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公開番号2025106747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000337
出願日2024-01-04
発明の名称磁性部品、電気回路及び電力変換回路
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類H01F 37/00 20060101AFI20250709BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】損失を低減できる磁性部品、電気回路及び電力変換回路を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、磁性部品は、磁性コア部、第1、第2導電部材を含む。磁性コアは、第1~第3コアを含む。第1コアから第4コアへの第1方向は、第1コアから第3コアへの第2方向と交差する。第3コアから第2コアへの方向は、第1方向に沿う。第4コアから第2コアへの方向は第2方向に沿う。第1導電部材は、第1、第2導電部分を含む。第1導電部分は第1コアの周りを第1巻き方向で巻かれる。第2導電部分は第2コアの周りを第2巻き方向で巻かれる。第2巻き方向は、第1巻き方向と逆である。第2導電部材は、第3、第4導電部分を含む。第3導電部分は第3コアの周りを第3巻き方向で巻かれる。第4導電部分は第4コアの周りを第4巻き方向で巻かれる。第4巻き方向は、第3巻き方向と逆である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1コア、第2コア、第3コア及び第4コアを含む磁性コア部であって、前記第1コアから前記第4コアへの第1方向は、前記第1コアから前記第3コアへの第2方向と交差し、前記第3コアから前記第2コアへの方向は、前記第1方向に沿い、前記第4コアから前記第2コアへの方向は前記第2方向に沿い、前記第1コアと前記第4コアとの間の第1距離は、前記第1コアと前記第3コアとの間の第3距離と同じであり、前記第1距離は、前記第3コアと前記第2コアとの間の第2距離と同じであり、前記第1距離は、前記第4コアと前記第2コアとの間の第4距離と同じである、前記磁性コア部と、
第1導電部材であって、前記第1導電部材は、第1導電部分及び第2導電部分を含み、前記第1導電部分は前記第1コアの周りを第1巻き方向で巻かれ、前記第2導電部分は前記第2コアの周りを第2巻き方向で巻かれ、前記第2巻き方向は、前記第1巻き方向と逆である、前記第1導電部材と、
第2導電部材であって、前記第2導電部材は、第3導電部分及び第4導電部分を含み、前記第3導電部分は前記第3コアの周りを第3巻き方向で巻かれ、前記第4導電部分は前記第4コアの周りを第4巻き方向で巻かれ、前記第4巻き方向は、前記第3巻き方向と逆である、前記第2導電部材と、
を備えた、磁性部品。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1導電部材は、直流インダクタとして機能するよう構成され、
前記第2導電部材は、交流インダクタとして機能するよう構成された、請求項1に記載の磁性部品。
【請求項3】
前記第1導電部分は、前記第1コアの周りを第1回数で連続的に巻かれ、
前記第2導電部分は、前記第2コアの周りを第2回数で連続的に巻かれ、
前記第1回数は、前記第2回数と同じであり、
前記第3導電部分は、前記第3コアの周りを第3回数で連続的に巻かれ、
前記第4導電部分は、前記第4コアの周りを第4回数で連続的に巻かれ、
前記第3回数は、前記第4回数と同じである、請求項1に記載の磁性部品。
【請求項4】
前記第1回数は、前記第3回数よりも大きい、請求項3に記載の磁性部品。
【請求項5】
複数の前記第1導電部分が設けられ、
複数の前記第2導電部分が設けられ、
前記複数の第1導電部分の1つは、前記複数の第2導電部分の1つと、前記複数の第2導電部分の別の1つと、の間にあり、
前記複数の第2導電部分の前記1つは、前記複数の第1導電部分の前記1つと、前記複数の第1導電部分の別の1つと、の間にある、請求項1~4のいずれか1つに記載の磁性部品。
【請求項6】
複数の前記第3導電部分が設けられ、
複数の前記第4導電部分が設けられ、
前記複数の第3導電部分の1つは、前記複数の第4導電部分の1つと、前記複数の第4導電部分の別の1つと、の間にあり、
前記複数の第4導電部分の前記1つは、前記複数の第3導電部分の前記1つと、前記複数の第3導電部分の別の1つと、の間にある、請求項5に記載の磁性部品。
【請求項7】
請求項1に記載の磁性部品と、
第1キャパシタと、
を備え、
前記第1キャパシタは、前記第2導電部材と結合されるよう構成された、電気回路。
【請求項8】
前記第1導電部分は、第1部分及び第1他部分を含み、
前記第2導電部分は、第2部分及び第2他部分を含み、
前記第3導電部分は、第3部分及び第3他部分を含み、
前記第4導電部分は、第4部分及び第4他部分を含み、
前記第1キャパシタは、第1キャパシタ端及び第1他キャパシタ端を含み、
前記第1他部分は、前記第2部分と接続され、
前記第3他部分は、前記第4部分と接続され、
前記第2他部分は、前記第4他部分と接続され、
前記第1他キャパシタ端は、前記第3部分と接続され、
前記第1キャパシタ端は、前記第1部分と接続された、請求項7に記載の電気回路。
【請求項9】
スイッチング周波数をf
sw
とし、前記第2導電部材のインダクタをL
AC
としたとき、前記第1キャパシタの静電容量C
hf
は、1/{4π

・(f
sw


・L
AC
}の1/5以下である、請求項8に記載の電気回路。
【請求項10】
請求項8に記載の電気回路と、
第1スイッチ部分及び第1他スイッチ部分を含む第1スイッチ素子と、
第2スイッチ部分及び第2他スイッチ部分を含む第2スイッチ素子と、
を備え、
前記電気回路は、第1端子および第2端子を含み、
前記第1端子は、前記第1部分と電気的に接続され、
前記第2端子は、前記第2他部分と電気的に接続され、
前記第2端子は、前記第1他スイッチ部分及び前記第2スイッチ部分と電気的に接続された、電力変換回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁性部品、電気回路及び電力変換回路に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、磁性コアの周りに巻かれた導電部材を含む磁性部品が電力変換回路などに用いられる。磁性部品において損失の低減が望まれる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
D. Rothmund, T. Guillod, D. Bortis and J. W. Kolar, "99.1% Efficient 10 kV SiC-Based Medium-Voltage ZVS Bidirectional Single-Phase PFC AC/DC Stage," in IEEE Journal of Emerging and Selected Topics in Power Electronics, vol. 7, no. 2, pp. 779-797, June 2019.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、損失を低減できる磁性部品、電気回路及び電力変換回路を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、磁性部品は、磁性コア部、第1導電部材及び第2導電部材を含む。前記磁性コアは、第1コア、第2コア、第3コア及び第4コアを含む。前記第1コアから前記第4コアへの第1方向は、前記第1コアから前記第3コアへの第2方向と交差する。前記第3コアから前記第2コアへの方向は、前記第1方向に沿う。前記第4コアから前記第2コアへの方向は前記第2方向に沿う。前記第1コアと前記第4コアとの間の第1距離は、前記第1コアと前記第3コアとの間の第3距離と同じである。前記第1距離は、前記第3コアと前記第2コアとの間の第2距離と同じである。前記第1距離は、前記第4コアと前記第2コアとの間の第4距離と同じである。前記第1導電部材は、第1導電部分及び第2導電部分を含む。前記第1導電部分は前記第1コアの周りを第1巻き方向で巻かれる。前記第2導電部分は前記第2コアの周りを第2巻き方向で巻かれる。前記第2巻き方向は、前記第1巻き方向と逆である。前記第2導電部材は、第3導電部分及び第4導電部分を含む。前記第3導電部分は前記第3コアの周りを第3巻き方向で巻かれる。前記第4導電部分は前記第4コアの周りを第4巻き方向で巻かれる。前記第4巻き方向は、前記第3巻き方向と逆である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式図である。
図2は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式図である。
図3は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式図である。
図4は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式図である。
図5は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する等価回路図である。
図6は、第2参考例の磁性部品を例示する等価回路図である。
図7は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式的斜視図である。
図8は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式的斜視図である。
図9は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式的斜視図である。
図10は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式的斜視図である。
図11は、第3実施形態に係る電力変換回路を例示する等価回路図である。
図12(a)及び図12(b)は、第3実施形態に係る電力変換回路の特性を例示するグラフである。
図13は、第3実施形態に係る電力変換回路を例示する等価回路図である。
図14は、第3実施形態に係る電力変換回路を例示する等価回路図である。
図15は、第3実施形態に係る電力変換回路を例示する等価回路図である。
図16は、第3実施形態に係る電力変換回路を例示する等価回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1~図4は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する模式図である。
図5は、第1実施形態に係る磁性部品を例示する等価回路図である。
図1~図3は、斜視図である。図4は、磁性部品の一部を例示する平面図である。
【0009】
図1に示すように、実施形態に係る磁性部品110は、磁性コア部30と、第1導電部材10と、第2導電部材20と、を含む。磁性コア部30は、第1コア31、第2コア32、第3コア33及び第4コア34を含む。
【0010】
図4は、これらのコアを例示している。第1コア31から第4コア34への第1方向D1は、第1コア31から第3コア33への第2方向D2と交差する。第3コア33から第2コア32への方向は、第1方向D1に沿う。第4コア34から第2コア32への方向は、第2方向D2に沿う。第1方向D1と第2方向D2との間の角度は任意である。第2方向D2は、第1方向D1に対して傾斜しても良く、直交しても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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