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公開番号
2025119934
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024015070
出願日
2024-02-02
発明の名称
テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人真菱国際特許事務所
主分類
B41J
3/36 20060101AFI20250807BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】検出対象部の誤検出により印刷位置のずれが生じることを抑制する。
【解決手段】テープ印刷装置は、センサー43によりON信号が出力されると、-X方向および+X方向のいずれか一方向に第1印刷テープT1を第1判定距離送るように送り機構を制御し、第1印刷テープT1が第1判定距離送られた後のセンサー43の出力である送り後出力がON信号であるか否かに応じて、第1印刷テープT1が第1判定距離送られる前に出力されたON信号が、検出位置に第1検出対象部H1が位置していることによる出力であるか否かを判定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の印刷対象物が印刷テープの長さ方向に配置された前記印刷テープを、第1送り方向および前記第1送り方向とは逆方向の第2送り方向に送る送り機構と、
前記第1送り方向に送られていく前記印刷テープの前記印刷対象物に印刷を行う印刷ヘッドと、
検出位置が前記印刷ヘッドの印刷位置よりも前記第1送り方向に位置し、前記印刷テープの先端が前記検出位置よりも前記第2送り方向に位置しているとき、および前記印刷テープの第1領域が前記検出位置に位置しているときに第1検出値を出力し、前記印刷テープの前記第1領域以外の領域である第2領域が前記検出位置に位置しているときに第2検出値を出力する検出部と、
制御部と、を備え、
前記印刷テープには、それぞれの前記印刷対象物に対応して設けられ、前記第1領域として機能する検出対象部が複数設けられ、
前記制御部は、
前記検出部により前記第1検出値が出力されると、前記第1送り方向および前記第2送り方向のいずれか一方向に前記印刷テープを第1距離送るように前記送り機構を制御し、前記印刷テープが前記第1距離送られた後の前記検出部の出力である送り後出力が前記第1検出値であるか否かに応じて、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力であるか否かを判定する出力判定を行うことを特徴とするテープ印刷装置。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記制御部は、印刷開始命令の取得後、前記一方向として前記第2送り方向に前記印刷テープを送るように前記送り機構を制御し、前記出力判定において、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力であると判定した場合、前記印刷対象物の印刷開始位置を前記印刷ヘッドの印刷位置に合わせる頭出しを行うように前記送り機構を制御することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項3】
前記検出部は、光センサーであり、
前記印刷テープには、前記検出対象部と前記検出対象部との間に位置して、前記第1送り方向において前記検出対象部の長さより短い長さを有し、前記第1領域として機能する透光領域が1以上設けられ、
前記第1距離は、前記第1送り方向において、1以上の前記透光領域のいずれの前記透光領域の長さより長く、前記検出対象部の長さより短く、前記第1領域と前記第1領域との間の長さより短いものであり、
前記制御部は、前記送り後出力が前記第1検出値である場合、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力であると判定し、
前記制御部は、前記送り後出力が前記第1検出値ではない場合、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力ではないと判定することを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷装置。
【請求項4】
前記検出部は、光センサーであり、
前記印刷テープには、前記印刷対象物に形成された前記検出対象部が設けられ、
前記第1距離は、前記第1送り方向において、前記検出対象部の長さより長く、前記印刷テープの先端から、複数の前記検出対象部のうち最も前記第1送り方向に設けられた前記検出対象部の前記第2送り方向における端部までの長さより短いものであり、
前記制御部は、前記送り後出力が前記第1検出値ではない場合、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力であると判定し、
前記制御部は、前記送り後出力が前記第1検出値である場合、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力ではないと判定することを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷装置。
【請求項5】
前記印刷テープの種別を取得する取得部と、
前記印刷テープの種別と、前記第1距離と、を対応付けたテーブルを記憶する記憶部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記テーブルを参照し、前記取得部により取得された前記印刷テープの種別に対応する前記第1距離に基づいて、前記出力判定を行うことを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項6】
前記印刷テープの種別を取得する取得部と、
前記印刷テープの種別と、前記送り後出力が前記第1検出値である場合に、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力であると判定するか、前記送り後出力が前記第1検出値ではない場合に、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力であると判定するか、の判定アルゴリズムと、を対応付けたテーブルを記憶する記憶部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記テーブルを参照し、前記取得部により取得された前記印刷テープの種別に対応する前記判定アルゴリズムに基づいて、前記出力判定を行うことを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項7】
前記印刷テープの種別を検出するテープ種別検出部をさらに備え、
前記取得部は、前記テープ種別検出部により検出された前記印刷テープの種別を取得することを特徴とする請求項5または6に記載のテープ印刷装置。
【請求項8】
前記印刷テープの種別を入力する入力部をさらに備え、
前記取得部は、前記入力部により入力された前記印刷テープの種別を取得することを特徴とする請求項5または6に記載のテープ印刷装置。
【請求項9】
複数の印刷対象物が印刷テープの長さ方向に配置された前記印刷テープを、第1送り方向および前記第1送り方向とは逆方向の第2送り方向に送る送り機構と、
前記第1送り方向に送られていく前記印刷テープの前記印刷対象物に印刷を行う印刷ヘッドと、
検出位置が前記印刷ヘッドの印刷位置よりも前記第1送り方向に位置し、前記印刷テープの先端が前記検出位置よりも前記第2送り方向に位置しているとき、および前記印刷テープの第1領域が前記検出位置に位置しているときに第1検出値を出力し、前記印刷テープの前記第1領域以外の領域である第2領域が前記検出位置に位置しているときに第2検出値を出力する検出部と、を備えたテープ印刷装置の制御方法であって、
前記印刷テープには、それぞれの前記印刷対象物に対応して設けられ、前記第1領域として機能する検出対象部が複数設けられ、
前記テープ印刷装置が、
前記検出部により前記第1検出値が出力されると、前記第1送り方向および前記第2送り方向のいずれか一方向に前記印刷テープを第1距離送るように前記送り機構を制御し、前記印刷テープが前記第1距離送られた後の前記検出部の出力である送り後出力が前記第1検出値であるか否かに応じて、前記印刷テープが前記第1距離送られる前に出力された前記第1検出値が、前記検出位置に前記検出対象部が位置していることによる出力であるか否かを判定することを特徴とするテープ印刷装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、複数のラベルと、それぞれのラベルに対応した切り欠き部と、が設けられた印刷テープを送りながら、ラベルに対して印刷を行う印刷装置が知られている。この種の印刷装置では、光センサーにより切り欠き部を検出し、例えば光センサーが透過型光センサーである場合、光センサーが透過信号を出力すると、光センサーの検出位置に切り欠き部が位置していると判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-069579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷テープには、多種多様なものがあり、なかには切り欠き部以外に透光領域を有するものがある。このような特殊な印刷テープが用いられた場合、光センサーは、光センサーの検出位置に透光領域が位置している場合も、検出位置に切り欠き部が位置している場合と同様に透過信号を出力する。このため、従来の印刷装置は、透光領域を誤って切り欠き部として認識することがあり、その場合、印刷位置のずれが生じてしまうといった課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のテープ印刷装置は、複数の印刷対象物が印刷テープの長さ方向に配置された印刷テープを、第1送り方向および第1送り方向とは逆方向の第2送り方向に送る送り機構と、第1送り方向に送られていく印刷テープの印刷対象物に印刷を行う印刷ヘッドと、検出位置が印刷ヘッドの印刷位置よりも第1送り方向に位置し、印刷テープの先端が検出位置よりも第2送り方向に位置しているとき、および印刷テープの第1領域が検出位置に位置しているときに第1検出値を出力し、印刷テープの第1領域以外の領域である第2領域が検出位置に位置しているときに第2検出値を出力する検出部と、制御部と、を備え、印刷テープには、それぞれの印刷対象物に対応して設けられ、第1領域として機能する検出対象部が複数設けられ、制御部は、検出部により第1検出値が出力されると、第1送り方向および第2送り方向のいずれか一方向に印刷テープを第1距離送るように送り機構を制御し、印刷テープが第1距離送られた後の検出部の出力である送り後出力が第1検出値であるか否かに応じて、印刷テープが第1距離送られる前に出力された第1検出値が、検出位置に検出対象部が位置していることによる出力であるか否かを判定する出力判定を行う。
【0006】
本発明のテープ印刷装置の制御方法は、複数の印刷対象物が印刷テープの長さ方向に配置された印刷テープを、第1送り方向および第1送り方向とは逆方向の第2送り方向に送る送り機構と、第1送り方向に送られていく印刷テープの印刷対象物に印刷を行う印刷ヘッドと、検出位置が印刷ヘッドの印刷位置よりも第1送り方向に位置し、印刷テープの先端が検出位置よりも第2送り方向に位置しているとき、および印刷テープの第1領域が検出位置に位置しているときに第1検出値を出力し、印刷テープの第1領域以外の領域である第2領域が検出位置に位置しているときに第2検出値を出力する検出部と、を備えたテープ印刷装置の制御方法であって、印刷テープには、それぞれの印刷対象物に対応して設けられ、第1領域として機能する検出対象部が複数設けられ、テープ印刷装置が、検出部により第1検出値が出力されると、第1送り方向および第2送り方向のいずれか一方向に印刷テープを第1距離送るように送り機構を制御し、印刷テープが第1距離送られた後の検出部の出力である送り後出力が第1検出値であるか否かに応じて、印刷テープが第1距離送られる前に出力された第1検出値が、検出位置に検出対象部が位置していることによる出力であるか否かを判定する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
テープ印刷装置およびテープカートリッジの外観図である。
印刷ヘッド、センサーおよびカッターの配置を示す図である。
第1印刷テープの一例を示す図である。
第1印刷テープの先端が切断位置に位置している状態を示す図である。
第1印刷テープに設けられた第1検出対象部の+X方向における端部が検出位置に位置している状態を示す図である。
テープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
第1頭出し処理を示すフローチャートである。
第2頭出し処理を示すフローチャートである。
第2印刷テープの一例を示す図である。
第2印刷テープの先端が切断位置に位置している状態を示す図である。
第2印刷テープに設けられた第2検出対象部の+X方向における端部が検出位置に位置している状態を示す図である。
第3頭出し処理を示すフローチャートである。
変形例1に係る第2印刷テープの先端が切断位置に位置している状態を示す図である。
変形例1に係る印刷処理を示すフローチャートである。
変形例2に係るテープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
変形例2に係るテーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面を参照して、テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法について説明する。なお、一部の図面では、XYZ直交座標系による方向を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
【0009】
[第1実施形態]
図1は、テープ印刷装置1およびテープカートリッジCの外観図である。テープ印刷装置1は、テープ長さ方向に複数の印刷対象物が配置された印刷テープTを送りながら、印刷対象物に印刷を行うものである。本実施形態に係る印刷対象物は、熱が加えられると収縮して取付対象物に固着されるヒートシュリンクチューブ53(以下、「HST53」と言う,図3参照)である。ユーザーは、印刷済みのHST53をケーブルやコードなどの取付対象物に被せた後、ドライヤー等で熱を加えることで、HST53を取付対象物に固着させる。以下、複数のHST53が配置された印刷テープTを、「第1印刷テープT1」と言う。
【0010】
テープ印刷装置1は、装置ケース3と、装着部カバー5と、を備えている。装置ケース3の+Z方向の面には、操作キー群21と、ディスプレー22と、カートリッジ装着部23と、が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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