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公開番号
2025113980
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024233249
出願日
2024-12-30
発明の名称
半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いて密封された半導体素子
出願人
三星エスディアイ株式会社
,
SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
C08G
59/20 20060101AFI20250728BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】熱伝導度が高く放熱効果が著しく改善され、且つ流動性が改善された半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物およびそれを使用して密封された半導体素子を提供する。
【解決手段】半導体素子密封用エポキシ樹脂は、エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填剤および硬化触媒を含み、エポキシ樹脂は、下記化学式1のエポキシ樹脂を含む。半導体素子密封用エポキシ樹脂は、エポキシ樹脂2重量%~17重量%、硬化剤0.5重量%~13重量%、無機充填剤50重量%~95重量%、硬化触媒0.01重量%~5重量%を含んでいてもよい。
[化学式1]
【化1】
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(化学式1に関する詳細な説明は、明細書に記載したとおりである。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填剤および硬化触媒を含み、前記エポキシ樹脂は、下記化学式1のエポキシ樹脂を含む、半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物。
[化学式1]
TIFF
2025113980000017.tif
35
170
(前記化学式1において、
R
1
,R
2
,R
3
,R
4
,R
5
,R
6
,R
7
,R
8
,R
9
,R
10
は、それぞれ独立して、水素、置換または非置換の炭素数1~20のアルキル基、置換または非置換の炭素数1~20のアルコキシ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換または非置換の炭素数1~20のアルケニル基、置換または非置換の炭素数1~20のハロアルキル基、置換または非置換の炭素数6~30のアリール基、置換または非置換の炭素数3~30のヘテロアリール基、置換または非置換の炭素数3~10のシクロアルキル基、置換または非置換の炭素数3~10のヘテロシクロアルキル基、置換または非置換の炭素数7~30のアリールアルキル基、置換または非置換の炭素数1~30のヘテロアルキル基または下記化学式2であり、
[化学式2]
TIFF
2025113980000018.tif
22
170
(前記化学式2において、*は元素の連結部位)
R
1
,R
2
,R
3
,R
4
,R
5
の少なくともいずれか一つは前記化学式2であり、
R
6
,R
7
,R
8
,R
9
,R
10
の少なくともいずれか一つは前記化学式2である。)
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記化学式1で、R
1
,R
2
,R
3
,R
4
,R
5
のうち、R
3
は前記化学式2であり、R
1
,R
2
,R
4
,R
5
は、それぞれ独立して、水素、或いは置換または非置換の炭素数1~20のアルキル基、或いは置換または非置換の炭素数1~20のアルコキシ基であり、R
6
,R
7
,R
8
,R
9
,R
10
のうち、R
8
は前記化学式2であり、R
6
,R
7
,R
9
,R
10
は、それぞれ独立して、水素、或いは置換または非置換の炭素数1~20のアルキル基、置換または非置換の炭素数1~20のアルコキシ基である、請求項1に記載の半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物。
【請求項3】
前記化学式1のエポキシ樹脂は、下記化学式1-1,1-2,1-3,1-4,1-5の1種以上を含むものである、請求項1に記載の半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物。
[化学式1-1]
TIFF
2025113980000019.tif
23
170
[化学式1-2]
TIFF
2025113980000020.tif
33
170
[化学式1-3]
TIFF
2025113980000021.tif
33
170
[化学式1-4]
TIFF
2025113980000022.tif
33
170
[化学式1-5]
TIFF
2025113980000023.tif
35
170
【請求項4】
前記化学式1のエポキシ樹脂は、前記エポキシ樹脂組成物中に0.1重量%~17重量%で含まれるものである、請求項1に記載の半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物。
【請求項5】
前記無機充填剤は、アルミナを含むものである、請求項1に記載の半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物。
【請求項6】
前記エポキシ樹脂2重量%~17重量%、前記硬化剤0.5重量%~13重量%、前記無機充填剤50重量%~95重量%、前記硬化触媒0.01重量%~5重量%を含むものである、請求項1に記載の半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物を使用して密封された半導体素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いて密封された半導体素子に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子の集積度が向上している。積層化および高密度化半導体素子を小型および薄型のパッケージに密封した半導体装置では、半導体の作動時に発生する熱のためにパッケージの誤作動およびパッケージクラックの発生等の故障の発生頻度が非常に高くなる場合がある。
【0003】
熱の放出に対する解決策として、密封用エポキシ樹脂成形時に金属材料等の放熱材料を使用して放熱板によって放熱させている。しかし、放熱板はFBGA(fine pitch ball grid array)、QFP(quad flat package)等の一部のパッケージでのみ使用が可能であり、組立て時に工程の追加による生産性の低下や放熱板の高コストによるコスト増加の問題がある。よって、高熱伝導度による高放熱性密封用エポキシ樹脂の成形材料の必要性が強く要望されている。一部の半導体パッケージでは、球状の酸化アルミニウム(アルミナ)を使用している。
【0004】
アルミナは、約25W/m・K~30W/m・Kの熱伝導度を有する。しかし、密封用エポキシ樹脂組成物に含まれるエポキシ樹脂は、熱伝導度が0.2W/m・Kであって非常に低いため、組成物で形成された密封層の熱伝導度を6W/m・K以上に向上させることには限界があった。また、熱伝導度が高い銅、アルミニウムまたは銀粒子は、絶縁性能が良くなく、絶縁性能が比較的良好な窒化アルミニウム、窒化ホウ素、炭化ケイ素充填剤は、充填剤の流動性が良くないため、充填率を高めることができなかった。近年、エポキシ樹脂の熱伝導度を高める事例が多いが、絶縁および熱硬化性圧縮樹脂密封型半導体材料の常用化は未だ達成していない状態である。
【0005】
よって、従来のエポキシ樹脂よりも熱伝導度および流動性の高いエポキシ樹脂を適用することによって熱伝導度を高めて放熱効果を改善させることにより、熱による半導体パッケージの誤作動と不良の発生を抑制する半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物を開発する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
熱伝導度が高く放熱効果が著しく改善され、且つ流動性が改善された半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物を提供する。
【0007】
一実施形態によると、半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
半導体素子密封用エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填剤および硬化触媒を含み、前記エポキシ樹脂は、下記化学式1のエポキシ樹脂を含む。
【0009】
[化学式1]
TIFF
2025113980000001.tif
35
170
(化学式1において、
R
1
,R
2
,R
3
,R
4
,R
5
,R
6
,R
7
,R
8
,R
9
,R
10
は、それぞれ独立して、水素、置換または非置換の炭素数1~20のアルキル基、置換または非置換の炭素数1~20のアルコキシ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換または非置換の炭素数1~20のアルケニル基、置換または非置換の炭素数1~20のハロアルキル基、置換または非置換の炭素数6~30のアリール基、置換または非置換の炭素数3~30のヘテロアリール基、置換または非置換の炭素数3~10のシクロアルキル基、置換または非置換の炭素数3~10のヘテロシクロアルキル基、置換または非置換の炭素数7~30のアリールアルキル基、置換または非置換の炭素数1~30のヘテロアルキル基または下記化学式2であり、
[化学式2]
TIFF
2025113980000002.tif
21
170
(前記化学式2において、*は元素の連結部位)
R
1
,R
2
,R
3
,R
4
,R
5
の少なくともいずれか一つは前記化学式2であり、
R
6
,R
7
,R
8
,R
9
,R
10
の少なくともいずれか一つは前記化学式2である。)
【0010】
一実施形態によると、半導体素子が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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