TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025110010
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003685
出願日
2024-01-15
発明の名称
保持部材
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01L
21/683 20060101AFI20250718BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】保持部材の冷却性能を向上させる。
【解決手段】本開示の保持部材は、第1表面S1、及び第1表面S1の反対側に位置する第2表面S2を有する絶縁性の板状部材10と、板状部材10の内部に形成され、熱伝導ガスが流れるガス流路90と、板状部材10の内部に形成される冷却電極70と、板状部材10の内部に形成され、一端が冷却電極70に接続される内部配線と、を有する保持部材であって、ガス流路90は、第1表面S1に対して略平行に延びた横流路部91Bを有し、冷却電極70は、横流路部91Bと第1表面S1との間に配され、内部配線の他端は、横流路部91B内に露出して配される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1表面、及び前記第1表面の反対側に位置する第2表面を有する絶縁性の板状部材と、前記板状部材の内部に形成され、熱伝導ガスが流れるガス流路と、前記板状部材の内部に形成される冷却電極と、前記板状部材の内部に形成され、一端が前記冷却電極に接続される内部配線と、を有する保持部材であって、
前記ガス流路は、前記第1表面に対して略平行に延びた横流路部を有し、
前記冷却電極は、前記横流路部と前記第1表面との間に配され、
前記内部配線の他端は、前記横流路部内に露出して配される、保持部材。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
第1表面、及び前記第1表面の反対側に位置する第2表面を有する絶縁性の板状部材と、前記板状部材の内部に形成され、熱伝導ガスが流れるガス流路と、前記板状部材の内部に形成される冷却電極と、を有する保持部材であって、
前記ガス流路は、前記第2表面側に開口したガス流入口を含み、前記ガス流入口から前記第1表面側に延びた縦流路部と、前記縦流路部と接続し、前記第1表面に対して略平行に延びた横流路部と、を有し、
前記冷却電極は、前記横流路部と前記第2表面との間に配され、かつ前記縦流路部内に露出して配される、保持部材。
【請求項3】
第1表面、及び前記第1表面の反対側に位置する第2表面を有する絶縁性の板状部材と、前記板状部材の内部に形成され、熱伝導ガスが流れるガス流路と、前記板状部材の内部に形成される冷却電極と、を有する保持部材であって、
前記ガス流路は、前記第2表面側に開口したガス流入口を含み、前記ガス流入口から前記第1表面側に延びた縦流路部と、前記縦流路部と接続し、前記第1表面に対して略平行に延びた横流路部と、を有し、
前記冷却電極は、前記縦流路部と前記第1表面との間に配され、かつ前記横流路部内に露出して配される、保持部材。
【請求項4】
前記第1表面側から見て前記冷却電極は前記横流路部と重なる部分の面積よりも大きい平面電極である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の保持部材。
【請求項5】
前記板状部材の前記第2表面側に配されるベース部材をさらに備え、
前記ベース部材の内部には、冷媒が流れる冷媒流路が形成されており、
前記冷却電極は、前記第1表面側から見て前記冷媒流路と重ならない位置に配されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の保持部材。
【請求項6】
前記横流路部は、前記第1表面側から見て前記保持部材における外周側に延びる第1横流路部と、前記第1横流路部から分岐してさらに前記第1横流路部よりも前記保持部材の外周側に延びる複数の第2横流路部と、を有しており、
前記内部配線の他端は、前記第2横流路部内に露出して配される、請求項1に記載の保持部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、保持部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
保持部材の一例として、下記特許文献1に記載の静電チャックが知られている。この静電チャックは、第1の面と第2の面とを有するプレートと、第1の面に近接してプレート内に埋め込まれた第1の電極と、第2の面に近接してプレート内に埋め込まれた第2の電極と、第1の電極を第2の電極に連結する複数の導電性要素と、プレート内で、かつ第1の電極と第2の電極との間に配置された第1のガスチャネルと、プレートの第2の面から第1のガスチャネルへ延在するガス注入口と、プレートの第1の面から第1のガスチャネルへ延在する複数のガス排出口とを含む。
【0003】
基板やウェハ等のプラズマ処理を行う際には、プラズマ処理チャンバ等の内部に、プレートの第1の面が上面、第2の面が下面となる姿勢で静電チャックを配置し、第1の面上に基板等を保持させる。そして、プレートの下方に配される金属製の冷却板に高周波電力を印加し、プラズマを発生させるとともに、基板等にバイアス電圧を生じさせる。また、プレートの第1の面に保持された基板等の温度制御性を高めるため、ヘリウム等の熱伝導性ガスが、第2の面側からプレート内のガス流路を介して第1の面側に送られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/185395号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、処理の高速化を図るため、処理時のプラズマのハイパワー化が進んでいる。ハイパワー化に伴い、ウェハが熱を帯びやすくなるため、保持部材によるウェハからの抜熱性能に関する要求レベルも上がっている。
【0006】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、保持部材の冷却性能を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の保持部材は、第1表面、及び前記第1表面の反対側に位置する第2表面を有する絶縁性の板状部材と、前記板状部材の内部に形成され、熱伝導ガスが流れるガス流路と、前記板状部材の内部に形成される冷却電極と、前記板状部材の内部に形成され、一端が前記冷却電極に接続される内部配線と、を有する保持部材であって、前記ガス流路は、前記第1表面に対して略平行に延びた横流路部を有し、前記冷却電極は、前記横流路部と前記第1表面との間に配され、前記内部配線の他端は、前記横流路部内に露出して配される、保持部材である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、保持部材の冷却性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1にかかる静電チャックの外観構成を模式的に表した斜視図である。
図2は、実施形態1にかかる静電チャックの内部構造を模式的に表した断面図である。
図3は、図2の一部を拡大した断面図である。
図4は、図2の冷却電極の配置を示す平面図である。
図5は、第1横流路部及び第2横流路部の配置を示す平面図である。
図6は、実施形態2にかかる静電チャックの内部構造を模式的に表した断面図であって、図3に対応する図である。
図7は、実施形態3にかかる静電チャックの内部構造を模式的に表した断面図であって、図3に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示の保持部材は、第1表面、及び前記第1表面の反対側に位置する第2表面を有する絶縁性の板状部材と、前記板状部材の内部に形成され、熱伝導ガスが流れるガス流路と、前記板状部材の内部に形成される冷却電極と、前記板状部材の内部に形成され、一端が前記冷却電極に接続される内部配線と、を有する保持部材であって、前記ガス流路は、前記第1表面に対して略平行に延びた横流路部を有し、前記冷却電極は、前記横流路部と前記第1表面との間に配され、前記内部配線の他端は、前記横流路部内に露出して配される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
日本特殊陶業株式会社
保持部材
13日前
日本特殊陶業株式会社
回収装置
4日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
4日前
日本特殊陶業株式会社
配線基板
今日
日本特殊陶業株式会社
保持装置
13日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
15日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
15日前
日本特殊陶業株式会社
スパークプラグ
1日前
日本特殊陶業株式会社
スパークプラグ
1日前
日本特殊陶業株式会社
部品の製造方法
19日前
日本特殊陶業株式会社
耐プラズマ性部材
7日前
日本特殊陶業株式会社
耐プラズマ性部材
7日前
日本特殊陶業株式会社
セラミックスサセプタ
今日
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ及びガスセンサ装置
5日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
11日前
日本特殊陶業株式会社
多孔質セラミックス構造体、および触媒構造体
26日前
日本特殊陶業株式会社
ノネナールの検知センサ、および見守りシステム
5日前
日本特殊陶業株式会社
磁性コイル、磁性部材、および無線給電用デバイス
7日前
日本特殊陶業株式会社
磁性複合材料、磁性部材、および無線給電用デバイス
25日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
18日前
日本特殊陶業株式会社
セラミックスサセプタ及びセラミックスサセプタの製造方法
19日前
個人
雄端子
21日前
愛知電機株式会社
電力機器
18日前
ヒロセ電機株式会社
端子
18日前
個人
フリー型プラグ安全カバー
4日前
日機装株式会社
加圧装置
13日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
14日前
住友電装株式会社
端子
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
今日
沖電気工業株式会社
アンテナ
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
オムロン株式会社
電磁継電器
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
11日前
株式会社カネカ
二次電池
7日前
続きを見る
他の特許を見る