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公開番号
2025117741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012623
出願日
2024-01-31
発明の名称
虚像表示装置及び光学ユニット
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20250805BHJP(光学)
要約
【課題】解像度を確保しつつ、映像素子と眼との間に配置される結像光学系の厚みを薄くすること。
【解決手段】虚像表示装置100A,100Bは、外界からの順で、例えば右円偏光c1の映像光を射出する画素領域A1を有し、外界光OLを部分的に透過させる表示器10a,10bと、表示器10a,10b側が平面であり、パワーを有する半透過型の反射光学面R1を内部に有する第1光学部材21と、第1光学部材21を通過した映像光MLの偏光状態を直線偏光である垂直偏光q1に変換する1/4波長板である波長板23と、波長板23を通過した映像光MLを反射する偏光反射層R2を含む第2光学部材22とを備え、表示器10a,10bと第1光学部材21と波長板23と第2光学部材22とを組み合わせた結像光学系ISは、表示器10a,10bの光透過領域A2を通過した外界光OLの偏光成分である左円偏光c2に対して実質的にパワーを有しない。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外界からの順で、
円偏光の映像光を射出する画素領域を有し、外界光を部分的に透過させる表示器と、
前記表示器側が平面であり、パワーを有する半透過型の反射光学面を内部に有する第1光学部材と、
前記第1光学部材を通過した前記映像光の偏光状態を直線偏光又は円偏光に変換する波長板と、
前記波長板を通過した前記映像光を反射する偏光反射層を含む第2光学部材と、
を備え、
前記表示器と前記第1光学部材と前記波長板と前記第2光学部材とを組み合わせた結像光学系は、前記表示器の光透過領域を通過した外界光の偏光成分に対して実質的にパワーを有しない、
虚像表示装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記第1光学部材から前記第2光学部材までの結像光学系の厚みが7mm以下である、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項3】
前記反射光学面は、連続的な曲面であり、
前記第1光学部材は、前記反射光学面を挟んで接合される第1レンズ要素と第2レンズ要素とを有する、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項4】
前記反射光学面は、フレネル光学面であり、
前記第1光学部材は、前記反射光学面を挟んで接合される第1レンズ要素と第2レンズ要素とを有する、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項5】
前記偏光反射層は、連続的な曲面であり、
前記第1光学部材は、前記偏光反射層を挟んで接合される第3レンズ要素と第4レンズ要素とを有する、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項6】
前記波長板は、1/4波長板であり、
前記偏光反射層は、反射型の偏光子である、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項7】
前記波長板は、1/2波長板であり、
前記偏光反射層は、コレステリック液晶層である、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項8】
前記コレステリック液晶層は、平面上に形成されている、
請求項7に記載の虚像表示装置。
【請求項9】
前記コレステリック液晶層は、液晶材料を安定化させることによって形成されている、
請求項7に記載の虚像表示装置。
【請求項10】
前記表示器は、前記外界光の透過を妨げる前記画素領域と、前記外界光に対して光透過性を有する前記光透過領域とを個別に有する、
請求項1に記載の虚像表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、虚像の観察を可能にする虚像表示装置及び光学ユニットに関し、特に外界像を視認可能にするシースルー型の虚像表示装置等に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
虚像表示装置として、画像を表示する映像素子と、映像光の取出し位置に配置される第1光学部と、第1光学部よりも映像素子側に配置される第2光学部と、第1光学部と第2光学部との接合部に形成されるフレネル型のハーフミラーと、第1光学部の光射出側に設けられ光の偏光状態に応じて透過または反射を選択的に行う透過反射選択部材とを備えるものが公知となっている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-24246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記装置では、シースルーの歪みをなくすことができるが、映像素子と眼との間に配置される結像光学系の厚みを薄くしようとすると、フレネル型のハーフミラーだけでは、パワーが不足し、高い解像度が得られず、画角の周辺で色ムラ等が発生しやすくなるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面における虚像表示装置及び光学ユニットは、外界からの順で、円偏光の映像光を射出する画素領域を有し、外界光を部分的に透過させる表示器と、表示器側が平面であり、パワーを有する半透過型の反射光学面を内部に有する第1光学部材と、第1光学部材を通過した映像光の偏光状態を直線偏光又は円偏光に変換する波長板と、波長板を通過した映像光を反射する偏光反射層を含む第2光学部材とを備え、表示器と第1光学部材と波長板と第2光学部材とを組み合わせた結像光学系は、表示器の光透過領域を通過した外界光の偏光成分に対して実質的にパワーを有しない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の虚像表示装置の装着状態を説明する外観斜視図である。
表示光学系の光学的構造を説明する概念的な側面図である。
第1表示器の具体的な構造の一例を説明する部分拡大側面図である。
第1表示器の具体的な構造の一例を説明する部分拡大裏面図である。
図2に示す装置の第1表示器に関する変形例を説明する図である。
図2に示す装置における映像光等の偏光状態を説明する概念図である。
図3Cに示す変形例における偏光状態を説明する概念図である。
別の変形例における偏光状態を説明する概念図である。
第2実施形態の虚像表示装置の光学的構造を説明する図である。
第1表示光学系の中央の部分拡大図である。
第3実施形態の虚像表示装置の光学的構造を説明する概念的な側面図である。
図8に示す装置における映像光等の偏光状態を説明する概念図である。
図8に示す虚像表示装置の変形例を説明する図である。
第4実施形態の虚像表示装置の光学的構造を説明する概念的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
〔第1実施形態〕
以下、図1~4を参照して、本発明に係る虚像表示装置等の第1実施形態について説明する。
【0008】
図1は、頭部装着型虚像表示装置(以下、ヘッドマウントディスプレイ又はHMDとも称する。)200の装着状態を説明する図であり、HMD200は、これを装着する観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、HMD200を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
【0009】
HMD200は、右眼用であって直接虚像型の第1虚像表示装置100Aと、左眼用であって直接虚像型の第2虚像表示装置100Bと、これらの虚像表示装置100A,100Bを支持するテンプル状の一対の支持装置100Cと、情報端末であるユーザー端末90とを備える。第1虚像表示装置100Aは、単独でHMDとして機能し、上部に配置される第1表示駆動部102aと、メガネレンズ状で眼前を覆う第1コンバイナー103aとで構成される。第2虚像表示装置100Bも同様に、単独でHMDとして機能し、上部に配置される第2表示駆動部102bと、メガネレンズ状で眼前を覆う第2コンバイナー103bとで構成される。支持装置100Cは、装着者USの頭部に装着される装着部材であり、外観上一体化されている表示駆動部102a,102bを介して一対のコンバイナー103a,103bの上端を支持している。第1虚像表示装置100Aと第2虚像表示装置100Bとは、光学的に同一又は左右反転させたものであり、第2虚像表示装置100Bについては、詳細な説明を省略する。
【0010】
図2は、第1虚像表示装置100Aの内部構造を説明する側方断面図である。第1虚像表示装置100Aは、第1表示器10aと第1表示光学系20aと第1回路部材80aとを備える。これらのうち、第1表示器10aは、円偏光の映像光MLを射出する。第1表示光学系20aは、中間像を形成することなく直接的に虚像を形成する結像光学系ISである。第1表示光学系20aつまり結像光学系ISは、パワーを有する反射光学面R1を内部に有する第1光学部材21と、映像光MLの偏光状態を直線偏光又は円偏光に変換する波長板23と、偏光反射層R2を含む第2光学部材22とを有する。つまり、第1虚像表示装置100Aは、光学的要素として、外界からの順で、第1表示器10aと、第1光学部材21と、波長板23と、第2光学部材22とを備える。以下で詳述するが、結像光学系ISは、表示器10a,10bの光透過領域A2(図3(A)参照)を通過した外界光OLの偏光成分である左円偏光c2に対して実質的にパワーを有しない。ここで、結像光学系ISが外界光OLの特定偏光成分に対して実質的にパワーを有しないとは、外界光OLの特定偏光成分に関するパワーが、映像光MLに関するパワーよりも小さいことを意味し、より具体的には、結像光学系ISの外界光OLの特定偏光成分に関する焦点距離が例えば1~2m程度以上で無限遠以下であることを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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