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公開番号2025117966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012988
出願日2024-01-31
発明の名称インダクタ、及びDC-DCコンバータ
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 37/00 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】磁性体の熱膨張による構造欠陥を抑制することができるインダクタ、及びDC-DCコンバータを提供する。
【解決手段】樹脂材料5は、コイル導体3A,3B及び磁性体2A,2B,2Cを内部に含んでいる。そのため、コイル導体3A,3Bに電流が流れることでインダクタ1の温度が高温になると、磁性体2A,2B,2Cは樹脂材料5内で熱膨張する。これに対し、インダクタ1は、樹脂材料5と、磁性体2A,2B,2Cの少なくとも1つの側面2Ae,2Be,2Ce(第1の面)との間に隙間20を有する。磁性体2A,2B,2Cの熱膨張による変位量は、隙間20で吸収される。従って、樹脂材料5が熱膨張した磁性体2A,2B,2Cに押し付けられることを抑制できる。以上より、磁性体2A,2B,2Cの熱膨張による構造欠陥を抑制することができる。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
コイル導体と、
磁性体と、
前記コイル導体及び磁性体を内部に含む樹脂材料と、を備え、
前記樹脂材料と、前記磁性体の少なくとも1つの第1の面との間に隙間を有する、インダクタ。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記磁性体は、磁性薄帯と接着樹脂の積層構造を有し、
前記磁性体の前記第1の面は前記積層構造における積層方向の最外面である、請求項1に記載のインダクタ。
【請求項3】
樹脂部材を更に備え、
前記磁性体は、前記第1の面に対して前記積層方向の反対側の最外面である第2の面を有し、
前記樹脂部材は、前記第2の面と対向する位置に配置される、請求項2に記載のインダクタ。
【請求項4】
前記磁性体は、前記第1の面に対して前記積層方向の反対側の最外面である第2の面を有し、
前記樹脂材料は、磁性体の前記第1の面及び前記第2の面以外の面と密着する、請求項2に記載のインダクタ。
【請求項5】
前記第1の面に沿って延びる第1の方向の前記磁性体の第1の長さ寸法は、前記第1の面に沿って延びて前記第1の方向と直交する第2の方向の前記磁性体の第2の長さ寸法より小さく、
前記隙間は、前記第1の方向において、前記磁性体の前記第1の面の端部よりも中央における離間距離が大きい、請求項1に記載のインダクタ。
【請求項6】
前記磁性体は、前記第1の面に沿って延びる第1の方向の第1の長さ寸法は、前記第1の面に沿って延びて前記第1の方向と直交する第2の方向の第2の長さ寸法より小さく、
前記隙間は、前記第2の方向において、前記磁性体の前記第1の面の端部よりも中央における離間距離が大きい、請求項1に記載のインダクタ。
【請求項7】
前記樹脂材料は、前記磁性体の前記第1の面における端部寄りの部分において、前記磁性体と接する、請求項5に記載のインダクタ。
【請求項8】
複数の磁性粉を更に備え、
前記複数の磁性粉は、前記樹脂材料内に存在する第1の磁性粉と、前記隙間内に存在する第2の磁性粉と、を有する、請求項1に記載のインダクタ。
【請求項9】
請求項1~8の何れか一項に記載のインダクタを備える、DC-DCコンバータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インダクタ、及びDC-DCコンバータに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インダクタとして特許文献1に記載されたものが知られている。このインダクタは、コイル導体と、コアとなる磁性体と、を備える。また、インダクタは、コイル導体及び磁性体を内部に含む樹脂材料を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018-079402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、インダクタは、使用時に温度が高くなる。このとき、樹脂材料の内部で磁性体が熱膨張することがある。磁性体の熱膨張係数が樹脂材料の熱膨張係数よりも大きい場合、熱膨張した磁性体が押し付けられることにより、樹脂材料にクラックなどの構造欠陥が生じることがある。
【0005】
そこで、本開示は、磁性体の熱膨張による構造欠陥を抑制することができるインダクタ、及びDC-DCコンバータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係るインダクタは、コイル導体と、磁性体と、コイル導体及び磁性体を内部に含む樹脂材料と、を備え、樹脂材料と、磁性体の少なくとも1つの第1の面との間に隙間を有する。
【0007】
本開示の一側面に係るDC-DCコンバータは、上述のインダクタを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一側面によれば、磁性体の熱膨張による構造欠陥を抑制することができるインダクタ、及びDC-DCコンバータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態におけるインダクタの斜視図である。
インダクタの展開図である。
図1に示したインダクタが用いられるDC-DCコンバータの回路を示した図である。
図1のIV-IV線に沿った断面図である。
(a)は図4の拡大図であり、(b)は図4に示すVb-Vb線に沿った断面図である。
変形例に係るインダクタを示す断面図である。
変形例に係るDC-DCコンバータの回路を示した図である。
変形例に係るインダクタを示す図である。
変形例に係るインダクタを示す図である。
変形例に係るインダクタを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示のいくつかの実施形態について詳細に説明する。ただし、本開示は以下の実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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