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公開番号
2025116809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024195381
出願日
2024-11-07
発明の名称
金属資源のリサイクルを管理する方法
出願人
JX金属株式会社
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
G06Q
10/30 20230101AFI20250801BHJP(計算;計数)
要約
【課題】特定の属性を持つリサイクル100%の素材を利用できる金属資源のリサイクルを管理する方法を提供する。
【解決手段】方法は、複数の者から提供を受けて第1金属資源を取得する工程と、原料を用いて、金属材料を製造する工程と、第1金属資源を取得する工程で取得した第1金属資源のうち特定の属性を持つ第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品の第1出荷枠に関する情報をサーバから端末が受信する工程と、特定の属性に関連する者に金属材料をリサイクル製品として出荷する工程と、出荷する工程の出荷に関する情報を端末がサーバに送信し、当該出荷対象のリサイクル製品の量を第1出荷枠から減ずるように、サーバに格納された第1出荷枠に関する情報をサーバに更新させる工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属資源のリサイクルを管理する方法であって、
前記方法は、
(A)複数の者から提供を受けて第1金属資源を取得する工程であって、ここで、前記第1金属資源は、使用済みであり、且つ、リサイクル対象となる物品である、又は、当該物品を製造する過程で生じた端材若しくは廃材である、第1工程と、
(B)場合により、第2金属資源を取得する工程であって、ここで、前記第2金属資源は、鉱物に由来する資源である、第2工程と、
(C)原料を用いて、金属材料を製造する第3工程であって、前記原料は前記第1工程で取得した前記第1金属資源を含み、そして、前記原料は、前記第2工程で取得した前記第2金属資源を含んでもよい、第3工程と、
(D)前記第1工程で取得した前記第1金属資源のうち特定の属性を持つ前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品の第1出荷枠に関する情報をサーバから端末が受信する工程であって、ここで、前記第1出荷枠は、前記特定の属性を持つ前記第1金属資源が前記第3工程での前記金属材料の製造に寄与した量、又は、寄与する見込みの量に依存する第4工程と、
(E)前記特定の属性に関連する者に前記金属材料を前記リサイクル製品として出荷する第5工程と、
(F)前記第5工程の出荷に関する情報を前記端末が前記サーバに送信し、当該出荷対象の前記リサイクル製品の量を前記第1出荷枠から減ずるように、前記サーバに格納された前記第1出荷枠に関する情報を前記サーバに更新させる第6工程と、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1の方法であって、前記特定の属性が、前記複数の者のうち特定の1つの者から当該第1金属資源が提供されたことを少なくとも含み、前記特定の属性に関連する者が、前記特定の1つの者である、方法。
【請求項3】
請求項1の方法であって、前記特定の属性が、当該第1金属資源が特定の用途に由来することを少なくとも含み、前記特定の属性に関連する者が、前記特定の用途と同じ用途に関連する者である、方法。
【請求項4】
請求項1の方法であって、前記特定の属性が、当該第1金属資源が特定の場所に由来することを少なくとも含み、前記特定の属性に関連する者が、前記特定の場所に関連する者である、方法。
【請求項5】
請求項1の方法であって、前記特定の属性が、当該第1金属資源が特定の製造者に由来することを少なくとも含み、前記特定の属性に関連する者が、前記特定の製造者である、方法。
【請求項6】
請求項1の方法であって、前記方法は、
前記特定の属性を持つ前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品の第2出荷枠に関する情報を前記サーバから前記端末が受信する工程であって、ここで、前記第2出荷枠は、前記複数の者から提供された前記第1金属資源が前記第3工程での前記金属材料の製造に寄与した量、又は、寄与する見込みの量に依存する工程、
を更に含む、方法。
【請求項7】
請求項1の方法であって、前記特定の属性を有する前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品に割り当てられた、当該リサイクル製品のカーボンフットプリントの情報(以下、製品カーボンフットプリント情報)を前記サーバから前記端末が受信する工程を更に含む、方法。
【請求項8】
請求項7の方法であって、前記第1金属資源のカーボンフットプリントの情報を前記端末が受信する工程を更に含む、方法。
【請求項9】
請求項8の方法であって、前記第1金属資源のカーボンフットプリントの情報、及び/又は、前記第3工程に関連するカーボンフットプリントの情報を前記端末が前記サーバから受信する工程を更に含む、方法。
【請求項10】
請求項1の方法であって、前記特定の属性を有する前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品に割り当てられた、当該リサイクル製品のカーボンフットプリントの情報(以下、製品カーボンフットプリント情報)を、前記端末がサーバに送信する工程を更に含む、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、金属資源のリサイクルを管理する方法に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、SDGsの観点から、金属資源のリサイクルの動きが加速している。製品の原材料となる金属資源を、鉱物のみから得るのではなく、既に製品化され役目を終えたスクラップなどからも得るように、企業側も活発に取り組んでいる。
【0003】
特許文献1では、コンピュータシステムにより実行されるリサイクル品の認証方法を開示している。そして、当該文献では、マスバランスアプローチにおけるリサイクル認証樹脂製品の流出量を示す情報等を扱うことを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/092278号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した取り組みを推進するため、本開示は、金属資源の循環を促す新たな仕組みを実現するための手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示は、一側面において、以下の発明を提供する。
【0007】
(発明1)
金属資源のリサイクルを管理する方法であって、
前記方法は、
(A)複数の者から提供を受けて第1金属資源を取得する工程であって、ここで、前記第1金属資源は、使用済みであり、且つ、リサイクル対象となる物品である、又は、当該物品を製造する過程で生じた端材若しくは廃材である、第1工程と、
(B)場合により、第2金属資源を取得する工程であって、ここで、前記第2金属資源は、鉱物に由来する資源である、第2工程と、
(C)原料を用いて、金属材料を製造する第3工程であって、前記原料は前記第1工程で取得した前記第1金属資源を含み、そして、前記原料は、前記第2工程で取得した前記第2金属資源を含んでもよい、第3工程と、
(D)前記第1工程で取得した前記第1金属資源のうち特定の属性を持つ前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品の第1出荷枠に関する情報をサーバから端末が受信する工程であって、ここで、前記第1出荷枠は、前記特定の属性を持つ前記第1金属資源が前記第3工程での前記金属材料の製造に寄与した量、又は、寄与する見込みの量に依存する第4工程と、
(E)前記特定の属性に関連する者に前記金属材料を前記リサイクル製品として出荷する第5工程と、
(F)前記第5工程の出荷に関する情報を前記端末が前記サーバに送信し、当該出荷対象の前記リサイクル製品の量を前記第1出荷枠から減ずるように、前記サーバに格納された前記第1出荷枠に関する情報を前記サーバに更新させる第6工程と、
を含む、方法。
(発明2)
発明1の方法であって、前記特定の属性が、前記複数の者のうち特定の1つの者から当該第1金属資源が提供されたことを少なくとも含み、前記特定の属性に関連する者が、前記特定の1つの者である、方法。
(発明3)
発明1又は2の方法であって、前記特定の属性が、当該第1金属資源が特定の用途に由来することを少なくとも含み、前記特定の属性に関連する者が、前記特定の用途と同じ用途に関連する者である、方法。
(発明4)
発明1~3いずれか1つに記載の方法であって、前記特定の属性が、当該第1金属資源が特定の場所に由来することを少なくとも含み、前記特定の属性に関連する者が、前記特定の場所に関連する者である、方法。
(発明5)
発明1~4いずれか1つに記載の方法であって、前記特定の属性が、当該第1金属資源が特定の製造者に由来することを少なくとも含み、前記特定の属性に関連する者が、前記特定の製造者である、方法。
(発明6)
発明1~5いずれか1つに記載の方法であって、前記方法は、
前記特定の属性を持つ前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品の第2出荷枠に関する情報を前記サーバから前記端末が受信する工程であって、ここで、前記第2出荷枠は、前記複数の者から提供された前記第1金属資源が前記第3工程での前記金属材料の製造に寄与した量、又は、寄与する見込みの量に依存する工程、
を更に含む、方法。
(発明7)
発明1~6いずれか1つに記載の方法であって、前記特定の属性を有する前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品に割り当てられた、当該リサイクル製品のカーボンフットプリントの情報(以下、製品カーボンフットプリント情報)を前記サーバから前記端末が受信する工程を更に含む、方法。
(発明8)
発明7の方法であって、前記第1金属資源のカーボンフットプリントの情報を前記端末が受信する工程を更に含む、方法。
(発明9)
発明8の方法であって、前記第1金属資源のカーボンフットプリントの情報、及び/又は、前記第3工程に関連するカーボンフットプリントの情報を前記端末が前記サーバから受信する工程を更に含む、方法。
(発明10)
発明1~6いずれか1つに記載の方法であって、前記特定の属性を有する前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品に割り当てられた、当該リサイクル製品のカーボンフットプリントの情報(以下、製品カーボンフットプリント情報)を、前記端末がサーバに送信する工程を更に含む、方法。
(発明11)
発明7~10いずれか1つに記載の方法であって、前記製品カーボンフットプリント情報が、前記特定の属性を有する前記第1金属資源のみから製造されたものとして計算され、尚且つ、当該特定の属性を有する第1金属資源のカーボンフットプリントの情報を少なくとも用いて計算される、方法。
(発明12)
発明1~11いずれか1つに記載の方法であって、前記金属材料が電気銅である、方法。
(発明13)
発明1~12いずれか1つに記載の方法を使用し、前記第1金属資源のみから製造されたものとして扱われる前記金属材料を製造する方法。
(発明14)
発明7又は10の方法を使用して前記リサイクル製品を製造する方法であって、前記リサイクル製品の前記カーボンフットプリントの情報を前記リサイクル製品に付与する、方法。
【発明の効果】
【0008】
一側面において、上記発明は、特定の属性を持つ第1金属資源のみから製造されたものとして扱われるリサイクル製品の第1出荷枠に関する情報を取り扱う。そして、第1出荷枠は、特定の属性を持つ第1金属資源が第3工程での金属材料の製造に寄与した量、又は、寄与する見込みの量に依存する。また、第1金属資源は、使用済みであり、且つ、リサイクル対象となる物品である、又は、当該物品を製造する過程で生じた端材若しくは廃材である。
【0009】
特定の属性を持つ第1金属資源に関連する者に対して出荷枠を割り当てることができる。これにより、特定の属性を持つリサイクル100%の素材を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態における本開示の方法を示す。
マスバランスアプローチの概念を説明する。
マスバランスアプローチの概念を説明する。図2との違いとして、図2は、A社に対する実際の出荷状態を表し、一方で、図3は、マスバランスアプローチの概念上の出荷状態を表す。ここで、現実に出荷される金属材料は25%リサイクル品ではあるが、出荷される1部の製品に対して、100%リサイクル品が出荷されたものとして扱う。
一実施形態における本開示の情報処理装置を示す。
一実施形態における本開示のシステムを示す。
一実施形態における本開示のシステムと、システム外部の端末とを示す。
一実施形態における本開示のシステム(例えば、サーバ)、又は、システム外部のクラウドサーバが備えるデータベースを示す。
一実施形態における本開示の方法における第1金属資源、第2金属資源、及び、金属材料の流れを示す。ここで、現実に出荷される金属材料は25%リサイクル品ではあるが、100%リサイクル品が出荷されたものとして扱う。
一実施形態における本開示の方法における第1金属資源、第2金属資源、及び、金属材料の流れを示す。ここで、出荷される金属材料は、B社由来のスクラップのみから製造されたリサイクル品が出荷されたものとして扱う。
一実施形態における本開示の方法における第1金属資源、第2金属資源、及び、金属材料の流れを示す。ここで、現実に出荷される金属材料は25%リサイクル品ではあるが、100%リサイクル品が出荷されたものとして扱う。
一実施形態における本開示の方法における第1金属資源、第2金属資源、及び、金属材料の流れを示す。ここで、出荷される金属材料は、電子部品由来のスクラップのみから製造されたリサイクル品が出荷されたものとして扱う。
一実施形態における本開示の方法における第1金属資源、第2金属資源、及び、金属材料の流れを示す。ここで、出荷される金属材料については、電子部品由来のスクラップのみから製造されたリサイクル品が出荷されたものとして扱う。これに対応して、電子部品由来のスクラップに対応するカーボンフットプリントの量が、出荷される金属材料に割り当てられる。
一実施形態における本開示の方法における第1金属資源、第2金属資源、及び、金属材料の流れを示す。ここで、出荷される金属材料については、特定の国由来のスクラップのみから製造されたリサイクル品が出荷されたものとして扱う。これに対応して、当該特定の国由来のスクラップに対応するカーボンフットプリントの量が、出荷される金属材料に割り当てられる。
一実施形態における本開示の方法における第1金属資源、第2金属資源、及び、金属材料の流れを示す。ここで、出荷される金属材料については、特定の製造者由来のスクラップのみから製造されたリサイクル品が出荷されたものとして扱う。これに対応して、当該製造者由来のスクラップに対応するカーボンフットプリントの量が、出荷される金属材料に割り当てられる。
一実施形態における本開示の方法における第1金属資源、及び、金属材料の流れを示す。ここで、出荷される金属材料については、特定の製造者由来のスクラップのみから製造されたリサイクル品が出荷されたものとして扱う。これに対応して、当該製造者由来のスクラップに対応するカーボンフットプリントの量が、出荷される金属材料に割り当てられる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
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