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公開番号2025112722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007138
出願日2024-01-22
発明の名称複数のレコードを名寄せするプログラム、検索装置及び方法
出願人株式会社アミテックソリューションズ
代理人個人
主分類G06F 16/215 20190101AFI20250725BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のレコードを名寄せする際に、個人情報の共通項目を持つレコード同士の組み合わせを、少ないステップ数で実行するプログラム等を提供する。
【解決手段】検索装置は、氏名と複数の個人情報とからなる複数のレコードを記憶したメモリデータベースを有し、氏名が同一となる複数の対象レコードを検索する第1のステップと、第1の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第2の対象レコードを検索した際に、第1の対象レコードと同じ個人識別子を第2の対象レコードに付与する自己関数を呼び出した後、段階的に、当該自己関数の再帰呼出しによって、第2の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第3の対象レコードを検索した際に、第2の対象レコードと同じ個人識別子を第3の対象レコードに付与する第2のステップとをコンピュータに実行させる。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
氏名と複数の個人情報とからなる複数のレコードを記憶したメモリデータベースを有する検索装置に搭載されたコンピュータに、複数のレコードを名寄せするように実行させるプログラムにおいて、
氏名が同一となる複数の対象レコードを検索する第1のステップと、
第1の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第2の対象レコードを検索した際に、第1の対象レコードと同じ個人識別子を第2の対象レコードに付与する自己関数を呼び出した後、段階的に、当該自己関数の再帰呼出しによって、第2の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第3の対象レコードを検索した際に、第2の対象レコードと同じ個人識別子を第3の対象レコードに付与する第2のステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
第2のステップは更に段階的に、当該自己関数の再帰呼出しによって、第3の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第4の対象レコードを検索した際に、第3の対象レコードと同じ個人識別子を第4の対象レコードに付与する
ようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
氏名を、漢字として、第1のステップ及び第2のステップを実行した後、
氏名を、カナとして、第1のステップ及び第2のステップを実行する
ようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
複数の個人情報は、生年月日、電話番号及び住所を含む
ようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項5】
氏名は、姓と名とからなり、
姓が同一となる複数の世帯対象レコードを検索する第3のステップと、
第1の世帯対象レコードから見て、いずかの個人情報が同一となる第2の世帯対象レコードを検索した際に、第1の世帯対象レコードと同じ世帯識別子を第2の世帯対象レコードに付与する自己関数を呼び出した後、段階的に、当該自己関数の再帰呼出しによって、第2の世帯対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第3の世帯対象レコードを検索した際に、第2の世帯対象レコードと同じ世帯識別子を第3の世帯対象レコードに付与する第4のステップと
を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項6】
異なるシステムにおける複数のレコード間で名寄せを実行するものであり、
メモリデータベースは、異なるシステムにおける複数のレコードを混在して記憶したものである
ようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項7】
氏名と複数の個人情報とからなる複数のレコードを記憶したメモリデータベースを有し、複数のレコードを名寄せする検索装置において、
氏名が同一となる複数の対象レコードを検索するレコード検索手段と、
第1の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第2の対象レコードを検索した際に、第1の対象レコードと同じ個人識別子を第2の対象レコードに付与する自己関数を呼び出した後、段階的に、当該自己関数の再帰呼出しによって、第2の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第3の対象レコードを検索した際に、第2の対象レコードと同じ個人識別子を第3の対象レコードに付与する再帰検索手段と
を有することを特徴とする検索装置。
【請求項8】
氏名と複数の個人情報とからなる複数のレコードを記憶したメモリデータベースを有する検索装置について、複数のレコードを名寄せする名寄せ方法において、
検索装置は、
氏名が同一となる複数の対象レコードを検索する第1のステップと、
第1の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第2の対象レコードを検索した際に、第1の対象レコードと同じ個人識別子を第2の対象レコードに付与する自己関数を呼び出した後、段階的に、当該自己関数の再帰呼出しによって、第2の対象レコードから見て、いずれかの個人情報が同一となる第3の対象レコードを検索した際に、第2の対象レコードと同じ個人識別子を第3の対象レコードに付与する第2のステップと
を実行することを特徴とする名寄せ方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のレコードを名寄せするプログラムの技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
企業や行政機関では、様々な個人情報をデータベースによって管理している。個人情報は、ユーザに対する営業支援や、ユーザからのオンラインアクセスのインタフェースとしても利用される。これら個人情報を、顧客管理システム(CRM(Customer Relationship Management))としてクラウドで管理することによって、ユーザ自らに、個人情報の入力や編集、閲覧のような作業をさせることもできる。しかしながら、ユーザ自らが入力するために、誤った記述によって同一人物が重複登録され、データベース全体の精度が低下することも多い。
【0003】
そのために、データベースにおける大量の個人情報に対して、氏名に基づく「名寄せ」処理が必要となる。
名寄せとは、重複登録されている個人情報を、氏名(漢字/カナ)、生年月日、電話番号、住所等に基づいて同一人物に統一させる処理をいう。同一人物の可能性がある場合、同一のID(Identifier)を付与することによって、複数のレコードを統一していく。
【0004】
従来、顧客情報データベースに対して、個人名寄せ及び世帯名寄せをする技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、個人情報に基づく個人名寄せと、複数の個人に基づく世帯名寄せとの両方を実行することによって、詳細な顧客情報のデータベース化を可能とする。
【0005】
また、処理対象のレコード数が多くても、速やかに名寄せを実行する技術もある。例えば、同一性の判定対象のレコードの数と、同一性の判定に係るルールの数とに基づくリンクテーブルを作成し、各セルに、レコード間の同一性を表すリンクをリング状に設定する技術がある(例えば特許文献2参照)。また、そのリンクテーブルの各セルに、レコード間の同一性を表すリンクを有向グラフ(ツリー状)に設定する技術もある(例えば特許文献3参照)。
【0006】
図1は、従来技術における検索装置の機能構成図である。
【0007】
図1によれば、検索装置1は、異なるシステムA,B,・・・の個人情報を収集してデータベースに登録し、名寄せ処理を実行する。
例えば生命保険会社の個人情報と、信用会社の個人情報とが登録されているとする。ここで、レコードkとレコードk+5とは、氏名(渡辺/幸子、ワタナベ/サチコ)、生年月日(19600102)、電話番号(0511111111)及び住所(駅前1-1-1)が完全に一致するために、同一人物であるとして名寄せすることができる。一方で、その他のレコード同士の関係でみると、氏名(漢字/カナ)、生年月日、電話番号及び住所で完全一致しておらず、同一人物であるか否かを判定することが難しい。
【0008】
例えば、以下のようなレコードを想定する。
(ID)(氏名漢字) (氏名カナ) (生年月日)(電話番号) (住所)
k 渡辺/幸子 ワタナベ/サチコ 19600102 0511111111 駅前1-1-1
k+1 渡辺/幸子 ワタナベ/ユキコ 19600102 0511111111 駅前1-1-1
k+2 渡部/幸子 ワタナベ/サチコ 19600201 0511111111 駅前1-1-1
k+3 渡辺/幸子 ワタベ/サチコ 19600102 0511111112 駅前1-1-1
k+4 渡部/幸子 ワタベ/ユキコ 19600102 0511111112 駅前2-1-1
k+5 渡辺/幸子 ワタナベ/サチコ 19600102 0511111111 駅前1-1-1
k+6 渡辺/幸子 ワタベ/サチコ 19600102 0511111111 駅前1-1-1
k+7 渡辺/幸子 ワタベ/ユキコ 19600201 0511111112 駅前1-1-1
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平11-1191124号公報
特開2010-122908号公報
特開2010-039535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
図1の例について、レコードkから見て、レコードk+1~k+7に同一人物として認定できるか否かを判定する必要がある。
レコードkとk+1とは、氏名漢字は同一であるが、氏名カナ、電話番号が異なる。
レコードkとk+2とは、氏名漢字が異なる。
レコードkとk+3とは、氏名漢字は同一であるが、氏名カナ、電話番号が異なる。
レコードkとk+4とは、氏名漢字が異なる。
レコードkとk+5とは、氏名漢字、氏名カナ、生年月日、電話番号、住所が全て一致し、同一人物であると認定できる。
レコードkとk+6とは、氏名漢字は同一であるが、氏名カナが異なる。
レコードkとk+7とは、氏名漢字は同一であるが、氏名カナ、生年月日、電話番号、住所が異なる。
(【0011】以降は省略されています)

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