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公開番号2025118949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025083799,2021028809
出願日2025-05-20,2021-02-25
発明の名称撮像装置、その制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/70 20230101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 光源に依らず画像におけるフリッカーに起因するムラを低減すること
【解決手段】 検出されたフリッカーの光量変化周波数の逆数に基づく第1のシャッター速度を決定する決定手段と、フリッカーの影響を低減して被写体を撮像する際の候補として第2のシャッター速度を選択する選択手段と、を有し、決定手段は、撮像装置において事前に第3のシャッター速度が設定されている場合に、検出されたフリッカーの光量変化周波数の逆数となるシャッター速度の整数倍となるシャッター速度のうち、他のシャッター速度よりも第3のシャッター速度に近いシャッター速度を第1のシャッター速度とし、選択手段は、撮像装置が設定可能なシャッター速度のうち、第1のシャッター速度に対する差異が他のシャッター速度よりも小さいシャッター速度を第2のシャッター速度として選択することを特徴とする構成とした。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
撮像素子を備えた撮像装置であって、
被写体の光量の周期的な変化であるフリッカーを検出するフリッカー検出手段と、
前記フリッカー検出手段によって検出されたフリッカーの光量変化周波数に基づいて、
当該検出されたフリッカーの光量変化周波数の逆数に基づく第1のシャッター速度を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定されたシャッター速度に基づいて、フリッカーの影響を低減して被写体を撮像する際の候補として第2のシャッター速度を選択する選択手段と、
を有し、
前記決定手段は、前記撮像装置において事前に第3のシャッター速度が設定されている場合に、前記フリッカー検出手段により検出されたフリッカーの光量変化周波数の逆数となるシャッター速度の整数倍となるシャッター速度のうち、他のシャッター速度よりも前記第3のシャッター速度に近いシャッター速度を前記第1のシャッター速度とし、
前記選択手段は、前記撮像装置が設定可能なシャッター速度のうち、前記第1のシャッター速度に対する差異が他のシャッター速度よりも小さいシャッター速度を前記第2のシャッター速度として選択することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
少なくとも、前記第2のシャッター速度に関する情報を報知できる報知手段を有し、
前記報知手段は、前記第3のシャッター速度と前記第2のシャッター速度とが異なる場合に、前記第2のシャッター速度への変更の有無に関する情報を報知することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記報知手段は、前記第3のシャッター速度に関する情報を報知することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記報知手段は、前記フリッカー検出手段によって検出されたフリッカーの光量変化周波数に関する情報を報知できることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記報知手段は、前記撮像装置が設定可能なシャッター速度のうち、前記第2のシャッター速度の他に、前記フリッカー検出手段により検出されたフリッカーの光量変化周波数の逆数となるシャッター速度の整数倍となるシャッター速度に対応した、複数のシャッター速度の候補への変更の有無に関する情報を報知できることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記報知手段は、表示装置であって、当該表示装置に報知画面を表示することで、ユーザーへの種々の報知が可能であることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記表示装置は、前記撮像素子を用いて得られた被写体の撮影画像に基づくライブビュー表示が可能であって、前記ライブビュー表示中に表示される所定のアイコンに前記フリッカー検出手段の検出結果を表示できることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記表示手段は、前記所定のアイコンに対するユーザーの押下げ操作に応じて、前記報知画面を表示することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
シャッター速度の変更を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、前記報知手段により報知されているシャッター速度のうち、前記撮像装置のシャッター速度を、ユーザーにより変更が指示されたシャッター速度に変更することを特徴とする請求項2乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記報知手段は、前記フリッカー検出手段により所定のレベル以上のフリッカーが検出されていない場合に、フリッカーが検出されない旨の情報を報知することを特徴とする請求項2乃至9の何れか1項に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置その制御方法およびプログラムに関し、特に、被写体の周期的な光量変化(フリッカーと称す)に係る特性を算出する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラや携帯電話などの撮像装置が備える撮像素子の高感度化が進んでいる。そのため、日中の屋外に対して、室内のような比較的暗い環境下においても、シャッター速度を高速(露光時間を短く)設定して被写体を撮像することで、被写体のブレを抑えた明るい画像を取得することが可能になってきている。
【0003】
また、室内光源として普及している蛍光灯は、商用電源周波数の影響により、被写体像の光量が周期的に変化する現象であるフリッカーが生じることが知られて売る。このようなフリッカーが生じる光源下でシャッター速度を高速に設定して被写体を撮像すると、1つの画像(画面)内で露出ムラや色ムラが発生する、あるいは、連続撮影により得られた複数の画像間で露出や色温度のばらつきが発生する虞がある。
【0004】
特許文献1では、50Hzと60Hzの二つの商用電源周波数に起因する周波数のフリッカー(100Hzと120Hz)の最小公倍数となるレートで連続的に取得した複数の画像に基づいてフリッカーを検出する技術について提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-220763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、近年は光源として発光ダイオード(LIGHT EMITTING DIODE:LED)の採用が増えている。LEDは、蛍光灯とは電流の供給方法が異なり、整流回路で駆動電流を制御している。そのため、商用電源の周波数とは異なる周期・異なる波形で光量が変化する。したがって、LEDの光源下においても、蛍光灯光源下と同様にフリッカーは発生するが、フリッカーの光量変化周波数が蛍光灯などの光源下とは異なる。
【0007】
特許文献1では、蛍光灯などの光源下においてフリッカーを検出しつつ、撮像装置において自動的にフリッカー影響を低減した撮像を実行する点については開示されているが、LED光源下で発生するフリッカーへの対応については言及していない。
【0008】
本発明の目的は、光源に依らずフリッカーの影響を低減した撮像を実行することで、画像におけるフリッカーに起因するムラを低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像素子を備えた撮像装置であって、被写体の光量の周期的な変化であるフリッカーを検出するフリッカー検出手段と、前記フリッカー検出手段によって検出されたフリッカーの光量変化周波数に基づいて、当該検出されたフリッカーの光量変化周波数の逆数に基づく第1のシャッター速度を決定する決定手段と、前記決定手段により決定されたシャッター速度に基づいて、フリッカーの影響を低減して被写体を撮像する際の候補として第2のシャッター速度を選択する選択手段と、を有し、前記決定手段は、前記撮像装置において事前に第3のシャッター速度が設定されている場合に、前記フリッカー検出手段により検出されたフリッカーの光量変化周波数の逆数となるシャッター速度の整数倍となるシャッター速度のうち、他のシャッター速度よりも前記第3のシャッター速度に近いシャッター速度を前記第1のシャッター速度とし、前記選択手段は、前記撮像装置が設定可能なシャッター速度のうち、前記第1のシャッター速度に対する差異が他のシャッター速度よりも小さいシャッター速度を前記第2のシャッター速度として選択することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、光源に依らず画像におけるフリッカーに起因するムラを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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