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公開番号2025111961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005921
出願日2024-01-18
発明の名称保守点検管理装置、保守点検管理システム、保守点検時期判断方法及び保守点検時期判断プログラム
出願人NECプラットフォームズ株式会社
代理人個人
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20250724BHJP(計算;計数)
要約【課題】保守又は点検の対象の装置が設置された環境に応じて、装置毎の適切な保守又は点検の時期を判断することが可能な保守点検管理装置、保守点検管理システム、保守点検時期判断方法及び保守点検時期判断プログラムを提供すること。
【解決手段】管理装置10は、保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された1次元コード又は2次元コードの撮影画像から、当該コードのグレースケール変換された色情報を取得する色情報取得部112,113と、取得された色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いか否か判定する色情報判定部114と、色情報が示す色が既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いと判定された場合、対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断する保守点検時期判断部115とを備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得する色情報取得部と、
前記色情報取得部が取得した前記色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は前記既定の中間色よりも黒いか否か判定する色情報判定部と、
前記色情報が示す色が前記既定の中間色と同じ又は前記既定の中間色よりも黒いと判定された場合、前記対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断する保守点検時期判断部と
を含む、保守点検管理装置。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記色情報が示す色が前記既定の中間色よりも白いと判定された場合、前記色情報が示す色を表す画素値と前記既定の中間色を表す画素値との差に応じた日数に基づき、撮影装置が前記対象の装置に付された前記１次元コード又は２次元コードを再び撮影を決定する撮影予定日を決定する撮影日決定部をさらに含み、
前記色情報取得部は、前記撮影予定日に撮影された前記１次元コード又は２次元コードの撮影画像から、前記１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得する、請求項１に記載の保守点検管理装置。
【請求項３】
前記撮影日決定部によって決定された前記撮影予定日になったときに、前記撮影予定日に関連する前記対象の装置に関連付けられた前記撮影装置に対し、前記対象の装置に付された前記１次元コード又は２次元コードの撮影を指示する撮影指示部を含む、請求項２に記載の保守点検管理装置。
【請求項４】
前記インクは、前記物質の酸化を促進する酸化促進剤又は前記物質の酸化を抑制する酸化阻害剤を含む、請求項１～３のいずれか１項に記載の保守点検管理装置。
【請求項５】
前記インクは、非耐光性のインクである、請求項４に記載の保守点検管理装置。
【請求項６】
保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された１次元コード又は２次元コードを撮影して、前記１次元コード又は２次元コードの撮影画像を生成する撮影装置と、
前記撮影装置によって生成された撮影画像から、前記１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得する色情報取得部と、
前記色情報取得部が取得した前記色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は前記既定の中間色よりも黒いか否か判定する色情報判定部と、
前記色情報が示す色が前記既定の中間色と同じ又は前記既定の中間色よりも黒いと判定された場合、前記対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断する保守点検時期判断部と
を含む、保守点検管理システム。
【請求項７】
コンピュータが、
保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得し、
取得された前記色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は前記既定の中間色よりも黒いか否か判定し、
前記色情報が示す色が前記既定の中間色と同じ又は前記既定の中間色よりも黒いと判定された場合、前記対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断する
保守点検時期判断方法。
【請求項８】
前記コンピュータはさらに、
前記色情報が示す色が前記既定の中間色よりも白いと判定された場合、前記色情報が示す色を表す画素値と前記既定の中間色を表す画素値との差に応じた日数に基づき、撮影装置が前記対象の装置に付された前記１次元コード又は２次元コードを再び撮影する撮影予定日を決定し、
前記撮影予定日に撮影された前記１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得する、請求項７に記載の保守点検時期判断方法。
【請求項９】
前記コンピュータはさらに、
決定された前記撮影予定日になったときに、前記撮影予定日に関連する前記対象の装置に関連付けられた前記撮影装置に対し、前記対象の装置に付された前記１次元コード又は２次元コードの撮影を指示する、請求項８に記載の保守点検時期判断方法。
【請求項１０】
保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得するステップと、
取得された前記色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は前記既定の中間色よりも黒いか否か判定するステップと、
前記色情報が示す色が前記既定の中間色と同じ又は前記既定の中間色よりも黒いと判定された場合、前記対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断するステップと
を、コンピュータに実行させる保守点検時期判断プログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、装置の保守又は点検の時期を判断するための保守点検管理装置、保守点検管理システム、保守点検時期判断方法及び保守点検時期判断プログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、保守又は点検を要する装置が、様々な環境で使用されている。このような装置は、各装置が置かれた環境に応じて、保守又は点検の時期を適切に決定することが必要である。
【０００３】
この点に関し、特許文献１が開示する品質管理方法は、保管環境を逸脱すると変化する環境変化部分と管理番号とが付与された物品の品質管理方法であり、物品の流通経路の少なくとも終点の物品の環境変化部分の変化の有無から保管環境を逸脱した物品の数を算出し、保管環境を逸脱した物品の数と、環境変化部分の変化の有無を確認した流通経路の拠点の位置情報と、環境変化部分の変化の有無を確認した時刻と、流通経路における荷姿情報から、保管環境を逸脱した段階を推定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開第２０１８／０３００２５号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１が開示する品質管理方法は、複数の流通経路を介して流通する部品の保管環境を逸脱した流通経路を推測することを課題とする技術であるため、保守又は点検の対象の装置が設置された環境に応じて、装置毎の適切な保守又は点検の時期を判断できないという課題があった。
【０００６】
本開示の目的の１つは、上述した課題を鑑み、保守又は点検の対象の装置が設置された環境に応じて、装置毎の適切な保守又は点検の時期を判断することが可能な保守点検管理装置、保守点検管理システム、保守点検時期判断方法及び保守点検時期判断プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示に係る保守点検管理装置は、
保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得する色情報取得部と、
色情報取得部が取得した色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いか否か判定する色情報判定部と、
色情報が示す色が既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いと判定された場合、対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断する保守点検時期判断部とを備える。
【０００８】
本開示に係る保守点検管理システムは、
保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された１次元コード又は２次元コードを撮影して、１次元コード又は２次元コードの撮影画像を生成する撮影装置と、
撮影装置によって生成された撮影画像から、１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得する色情報取得部と、
色情報取得部が取得した色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いか否か判定する色情報判定部と、
色情報が示す色が既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いと判定された場合、対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断する保守点検時期判断部とを含む。
【０００９】
本開示に係る保守点検時期判断方法は、コンピュータが、
保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得し、
取得された色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いか否か判定し、
色情報が示す色が既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いと判定された場合、対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断する。
【００１０】
本開示に係る保守点検時期判断プログラムは、
保守又は点検の対象の装置に付された、酸化によって色が黒色に変化する物質を含有したインクによって印刷された１次元コード又は２次元コードのグレースケール変換された色情報を取得するステップと、
取得された色情報が示す色が、白色及び黒色の既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いか否か判定するステップと、
色情報が示す色が既定の中間色と同じ又は既定の中間色よりも黒いと判定された場合、対象の装置の保守又は点検が必要な時期であると判断するステップと
を、コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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