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公開番号2025115450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024009908
出願日2024-01-26
発明の名称プロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03B 21/14 20060101AFI20250731BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】光利用効率を高めること。
【解決手段】プロジェクター100は、第1波長帯の第1光L1を射出する第1光源71aから射出された第1光L1が入射する第1導光素子71bと、第1導光素子71bから射出された第1光L1を画像情報に基づいて変調し第1波長帯の画像光MLrを生成する第1光変調素子81bと、第1光変調素子81bにより変調された光を投射する投射光学系51と、を備え、第1導光素子71bは、第1光L1を反射する内面76iを有し、内面76iは、内面76iを構成する面S1,S2,S3,S4の中で最も面積の大きい第1面S1を含み、第1面S1の第1偏光成分PC1に対する反射率は、第1面S1の第2偏光成分PC2に対する反射率より高く、第1光変調素子81bは、第1偏光成分PC1を変調することにより画像光MLrを生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1波長帯を含む第1光を射出する第1光源と、
前記第1光源から射出された前記第1光が入射する第1入射端と前記第1光を射出する第1射出端とを有する第1導光素子と、
前記第1導光素子から射出された前記第1光を画像情報に基づいて変調し前記第1波長帯を含む第1画像光を生成する第1光変調素子と、
前記第1光変調素子により変調された光を投射する投射光学系と、を備え、
前記第1光源から射出される前記第1光は、第1偏光成分と第2偏光成分とを含み、
前記第1導光素子は、前記第1光を反射する内面を有し、
前記内面は、前記内面を構成する面の中で最も面積の大きい第1面を含み、
前記第1面の前記第1偏光成分に対する反射率は、前記第1面の前記第2偏光成分に対する反射率より高く、
前記第1光変調素子は、前記第1偏光成分を変調することにより前記第1画像光を生成する、
プロジェクター。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第1導光素子と前記第1光変調素子との間に配置され、第1偏光成分の光を透過し、第2偏光成分の光を減衰させる第1偏光素子を備えるプロジェクター。
【請求項3】
請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第1導光素子の光軸と直交する断面形状は、矩形状である、プロジェクター。
【請求項4】
請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第1導光素子の光入射側の開口は、前記第1面に含まれる第1辺と、前記第1辺に接続される第2辺と、前記第1辺に平行であり前記第2辺に接続される第3辺と、前記第2辺に平行であり前記第1辺および前記3辺に接続される第4辺と、を有し、
前記第3辺を含む第3面の面積は前記第1面の面積と等しく、
前記第3面の前記第1偏光成分に対する反射率は、前記第3面の前記第2偏光成分に対する反射率より高い、プロジェクター。
【請求項5】
請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第1偏光成分は、前記第1面に対するS偏光成分である、プロジェクター。
【請求項6】
請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第1導光素子の前記内面は、前記第1光を反射する反射膜を有し、
前記反射膜は、誘電体多層膜である、プロジェクター。
【請求項7】
請求項6に記載のプロジェクターであって、
前記第1光は、赤色光であり、
前記誘電体多層膜の0度で入射する前記第1光に対する反射率の半値波長は、590-920nmである、プロジェクター。
【請求項8】
請求項6に記載のプロジェクターであって、
前記第1光は、緑色光であり、
前記誘電体多層膜の0度で入射する前記第1光に対する反射率の半値波長は、470-780nmである、プロジェクター。
【請求項9】
請求項6に記載のプロジェクターであって、
前記第1光は青色光であり、
前記誘電体多層膜の0度で入射する前記第1光に対する反射率の半値波長は、430-690nmである、プロジェクター。
【請求項10】
請求項6に記載のプロジェクターであって、
前記誘電体多層膜は、高屈折材の層と低屈折材の層とを交互に積層し最外層が低屈折材で形成され、
前記誘電体多層膜の層数は、20以上60以下である、プロジェクター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光源を備える光変調型のプロジェクターに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
プロジェクターとして、光を射出するLEDと、LEDから射出された光を明るさが均一となるように出射端から射出するブロックと、ブロックから射出された光の光源像を投射レンズの入射瞳位置に結像させるコンデンサーレンズと、画像光を生成する光変調素子と、投射レンズと、を備えるものが公知となっている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-180962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のプロジェクターでは、光源としてLEDを用いているため、射出される光が直線偏光ではない。従って、液晶パネルを利用する際には、パネルに入射するまでに偏光成分を整える必要があり、多くの光がロスとなり、光利用効率が悪いという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面におけるプロジェクターは、第1波長帯の第1光を射出する第1光源と、第1光源から射出された第1光が入射する第1入射端と第1光を射出する第1射出端とを有する第1導光素子と、第1導光素子から射出された第1光を画像情報に基づいて変調し第1波長帯の画像光を生成する第1光変調素子と、光変調素子により変調された光を投射する投射光学系と、を備え、第1光源から射出される第1光は、第1偏光成分と第2偏光成分とを含み、第1導光素子は、第1光を反射する内面を有し、内面は、内面を構成する面の中で最も面積の大きい第1面を含み、第1面の第1偏光成分に対する反射率は、第1面の第2偏光成分に対する反射率より高く、第1光変調素子は、第1偏光成分を変調することにより画像光を生成する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態のプロジェクターを説明する概念的な平面図である。
第1導光素子の内部を示す斜視図である。
第1導光素子の内部を示す正面図、平面断面図および側面断面図である。
光源装置の特性や反射膜の反射特性について説明するチャートである。
反射膜の反射率の入射角依存性を説明するチャートである。
白色光用の反射膜の反射率の入射角依存性を示す。
赤色光すなわち第1光用の反射膜の反射率の入射角依存性を示す。
緑色光すなわち第2光用の反射膜の反射率の入射角依存性を示す。
青色光すなわち第3光用の反射膜の反射率の入射角依存性を示す。
図2に示す第1導光素子等の変形例について説明する正面図である。
図1に示すプロジェクターの変形例について説明する平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態であるカラー画像投影用のプロジェクターについて説明する。
【0008】
図1は、実施形態のプロジェクター100を説明する概念的な平面図である。図1において、X、YおよびZは、直交座標系である。
【0009】
図示のプロジェクター100は、照明装置20と、光変調装置30と、光合成素子41と、投射光学系51と、駆動回路61を備える。照明装置20は、第1光源装置21と第2光源装置22と第3光源装置23とを含み、光変調装置30は、第1光変調器31と第2光変調器32と第3光変調器33とを含む。
【0010】
照明装置20において、第1光源装置21は、均一化された第1光L1、具体的には均一化された赤色光を光変調装置30に供給する。第1光源装置21は、第1波長帯の第1光L1を射出する第1光源71aと、第1光源71aから射出された第1光L1を反射しつつ導光する第1導光素子71bと、第1導光素子71bから射出された第1光L1の発散状態を調整する平行化レンズ71cとを有する。第1導光素子71bの第1入射端I1には、不図示の接続部材を介して第1光源71aが固定され、第1射出端E1には、不図示の接続部材を介して平行化レンズ71cが固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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