TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025118351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013622
出願日2024-01-31
発明の名称生産設備の管理システム
出願人株式会社牧野フライス製作所
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250805BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の装置を含む生産設備の管理システムにおいて、オペレータの勤務シフトが変更された場合に生産計画を再度生成可能とすること。
【解決手段】生産設備100における生産計画を生成するための管理システム10が、生産設備に係る生産設備情報を記憶する生産設備情報記憶部16と、生産設備で勤務するオペレータの勤務シフトを記憶する勤務シフト記憶部30と、ワークの種類、生産数および納期を含むオーダー情報を記憶するオーダー記憶部14と、オーダー記憶部および勤務シフト記憶部に入力を行う入力部12と、生産設備情報、オーダー、勤務シフトに基づいて生産計画を生成し、生成された生産計画の完了時を納期と照合する生産計画生成部34と、生成された生産計画と納期とを照合した照合結果とを記憶する生産計画記憶部36と、生成された生産計画と、納期と照合した照合結果と、勤務シフトとを表示する表示部32とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
工作機械、搬送装置、段取り装置を含む生産設備における生産計画を生成するための管理システムにおいて、
前記生産設備に係る生産設備情報を記憶する生産設備情報記憶部と、
前記生産設備で勤務するオペレータの勤務シフトを記憶する勤務シフト記憶部と、
ワークの種類、生産数および納期を含むオーダーを記憶するオーダー記憶部と、
前記オーダー記憶部に対して前記オーダーに係る入力を行い、前記勤務シフト記憶部に前記勤務シフトに係る入力を行う入力部と、
少なくとも前記生産設備情報、前記オーダー、前記勤務シフトに基づいて生産計画を生成し、前記生成された生産計画の完了時点を前記納期と照合する生産計画生成部と、
前記生成された生産計画と、前記納期と照合した照合結果とを記憶する生産計画記憶部と、
前記生成された生産計画と、前記納期と照合した照合結果と、前記勤務シフトとを表示する表示部と、
を含み、
前記生産計画生成部は、前記勤務シフトの変更が入力された場合には再度生産計画の生成を実行することを特徴とする管理システム。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
生産設備情報記憶部は、前記工作機械の稼働状態を含む工作機械情報、搬送装置の搬送能力および稼働状態を含む搬送装置情報、段取り装置の稼働状態を含む段取り装置情報、生産設備が保有するパレットが取付けることのできるワークの種類を含むパレット情報、前記ワークの種類別に加工プログラム番号、段取り時間、加工時間、加工可能な工作機械および段取り可能な段取り装置を含むワーク情報、オペレータの勤務シフトパターンを含む勤務シフトパターン情報とを記憶し、生産計画生成部はこれらの情報に基づいて生産計画を生成する請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
生成された生産計画と勤務シフトとを、表示部に同時に表示するようにした請求項1に記載の管理システム。
【請求項4】
生成された生産計画と勤務シフトは、表示部の生産計画表示領域と勤務シフト表示領域に、同時かつ互いに重なり合わないよう表示される請求項3に記載の管理システム。
【請求項5】
前記生産計画生成部が生産計画を生成しているときに、新たな別のオーダーに係る入力がオーダー記憶部になされたときに、該新たな別のオーダーに係る入力を保留して、スピーカー、表示部および/または端末を介して生産管理者へ、該新たな別のオーダーに係る入力があったことを報知する報知部を更に備える請求項1に記載の管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械、搬送装置、段取り装置を含む生産設備における生産計画を生成するための管理システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、オーダーを受付け、製造ラインの負荷状況を考慮して生産計画を生成する生産管理方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2011/121703号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の生産管理方法では、オーダー対象の製品、オーダー数、希望納期および製造期間を含む製造条件を入力し、生産計画記憶部に記憶された生産計画と、製造資源情報記憶部に記憶された製造資源情報とに基づいて、製造期間に含まれる各日の製造ラインの負荷の差が小さくなるようにオーダーの各日への割り当てを行うようにしているが、オペレータの勤務シフトに関連させて生産計画を生成していないので、例えば、勤務シフトが変更された場合に適切な生産計画を生成することができない問題がある。
【0005】
本発明は、こうした従来技術の問題を解決することを技術課題としており、オペレータの勤務シフトを考慮して生産計画を生成して、勤務シフトが変更された場合に生産計画を再度生成可能とすることによって、生産計画の決定に係る生産管理者の業務効率を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、本発明によれば、工作機械、搬送装置、段取り装置を含む生産設備における生産計画を生成するための管理システムにおいて、前記生産設備に係る生産設備情報を記憶する生産設備情報記憶部と、前記生産設備で勤務するオペレータの勤務シフトを記憶する勤務シフト記憶部と、ワークの種類、生産数および納期を含むオーダーを記憶するオーダー記憶部と、前記オーダー記憶部に対して前記オーダーに係る入力を行い、前記勤務シフト記憶部に前記勤務シフトに係る入力を行う入力部と、少なくとも前記生産設備情報、前記オーダー、前記勤務シフトに基づいて生産計画を生成し、前記生成された生産計画の完了時点を前記納期と照合する生産計画生成部と、前記生成された生産計画と、前記納期と照合した照合結果とを記憶する生産計画記憶部と、前記生成された生産計画と、前記納期と照合した照合結果と、前記勤務シフトとを表示する表示部とを含み、
前記生産計画生成部は、前記勤務シフトの変更が入力された場合には再度生産計画の生成を実行するようにした管理システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、生成した生産計画と納期とを照合した照合結果と、勤務シフトとを表示し、勤務シフトを変更したときに、再度生産計画の生成を行うようにしたので、納期が達成できない場合に、納期を達成するため、不足しているオペレータの勤務シフトを増やすことができる。また、本発明によれば、納期が達成できる場合に、個々のオペレータの負担を低減したり、或いは、人件費削減のために余剰の勤務シフトを削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の管理システムの好ましい実施形態を示すブロック図である。
図1の管理システムを適用する生産設備の一例を示す略図である。
オーダー情報の一例を示す図である。
工作機械情報の一例を示す図である。
段取り装置情報の一例を示す図である。
パレット情報の一例を示す図である。
搬送装置情報の一例を示す図である。
ワーク情報の一例を示す図である。
勤務シフトパターン情報の一例を示す図である。
勤務シフト情報の一例を示す図である。
生産計画生成プロセスを示すフローチャートである。
生成された生産計画の一例を示す図である。
表示部に表示される生産計画としてのガントチャートの一例を示す図である。
納期を達成できる場合に、表示部に表示されるガントチャートと、納期を達成できることを表示するサブウィンドウの一例を示す図である。
納期を達成できない場合に、表示部に表示されるガントチャートと、納期を達成できないことを表示するサブウィンドウの一例を示す図である。
勤務シフトを変更する際にガントチャートに重畳させて表示される勤務シフト変更ダイアログボックスの一例を示す図である。
納期を達成できる場合に、表示部に表示されるガントチャートと、納期を達成できることを表示するサブウィンドウの他の例を示す図である。
納期を達成できない場合に、表示部に表示されるガントチャートと、納期を達成できないことを表示するサブウィンドウの他の例を示す図である。
納期を達成できる場合に、表示部に表示されるガントチャートと、納期を達成できることを表示するサブウィンドウの更に他の例を示す図である。
納期を達成できない場合に、表示部に表示されるガントチャートと、納期を達成できないことを重なり合わない別々のウィンドウまたは領域内に表示する例を示す図である。
報知部を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1を参照すると、本発明を適用する生産設備100および該生産設備を管理する管理システム10の概略ブロック図が示されている。図2において、生産設備100は、少なくとも1つの工作機械102、104、少なくとも1つの段取り装置106、108、パレットストッカ112および搬送装置110を主要な構成要素として含んでいる。図2の例では、工作機械102、104は、回転主軸Sを有した横形マシニングセンタであり、パレットP1を固定するテーブル(図示せず)、パレットチェンジャPC、テーブルと回転主軸Sとを少なくともX、Y、Zの直交三軸方向に相対移動する送り装置(図示せず)を含む。送り装置は、回転送り装置(図示せず)を含んでいてもよい。パレットチェンジャは、加工済ワークを取り付けたパレットP1と、未加工ワークを取り付けたパレットP2とを交換する。
【0010】
工作機械102、104は、更に、加工に用いる複数の工具を収納した工具マガジン(図示せず)、工具マガジンと回転主軸Sとの間で工具を交換する自動工具交換装置(図示せず)、工作機械102、104の加工領域にクーラントを供給するクーラント供給装置(図示せず)等を備えることができる。工作機械102、104は、更に、回転主軸Sの駆動モータおよび送り軸装置の駆動モータを制御するNC装置、および、パレットチェンジャ、工具マガジン、自動工具交換装置、クーラント供給装置等の周辺機器を制御する機械制御装置を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
裁判のAI化
1か月前
個人
工程設計支援装置
2日前
個人
フラワーコートA
10日前
個人
情報処理システム
1か月前
個人
検査システム
1か月前
個人
介護情報提供システム
17日前
個人
携帯情報端末装置
3日前
個人
設計支援システム
23日前
個人
設計支援システム
23日前
個人
不動産売買システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
1か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
1か月前
株式会社カクシン
支援装置
26日前
個人
備蓄品の管理方法
1か月前
個人
アンケート支援システム
12日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
個人
ジェスチャーパッドのガイド部材
16日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
13日前
株式会社アジラ
移動方向推定装置
11日前
株式会社ワコム
電子消去具
1か月前
株式会社東芝
電子機器
1か月前
キヤノン電子株式会社
名刺管理システム
1か月前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
ホシデン株式会社
タッチ入力装置
1か月前
株式会社寺岡精工
システム
16日前
個人
リテールレボリューションAIタグ
9日前
アスエネ株式会社
排水量管理方法
1か月前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
株式会社アザース
企業連携システム
17日前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
2日前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
2日前
日本電気株式会社
システム及び方法
25日前
株式会社JVCケンウッド
管理装置
1か月前
飛鳥興産株式会社
物品買取システム
5日前
続きを見る