続の一組のパルスを提供するために後続の一組のパルス命令を1つ又は複数のアクチュエータへ提供するように構成される。
【0006】
別の態様では、本開示は、入力インターフェース、出力インターフェース、メモリ、並びに入力インターフェース、出力インターフェース、及びメモリへ動作可能に結合されたプロセッサを含む装置を提供する。プロセッサは、入力インターフェースを使用することにより位置センサアセンブリからの測定結果に基づきアームの回転速度を判断するように構成される。1つ又は複数の出口を画定するアームは、1つ又は複数のアクチュエータがパルス命令を受信することに応答して加圧空気を放出するように構成される。プロセッサはまた、アームの回転速度に基づきパルス間隔及びジョグ間隔を判断するように構成される。パルス間隔は一組のパルス命令内のパルス命令間の間隔を定義する。ジョグ間隔は一組のパルス命令と後続の一組のパルス命令との間隔を定義する。プロセッサはまた、パルス間隔及びジョグ間隔をメモリへ格納するように構成される。プロセッサはまた、加圧空気の後続の一組のパルスを1つ又は複数の出口を介し放出するために、出力インターフェースを使用することによりパルス間隔及びジョグ間隔に基づき後続の一組のパルス命令を1つ又は複数のアクチュエータへ提供するように構成される。
【0007】
別の態様では、本開示は、軸を中心にアームを回転させることを含む方法を提供する。アームは、アームの長さに沿って位置決めされる1つ又は複数の出口を画定する。1つ又は複数の出口は空気源から加圧空気を菅板方向へ導くように構成される。菅板は、複数のフィルタバッグと流体連通する複数の穴を画定する。本方法はまた、1つ又は複数の出口から加圧空気の一組のパルスをアームの1又は複数回転にわたって放出することを含む。本方法はまた、アームの測定された回転速度に基づき加圧空気の一組のパルスと後続の一組のパルスとの間のジョグ間隔を判断することを含む。本方法はまた、1ジョグ間隔待った後、アームの1又は複数の後続回転にわたって後続の一組のパルスを1つ又は複数の出口から放出することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
パルス送出洗浄システムを利用する集塵器の一例の投影切り欠き図である。
【0009】
パルス送出洗浄システムにより洗浄され得る図1の集塵器に使用され得る菅板の一例の斜視図である。
【0010】
図1の集塵器の概略部分断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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