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公開番号2025107979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024230687
出願日2024-12-26
発明の名称香り測定装置
出願人国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01N 1/22 20060101AFI20250714BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡易な構成で、試料から揮発性物質を迅速に放出させて試料の香りの特性値を測定することが可能な香り測定装置を提供する。
【解決手段】香り測定装置1は、一端が開放された収容空間30が形成されている容器本体3と、収容空間30の一端を開閉自在に設けられる蓋体4と、収容空間30に配置されている試料Sを破壊する破壊器である刃5と、破壊された試料Sから収容空間30に放出された揮発性物質に基づいて試料Sの香りの特性値を測定する測定器7と、を備えている。刃5は、蓋体4が収容空間30の一端を遮蔽する動作に基づいて試料Sを切断するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一端が開放された収容空間が形成されている容器本体と、
前記収容空間の一端を開閉自在に設けられる蓋体と、
前記収容空間に配置されている試料を破壊する破壊器と、
破壊された試料から前記収容空間に放出された揮発性物質に基づいて該試料の香りの特性値を測定する測定器と、を備え、
前記破壊器は、前記蓋体が前記収容空間の一端を遮蔽する動作に基づいて試料を破壊するように構成されていることを特徴とする、香り測定装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記破壊器は、前記蓋体の前記収容空間の一端への接近に基づいて試料を破壊するように構成されている、請求項1に記載の香り測定装置。
【請求項3】
前記容器本体及び前記蓋体の少なくとも一方は、区画壁を有し、
前記区画壁は、前記蓋体が前記収容空間の一端を遮蔽した状態において、前記収容空間のうち試料の近傍の空間を他の空間から区画するように構成されている、請求項2に記載の香り測定装置。
【請求項4】
試料を前記収容空間に固定する固定部材を備えている、請求項2に記載の香り測定装置。
【請求項5】
前記破壊器は、前記蓋体に設けられ、前記収容空間に向かって突出するように構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の香り測定装置。
【請求項6】
前記蓋体を前記容器本体に対して回転可能に支持するヒンジ部を備え、
前記蓋体は、前記ヒンジ部を中心とする回転により、前記収容空間の一端を開閉するように構成されている、請求項5に記載の香り測定装置。
【請求項7】
前記破壊器は、平板形状を呈し試料を切断する刃であり、該刃の厚さ方向に貫通する穴が形成されている、請求項5に記載の香り測定装置。
【請求項8】
前記破壊器は、試料を切断するワイヤ状部材である、請求項5に記載の香り測定装置。
【請求項9】
前記収容空間に連通する開口が前記容器本体及び前記蓋体の少なくとも一方に形成され、
前記測定器は、前記開口を介して前記収容空間から取り出された揮発性物質に基づいて試料の香りの特性値を測定するように構成されている、請求項5に記載の香り測定装置。
【請求項10】
前記容器本体及び前記蓋体のうち、前記収容空間を形成する部分の少なくとも一部、または、前記収容空間の一端を遮蔽する部分の少なくとも一部が、透明材料により形成されている、請求項5に記載の香り測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、香り測定装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
香りは、食品の美味しさや品質に寄与したり、人の神経活動や気分に影響を与えたりすることが知られている。香りの成分や特徴を分析する手段として、ガスクロマトグラフィ装置、ガスクロマトグラフィ/質量分析装置、ガスセンサ装置等が用いられている。これらの装置を用いた分析により、香りを構成する成分や香りの特徴等を同定することができる。
【0003】
上記装置で分析を行うためには、試料から香りの基となる揮発性物質を採取する必要がある。揮発性物質の採取法としては、試料から周囲に放出される揮発性物質を直接採取する方法や、揮発性物質を吸着する担体を試料の近傍に配置して採取する方法、溶媒を用いて試料中の揮発性物質を抽出する方法、試料を破壊して試料が内包している揮発性物質を放出させる方法等が知られている。
【0004】
特許文献1は、試料を破壊することにより揮発性物質を放出させる装置を開示している。この装置は、容器の内部に配置された試料を一対の疑似歯を用いて粉砕及び摩砕することにより、口腔内における咀嚼を模擬している。試料の破壊により、試料に内包されていた揮発性物質が容器の内部に放出される。この揮発性物質は、ガスクロマトグラフィにより分析される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-3247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された装置は、回転運動を直線運動に変換する機構を備えた電動モータを駆動し、疑似歯を往復動させることにより試料を破壊する。このため、装置が複雑になったり、揮発性物質の分析までに時間を要したりするおそれがあった。
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成で、試料から揮発性物質を迅速に放出させて試料の香りの特性値を測定することが可能な香り測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために、本発明は、一端が開放された収容空間が形成されている容器本体と、収容空間の一端を開閉自在に設けられる蓋体と、収容空間に配置されている試料を破壊する破壊器と、破壊された試料から収容空間に放出された揮発性物質に基づいて試料の香りの特性値を測定する測定器と、を備え、破壊器は、蓋体が収容空間の一端を遮蔽する動作に基づいて試料を破壊するように構成されている。
【0009】
この構成によれば、蓋体により収容空間の一端を遮蔽して収容空間を閉空間にする作業と同時に、収容空間に配置されている試料を破壊器により破壊することができる。この結果、簡易な構成で、試料から揮発性物質を迅速に放出させて、試料の香りの特性値を測定することが可能になる。
【0010】
本発明において、好ましくは、破壊器は、蓋体の収容空間の一端への接近に基づいて試料を破壊するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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