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公開番号
2025114411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024009086
出願日
2024-01-24
発明の名称
リフレックスリフレクタ及び当該リフレックスリフレクタを備えたランプ装置。
出願人
スタンレー電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01S
7/03 20060101AFI20250729BHJP(測定;試験)
要約
【課題】優れた光輝性とレーダ波透過性の双方を兼ね備えたリフレックスリフレクタ及び当該リフレックスリフレクタを備えたランプ装置を提供する。
【解決手段】第1の樹脂層21及び第2の樹脂層23が一体化され、第1の樹脂層及び第2の樹脂層の界面は再帰反射性の凹凸面である再帰反射界面25Rであり、第1の樹脂層の屈折率は第2の樹脂層の屈折率よりも大きく、再帰反射界面上にはレーダユニットからのレーダ波を透過可能な島状金属層25Mが設けられ、第1の樹脂層及び第2の樹脂層の誘電率差は5%以内である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
レーダユニットとともに用いられるリフレックスリフレクタであって、
第1の樹脂層及び第2の樹脂層が一体化され、
前記第1の樹脂層及び前記第2の樹脂層の界面は再帰反射性の凹凸面である再帰反射界面であり、
前記第1の樹脂層の屈折率は前記第2の樹脂層の屈折率よりも大きく、
前記再帰反射界面上には前記レーダユニットからのレーダ波を透過可能な島状金属層が設けられ、
前記第1の樹脂層及び前記第2の樹脂層の誘電率差は5%以内である、リフレックスリフレクタ。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記島状金属層は、前記再帰反射界面の前記第1の樹脂層側に設けられている請求項1に記載のリフレックスリフレクタ。
【請求項3】
前記島状金属層は、前記再帰反射界面の前記第2の樹脂層側に設けられている請求項1に記載のリフレックスリフレクタ。
【請求項4】
前記再帰反射界面と前記島状金属層の間に設けられ、金属酸化物を含む下地層を有する請求項1に記載のリフレックスリフレクタ。
【請求項5】
前記下地層は酸化インジウムスズ(ITO)を含む請求項4に記載のリフレックスリフレクタ。
【請求項6】
前記リフレックスリフレクタの板厚Topは、前記リフレックスリフレクタの合成比誘電率をεrとし、nを1以上の整数としたとき、
Top=(λ/2)×εr
-1/2
×n 式(2)
を満たす請求項1に記載のリフレックスリフレクタ。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか一項に記載のリフレックスリフレクタと、
前記リフレックスリフレクタの前記第2の樹脂層の背面側後方に配された前記レーダユニットと、
ランプユニットと、
前記リフレックスリフレクタ、前記レーダユニット及び前記ランプユニットを内部に収容するランプケースと、を有するランプ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーダ用リフレックスリフレクタ及び当該リフレックスリフレクタを備えたランプ装置に関し、特に車両用灯具に搭載されるレーダ用リフレックスリフレクタ及びランプ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
近年、運転支援及び自動運転のために、加速度センサやGPSセンサに加え、カメラ、LiDAR(Light Detection and Ranging)、ミリ波センサなど様々なセンサが広く用いられている。
【0003】
特に、ミリ波レーダ装置は、夜間や逆光などの環境、濃霧、降雨及び降雪などの悪天候の影響を受けず、高い耐環境性能を維持することができる。また、対象物までの距離や方向、対象物との相対速度を直接検出できる。従って、近距離の対象物であっても高速かつ高精度に検出できるという特徴を有している。
【0004】
例えば、特許文献1には、内面にリフレックスリフレクタが装着され、ミリ波レーダを前方から覆う遮蔽部が前面カバーに設けられた車両用灯具が開示されている。また、特許文献2には、明度が優れるとともに、外観の色ムラを抑制した蒸着型再帰反射シートが開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、微細アイランドの集合体であって、金属光沢を有する電磁波を透過可能な金属被膜について開示されている。また、特許文献4には、基体の面に連続状態で設けた酸化インジウム含有層と、少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の部分を含む金属層を当該酸化インジウム含有層に積層した電磁波透過性金属光沢部材について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-135087号公報
特開2016-212144号公報
特許第5465030号公報
特許第6400062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のような遮蔽部においては、前面カバーの誘電率と再帰反射シートの誘電率とが異なるため、レーダ波の透過損失が大きいという問題があった。また、 例えばフロントグリル、エンブレムといった自動車のフロント部分に搭載されるミリ波レーダの遮蔽部材として、光輝性と電磁波透過性の双方を兼ね備えた部材が求められている。また、レーダユニットと、レーダ波の損失が抑制されたレーダユニットの遮蔽部材と、を有するランプ装置が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1実施形態によるリフレックスリフレクタは、
レーダユニットとともに用いられるリフレックスリフレクタであって、
第1の樹脂層及び第2の樹脂層が一体化され、
前記第1の樹脂層及び前記第2の樹脂層の界面は再帰反射性の凹凸面である再帰反射界面であり、
前記第1の樹脂層の屈折率は前記第2の樹脂層の屈折率よりも大きく、
前記再帰反射界面上には前記レーダユニットからのレーダ波を透過可能な島状金属層が設けられ、
前記第1の樹脂層及び前記第2の樹脂層の誘電率差は5%以内である。
【0009】
本発明の他の実施形態によるランプ装置は、
前記リフレックスリフレクタと、
前記リフレックスリフレクタの前記第2の樹脂層の背面側後方に配された前記レーダユニットと、
ランプユニットと、
前記リフレックスリフレクタ、前記レーダユニット及び前記ランプユニットを内部に収容するランプケースと、を有している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態のレーダ用リフレックスリフレクタを有するランプ装置の内部を模式的に示す図である。
第1の実施形態のレーダ用リフレックスリフレクタを模式的に示す断面図である。
リフレックスリフレクタの合成誘電率の計算に用いられるパラメータを説明するための図である。
リフレックスリフレクタの合成比誘電率を表す式(1)を示している。
第2の実施形態に係るリフレックスリフレクタの構成を模式的に示す断面図である。
第3の実施形態に係るリフレックスリフレクタの構成を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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