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公開番号2025110042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003740
出願日2024-01-15
発明の名称検査装置、検査装置の制御方法、画像形成装置、画像形成装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 29/393 20060101AFI20250718BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 リカバリ印刷では、非偶発的な印刷不良が生じている場合、再印刷が頻繁に行われることにより多くの損紙が発生する。
【解決手段】 検査装置であって、画像形成装置にてシートに画像が形成された印刷物がスキャンされたスキャン画像を受信する受信手段と、前記スキャン画像と予め登録した正解画像とに基づいて、前記印刷物の検査を行う検査手段と、前記検査手段で不良シートと判断されると、前記画像形成装置に対して、前記不良シートに印刷された画像からの第1のリカバリ印刷を指示する指示手段と、を有し、前記不良シートが発生したタイミングで画像形成装置内を搬送する機内残留シートに対して、前記検査手段にて検査を実行した検査結果が所定の条件を満たす場合、前記指示手段は、前記第1のリカバリ印刷とは異なる第2のリカバリ印刷を実行するよう指示することを特徴とする。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置にてシートに画像が形成された印刷物がスキャンされたスキャン画像を受信する受信手段と、
前記スキャン画像と予め登録した正解画像とに基づいて、前記印刷物の検査を行う検査手段と、
前記検査手段で不良シートと判断されると、前記画像形成装置に対して、前記不良シートに印刷された画像からの第1のリカバリ印刷を指示する指示手段と、
を有し、
前記不良シートが発生したタイミングで画像形成装置内を搬送する機内残留シートに対して、前記検査手段にて検査を実行した検査結果が所定の条件を満たす場合、前記指示手段は、前記第1のリカバリ印刷とは異なる第2のリカバリ印刷を実行するよう指示する
ことを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記所定の条件とは、前記機内残留シートへの検査の結果、不良と判断された割合が、所定の割合以上である第1条件である
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記所定の条件とは、前記機内残留シートへの検査の結果、前記不良シートと前記機内残留シートとが連続して所定の回数以上、不良と判断される第2条件である
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記所定の条件とは、前記機内残留シートへの検査の結果、前記不良シートと前記機内残留シートとに、類似した所定の印刷不良が所定の回数以上発生している第3条件である
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項5】
前記所定の条件とは、前記機内残留シートへの検査の結果、前記不良シートと前記機内残留シートとに、周期的な印刷不良が発生している第4条件である
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項6】
前記検査手段で前記不良シートと判断されると、前記画像形成装置に、印刷を一時停止する情報を送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項7】
前記画像形成装置は、複数の排紙トレイを有し、
前記検査手段での検査の結果に基づいて、前記印刷物の排紙先を切り替えるための情報を前記画像形成装置に送信する送信手段を有し、
前記送信手段は、前記不良シートと前記機内残留シートとを、成果物と異なる排紙トレイに排紙するための情報を送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項8】
前記送信手段は、前記機内残留シートへの検査の結果に基づいて前記印刷物の排紙先を切り替えず、前記成果物とは異なる排紙トレイに排紙するための情報を送信する
ことを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
【請求項9】
前記指示手段は、前記所定の条件を満たさない場合は、第1のリカバリ印刷を指示し、前記所定の条件を満たす場合は、前記第2のリカバリ印刷を指示する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項10】
前記第1のリカバリ印刷は、前記画像形成装置での通常の印刷方法でリカバリ印刷を行うよう制御された印刷方法である
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置、検査装置の制御方法、画像形成装置、画像形成装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷物の検品は人手によって行われてきたが、近年、印刷機の後処理として自動で検品を行う装置が用いられている。このような検品装置では最初に、基準画像データを登録する。次に、入稿画像データを画像形成装置で用紙上に印刷し、用紙上に印刷された画像を検品装置内部に配置した検品センサで読み取る。検品センサで読み取った画像データ(スキャン画像)と、最初に登録した基準画像データとを比較することで印刷による汚れ(印刷不良)のあるシート(以下、「不良シート」と称する)を検出する。このような画像形成装置には、不良シートを正常の印刷物とは別のトレイ(以下、「パージトレイ」と称する)に排出するパージ機能を備えるものもある。また、不良シートをパージトレイに排出する際、ページ順を揃えるためのリカバリ印刷機能を備えるものもある。ここで、リカバリ印刷機能とは、不良シートを検出すると印刷処理を一旦停止し、不良シートと不良シートに後続する機内に残留しているシート(以下、「機内残留シート」と称する)とをパージトレイに排出し、不良シートから再印刷する機能である。特許文献1では、不良シート検出時の搬送経路上のシートである機内残留シートについて、所定品質を満たすならばトレイに排出する。各部が複数枚のシートで構成される場合、搬送経路上のシートである残留シートについて、所定品質を満たし、トレイに最後に排出されたシートの次の出力順番のシートならば正常の印刷物としてトレイに排出する。以上によりリカバリ印刷時に発生する損紙となってしまう機内残留シートを削減する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-30640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法では、周期性のある非偶発的な印刷汚れや、連続するような非偶発的な印刷汚れが発生している場合、リカバリ印刷でも再度不良シートが発生し、機内残留シートを発生させてしまうため、多くの損紙が発生してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明における検査装置は、画像形成装置にてシートに画像が形成された印刷物がスキャンされたスキャン画像を受信する受信手段と、前記スキャン画像と予め登録した正解画像とに基づいて、前記印刷物の検査を行う検査手段と、前記検査手段で不良シートと判断されると、前記画像形成装置に対して、前記不良シートに印刷された画像からの第1のリカバリ印刷を指示する指示手段と、を有し、前記不良シートが発生したタイミングで画像形成装置内を搬送する機内残留シートに対して、前記検査手段にて検査を実行した検査結果が所定の条件を満たす場合、前記指示手段は、前記第1のリカバリ印刷とは異なる第2のリカバリ印刷を実行するよう指示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、印刷不良が検出された際に、機内残留シートに対しても検査を実行し、検査の結果に応じてリカバリ印刷動作を最適化することで、損紙を大幅に削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の検品システムの全体構成の一例を示した図
本実施形態における画像形成装置100の内部構成図の一例
本実施形態における画像形成装置100のハードウェア構成図の一例
本実施形態におけるパージ処理の一例を示した図
本実施形態における第二のリカバリ印刷処理の一例を示した図
第1の実施形態におけるリカバリ印刷時の処理を示すフローチャートの一例
本実施形態における第二のリカバリ印刷時の処理を示すフローチャートの一例
第3の実施形態におけるリカバリ印刷時の処理を示すフローチャートの一例
本実施形態における第一のリカバリ印刷処理の一例を示した図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。
【0009】
(第1の実施形態)
<システム全体の構成>
図1は、本実施形態を説明する為の検品システムの全体構成図である。本実施形態における検品システムは、画像形成装置100、検品PC110、ネットワーク120、通信ケーブル130が通信可能に接続されて構成されている。
【0010】
画像形成装置100は、ネットワーク120を介して各種の入力データ、印刷ジョブデータを受け取り、印刷出力を行う。そして、画像形成装置100は、画像処理装置101及び検品装置102、フィニッシャー103を備ており、内部バスである通信ケーブル130を介して画像処理装置101、検品装置102、フィニッシャー103及び検品PC110と接続している。
(【0011】以降は省略されています)

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