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公開番号
2025116163
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025091649,2022513161
出願日
2025-06-02,2020-08-28
発明の名称
治療的抗体発見のための効率的なハイブリドーマプラットフォームの開発
出願人
ジェネンテック, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
C40B
40/10 20060101AFI20250731BHJP(コンビナトリアル技術)
要約
【課題】治療的抗体発見のための効率的なハイブリドーマプラットフォームの開発の提供。
【解決手段】本技術は、一般に、抗体、抗体ライブラリ、ハイブリドーマ、ハイブリドーマライブラリなどを産生するための改良された方法に関する。例えば、これらの方法は、産生される抗原特異的B細胞の数を増加させ、ハイブリドーマの数を増加させ、及び/又は所与の産生サイクルで作製することができるモノクローナル抗体の数を増加させる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
抗体ライブラリを産生するための方法であって、
(a)1匹又は複数匹の動物に抗原を注射すること;
(b)各動物からB細胞を含む流入領域リンパ節を採取すること;
(c)各B細胞と融合パートナーとの間でハイブリドーマを形成すること;及び
(d)前記抗原に対する結合特異性について前記ハイブリドーマをスクリーニングすること
を含み、
以下の条件:
(i)前記動物は非近交系動物である;
(ii)前記動物は複数の部位に注射される;
(iii)前記動物は2週間毎に注射される;
(iv)前記動物は6週間~15週間注射される;
(v)異なる動物に異なるアジュバントを注射するように複数のアジュバントを使用する;
(vi)B細胞を工程(c)の前に濃縮する;及び/又は
(vii)表面IgG及び分泌IgGの両方を発現するように操作された融合パートナーを使用する
のうちの少なくとも2つが適用される、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年8月30日に出願の、米国仮特許出願第62/894,660号に対する優先権の利益を主張するものであり、上記仮特許出願の内容全体を、全ての目的のために、参照により本明細書に援用する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
背景
モノクローナル抗体は、臨床診断における重要な試薬として数十年にわたって使用されており、重要な新しいクラスの治療薬として出現している。ハイブリドーマ技術は、モノクローナル抗体を得るために最も一般的に使用される方法である。モノクローナル抗体は、正常な抗体産生脾臓B細胞を不死性骨髄腫細胞又は他の不死性細胞と融合することによって作製されたハイブリドーマ細胞から分泌される。
【0003】
ハイブリドーマ産生は数十年前のその開始以来ほとんど変化していない(Nature
256:495-497(1975))。ハイブリドーマを生成するための典型的なプロトコルは以下を含む:(i)動物(例えば、マウス、ラット又はウサギ)に抗原を免疫すること;(ii)抗体産生B細胞を、典型的には脾臓から採取すること;(iii)B細胞を非分泌性骨髄腫細胞株と融合してハイブリドーマを形成すること;(iv)ハイブリドーマ細胞を選択培地中で増殖させること;(v)所望の抗体を産生する細胞をスクリーニングすること;(vi)所望のハイブリドーマ(単数又は複数)をクローニングして、抗体を分泌する均一な細胞株を得ること。
増加した数の抗原特異的抗体を生成し、モノクローナル抗体及び抗体ライブラリの産生を改善する必要がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Nature 256:495-497(1975)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
本技術は、一般に、抗体、抗体ライブラリ、ハイブリドーマ、ハイブリドーマライブラリなどを産生するための改良された方法、並びに様々な方法工程からの組成物に関する。例えば、これらの方法は、産生される抗原特異的B細胞の数を増加させ、ハイブリドーマの数を増加させ、及び/又は所与の産生サイクルで作製することができるモノクローナル抗体の数を増加させることができる。本明細書に記載の方法は、様々な疾患の処置に使用するための抗体、抗体ライブラリ、ハイブリドーマ、ハイブリドーマライブラリなど、並びに様々な方法工程からの組成物の産生を有意に増加させるために使用することができる。例えば、本明細書中に記載される方法は、癌、免疫障害、炎症性疾患、及び抗体療法によって処置可能な任意の他の疾患を処置するための抗体及び/又はハイブリドーマの生成に適用され得る。本明細書中に記載される方法は、困難な標的に対する抗体及び/又はハイブリドーマの生成に適用され得る。困難な標的とは、例えば標的化可能領域のサイズが小さい、タンパク質の立体配座が重要である、及び/又は抗原が(例えば、グリコシル化、リン酸化、アセチル化及びメチル化などの翻訳後修飾によって)修飾されているために、抗体を生成することが困難な抗原である。複数の実施形態において、標的抗原は、マルチパス膜貫通タンパク質である。複数の実施形態において、マルチパス膜貫通タンパク質は、Gタンパク質共役受容体(GPCR)である。複数の実施形態において、マルチパス膜貫通タンパク質は、イオンポンプ、イオンチャネル又はトランスポーターである。
【0006】
一態様では、抗体、抗体ライブラリ、ハイブリドーマ又はハイブリドーマライブラリを産生する方法が提供される。複数の実施形態において、本方法は、以下のうちの1つ又は複数を含んでよい:
(a)複数の動物に抗原を注射すること;
(b)各動物からB細胞を採取すること;
(c)B細胞と融合パートナーとの間でハイブリドーマを形成すること;及び
(d)抗原に対する結合特異性についてハイブリドーマをスクリーニングすること。
複数の実施形態において、以下の条件の少なくとも1つ、好ましくは2つ以上が適用され得る:
(i)動物は非近交系動物である;
(ii)動物は複数の部位に注射される;
(iii)動物は、少なくとも毎週、少なくとも10日毎、少なくとも2週間毎、又は、注射の間の期間がより長い他の頻度で注射される;
(iv)動物は6週間~15週間注射される;
(v)各動物に単一のアジュバントを注射し、少なくとも一部の動物に異なるアジュバントを注射するように、複数のアジュバントを使用する;
(vi)B細胞を工程(c)の前に濃縮する;及び/又は
(vii)表面IgG及び分泌IgGの両方を発現するように操作された融合パートナーを使用する。
【0007】
一態様では、抗体、抗体ライブラリ、ハイブリドーマ又はハイブリドーマライブラリを産生する方法が提供される。複数の実施形態において、本方法は、以下のうちの1つ又は複数を含んでよい:
(a)1匹又は複数匹の動物に抗原を注射すること;
(b)各動物からB細胞を採取すること;
(c)B細胞と融合パートナーとの間でハイブリドーマを形成すること;及び
(d)抗原に対する結合特異性についてハイブリドーマをスクリーニングすること。
複数の実施形態において、以下の条件の少なくとも1つ、好ましくは2つ以上が適用され得る:
(i)動物は非近交系動物である;
(ii)動物は複数の部位に注射される;
(iii)動物は、少なくとも毎週、少なくとも10日毎、少なくとも2週間毎、又は、注射の間の期間がより長い他の頻度で注射される;
(iv)動物は6週間~15週間注射される;
(v)各動物に単一のアジュバントを注射し、異なる動物に異なるアジュバントを注射するように、複数のアジュバントを使用する;
(vi)B細胞を工程(c)の前に濃縮する;及び/又は
(vii)表面IgG及び分泌IgGの両方を発現するように操作された融合パートナーを使用する。
【0008】
複数の実施形態において、以下の条件の少なくとも1つ、好ましくは2つ以上が適用され得る:
(i)動物は非近交系動物である;
(ii)動物は複数の部位に注射される;
(iii)動物は、少なくとも毎週、少なくとも10日毎、少なくとも2週間毎、又は、注射の間の期間がより長い他の頻度で注射される;
(iv)動物は6週間~15週間注射される;
(v)各動物に単一のアジュバントを注射し、異なる動物に異なるアジュバントを注射するように、複数のアジュバントを使用する;及び/又は
(vi)B細胞を工程(c)の前に濃縮する。
【0009】
複数の実施形態において、B細胞は、流入領域リンパ節から採取され得る。
【0010】
複数の実施形態において、本方法は、2匹以上の動物に抗原を注射することを含んでいてもよい。複数の実施形態において、本方法は、3匹以上の動物に抗原を注射することを含んでいてもよい。複数の実施形態において、本方法は、4匹以上の動物に抗原を注射することを含んでいてもよい。複数の実施形態において、本方法は、5匹以上の動物に抗原を注射することを含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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