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公開番号
2025116526
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011000
出願日
2024-01-29
発明の名称
コンピュータシステム、障害処理方法、及び、そのプログラム
出願人
NECプラットフォームズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
11/07 20060101AFI20250801BHJP(計算;計数)
要約
【課題】仮想マシンのホストにおいても、仮想マシンのゲストにおける障害の被疑特定がしやすくなるコンピュータシステムを提供する。
【解決手段】コンピュータシステムは、第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報を介して、仮想マシンホストに組み込まれた専用プロセッサでの障害発生を前記仮想マシンホストに知らせる第1の診断部を備える専用プロセッサが組み込まれた仮想マシンゲストと、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタと同一の内容となり、前記仮想マシンゲストが前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに書き込んだ情報を前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタを介して仮想マシンホストから読み出せる前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報より前記専用プロセッサに関連する障害を検知する第2の診断部を備える仮想マシンホストとからなる。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の拡張コンフィグレーションレジスタと、
前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報を介して、仮想マシンホストに組み込まれた専用プロセッサでの障害発生を前記仮想マシンホストに知らせる第1の診断手段と、
を備える、前記専用プロセッサが組み込まれた仮想マシンである仮想マシンゲストと、
第2の拡張コンフィグレーションレジスタであって、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタと同一の内容となり、前記仮想マシンゲストが前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに書き込んだ情報を前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタを介して仮想マシンホストから読み出せる、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタと、
前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報より前記仮想マシンゲストに組み込まれた専用プロセッサに関連する障害を検知する第2の診断手段と、
を備える、ホストとなるマシンである仮想マシンホストと、
を備える、コンピュータシステム。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記仮想マシンゲストの前記第1の診断手段は、組み込まれた前記専用プロセッサ用のドライバを経由して障害を検知すると、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれ、仮想マシンの状態を示すフラグに、組み込まれた前記専用プロセッサの障害発生を示す情報を設定し、
前記仮想マシンホストの前記第2の診断手段は、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれ、前記仮想マシンゲストの状態を示すフラグより前記仮想マシンゲストに組み込まれた前記専用プロセッサの障害を検知する、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項3】
前記仮想マシンゲストの前記第1の診断手段は、動作開始の準備が整うと、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれるカウンタの積算を開始し、
前記仮想マシンホストの前記第2の診断手段は、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれるカウンタの積算が停止、または、読み出せない場合、仮想マシンゲスト側における前記専用プロセッサとのインタフェースの障害と判断する、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項4】
前記専用プロセッサと汎用プロセッサとを接続する接続スイッチを備え、
前記仮想マシンホストの前記第2の診断手段は、前記接続スイッチの前記汎用プロセッサ側におけるリンク速度および/またはリンク幅、または、前記接続スイッチの前記専用プロセッサ側におけるリンク速度および/またはリンク幅が期待値に達しない場合、リンク状態不正の障害と判断する、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項5】
前記仮想マシンホストの前記第2の診断手段は、コンピュータシステムに接続される専用プロセッサの固有のシリアル番号を前記接続される専用プロセッサより読み出し、前記接続される専用プロセッサの管理番号と前記シリアル番号を対応付けたテーブルを作成し、
前記仮想マシンゲストの前記第1の診断手段は、組み込まれた前記専用プロセッサより前記シリアル番号を読み出して、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに書き込み、
前記仮想マシンホストの前記第2の診断手段は、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれるフラグより仮想マシンゲストに組み込まれた前記専用プロセッサの障害を検知した際、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる組み込まれた前記専用プロセッサの前記シリアル番号を用いて前記テーブルを検索することで組み込まれた前記専用プロセッサの管理番号を特定し、障害を検知した専用プロセッサを特定する、
請求項2に記載のコンピュータシステム。
【請求項6】
前記仮想マシンゲストの前記第1の診断手段は、組み込まれた前記専用プロセッサの障害を検知すると、障害情報を収集し、記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに収集した障害に関する情報を書き込み、
前記仮想マシンホストの前記第2の診断手段は、前記仮想マシンゲストの状態を示すフラグより前記仮想マシンゲストに組み込まれた前記専用プロセッサの障害を検知した際、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタより障害に関する情報を読み出す、
請求項2に記載のコンピュータシステム。
【請求項7】
前記仮想マシンホストの前記第2の診断手段は、障害発生を検知した際、障害に関する情報である障害被疑の情報を前記仮想マシンホスト内の所定のファイルに登録・出力する、
請求項1から6のいずれか1項に記載のコンピュータシステム。
【請求項8】
前記仮想マシンゲストの前記第1の診断手段は、組み込まれた前記専用プロセッサの障害に関する情報である障害被疑の情報を前記仮想マシンゲスト内の所定のファイルに登録・出力する、
請求項1から6のいずれか1項に記載のコンピュータシステム。
【請求項9】
専用プロセッサが組み込まれた仮想マシンである仮想マシンゲストによって、第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報を介して、仮想マシンホストに組み込まれた専用プロセッサでの障害発生を前記仮想マシンホストに知らせ、
ホストとなるマシンである仮想マシンホストによって、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタと同一の内容となる第2の拡張コンフィグレーションレジスタであって、前記仮想マシンゲストが前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに書き込んだ情報を前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタを介して前記仮想マシンホストから読み出せる前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタにおいて、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報より、前記仮想マシンゲストに組み込まれた専用プロセッサに関連する障害を検知する、
障害処理方法。
【請求項10】
専用プロセッサが組み込まれた仮想マシンである仮想マシンゲストによって、第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報を介して、仮想マシンホストに組み込まれた専用プロセッサでの障害発生を前記仮想マシンホストに知らせ、
ホストとなるマシンである仮想マシンホストによって、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタと同一の内容となる第2の拡張コンフィグレーションレジスタであって、前記仮想マシンゲストが前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに書き込んだ情報を前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタを介して前記仮想マシンホストから読み出せる前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタにおいて、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報より、前記仮想マシンゲストに組み込まれた専用プロセッサに関連する障害を検知する、
ことを、コンピュータに実行させる障害処理のためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータシステム、障害処理方法、及び、そのプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
物理サーバの数を減らすことができる、コストの削減効果が期待できる、等の理由で、1つの物理サーバ上に仮想マシンを設けることがある。このような仮想マシンにおいて障害が生じた際、復旧を素早くできるようにして、稼働率を高めることが重要となる。
【0003】
例えば、特許文献1には、各仮想マシンに障害監視手段を設け、検出した障害情報にも基づき障害が生じたデバイスを特定して、システム管理者へデバイス障害を通知する仮想計算機システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-269194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、仮想マシンの構築において、ベースとなるコンピュータに搭載されているホストOS上に構築される仮想マシンのためのホストを設け、さらに、そのホストOS上に構築されるゲストOS上にて稼働する仮想マシンとなるゲストを設けることがある。従来、仮想マシンで障害を検出した際、仮想マシンの環境内に障害情報は保存されているものの、その障害情報は外部へ伝達することができない。そのため、仮想マシンのホスト側では被疑特定はもちろん、障害発生したことすら認識できない。結果として、仮想マシン上でのジョブ実行が正常に行われないなどの症状となり、仮想マシンの利用者はマシン管理者へその旨を連絡することになる。しかし、マシン管理者も何が起こったのか直ぐには状況把握できず、ネットワーク確認、仮想マシンの立ち上げ直しなど実施することになり、原因の特定までには時間を要すことがある。
【0006】
本開示の目的は、上述の課題を解決するコンピュータシステム、障害処理方法、及び、そのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るコンピュータシステムは、第1の拡張コンフィグレーションレジスタと、 前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報を介して、仮想マシンゲストに組み込まれた専用プロセッサでの障害発生を前記仮想マシンホストに知らせる第1の診断手段と、を備える、前記専用プロセッサが組み込まれた仮想マシンである仮想マシンゲストと、第2の拡張コンフィグレーションレジスタであって、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタと同一の内容となり、前記仮想マシンゲストが前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに書き込んだ情報を前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタを介して仮想マシンホストから読み出せる、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタと、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報より前記仮想マシンゲストに組み込まれた専用プロセッサに関連する障害を検知する第2の診断手段と、を備える、ホストとなるマシンである仮想マシンホストと、を備える。
【0008】
本開示の一態様に係る障害処理方法は、専用プロセッサが組み込まれた仮想マシンである仮想マシンゲストによって、第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報を介して、仮想マシンホストに組み込まれた専用プロセッサでの障害発生を前記仮想マシンホストに知らせ、ホストとなるマシンである仮想マシンホストによって、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタと同一の内容となる第2の拡張コンフィグレーションレジスタであって、前記仮想マシンゲストが前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに書き込んだ情報を前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタを介して前記仮想マシンホストから読み出せる前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタにおいて、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報より、前記仮想マシンゲストに組み込まれた専用プロセッサに関連する障害を検知する。
【0009】
本開示の一態様に係る障害処理のためのプログラムは、専用プロセッサが組み込まれた仮想マシンである仮想マシンゲストによって、第1の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報を介して、仮想マシンホストに組み込まれた専用プロセッサでの障害発生を前記仮想マシンホストに知らせ、ホストとなるマシンである仮想マシンホストによって、前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタと同一の内容となる第2の拡張コンフィグレーションレジスタであって、前記仮想マシンゲストが前記第1の拡張コンフィグレーションレジスタに書き込んだ情報を前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタを介して前記仮想マシンホストから読み出せる前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタにおいて、前記第2の拡張コンフィグレーションレジスタに含まれる情報より、前記仮想マシンゲストに組み込まれた専用プロセッサに関連する障害を検知する、ことを、コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
上記一態様によれば、仮想マシンのホストにおいても、仮想マシンのゲストにおける障害の被疑特定がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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