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公開番号
2025104828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222954
出願日
2023-12-28
発明の名称
防火用システム
出願人
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20250703BHJP(信号)
要約
【課題】火災の予兆をさらに早期に検知し、火災の発生前に防火処理を行うことが可能な防火用システムを提供する。
【解決手段】防火用システムは、監視対象物から発生するガスの濃度を取得する第一取得部と、濃度と予め定められた閾値とを比較することで、監視対象物中の火元候補の位置を特定する検知部と、火元候補に対して防火処理を行う防火装置と、を備える。これにより、監視対象物の表面温度ではなく、当該監視対象物から発生するガスの濃度に基づいて、火元候補を特定することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
監視対象物から発生するガスの濃度、及び温度の少なくとも一方を取得する物理量センサと、
前記濃度と予め定められた閾値とを比較することで、前記監視対象物中の火元候補の位置を特定する検知部と、
前記火元候補に対して防火処理を行う防火装置と、
を備える防火用システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記監視対象物の表面に、低温揮発物質を散布する散布部をさらに備え、
前記物理量センサは、前記低温揮発物質に基づいて発生する揮発ガスの濃度、及び温度の少なくとも一方を取得する請求項1に記載の防火用システム。
【請求項3】
前記低温揮発物質は、水、有機溶剤、及びフッ素化合物を含む群から選択された少なくとも1つの物質である請求項2に記載の防火用システム。
【請求項4】
前記検知部によって前記火元候補が特定された場合に、前記防火装置に前記防火処理を実行させる制御装置と、
をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載の防火用システム。
【請求項5】
前記監視対象物を搬送する搬送装置をさらに備え、
前記搬送装置は、各々が前記監視対象物を搬送する複数のコンベアを有し、
複数の前記防火装置の各々は、前記複数のコンベアに含まれる1つ以上のコンベアにより搬送される前記監視対象物を受け入れ可能に配置されている請求項4に記載の防火用システム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記搬送装置上の前記火元候補が特定された場合に、前記特定されたタイミングから火災発生のタイミングまでの時間を示すクライテリアに基づき、複数の前記防火装置のなかから前記火元候補を受け入れる前記防火装置を選定する請求項5に記載の防火用システム。
【請求項7】
前記制御装置は、前記火元候補に関して取得された前記濃度と、前記監視対象物の種類ごとにあらかじめ取得された昇温プロファイルに基づいて予測された前記監視対象物の温度推移とに基づき、前記クライテリアを導出する請求項6に記載の防火用システム。
【請求項8】
前記制御装置は、前記火元候補に関して取得された前記濃度、及び前記温度の少なくとも一方が入力されると、前記クライテリアを出力するように学習された学習済みモデルを用いて、前記クライテリアを導出し、
前記学習済みモデルは、
前記監視対象物の種類ごとにあらかじめ予測された前記監視対象物の温度推移と、
前記監視対象物の種類ごとにあらかじめ取得された昇温プロファイルと、
の少なくとも一方を含むデータセットが入力される学習ステップが繰り返し実行されたことで、前記入力に応じた前記クライテリアを出力するように学習されている請求項7に記載の防火用システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、防火用システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、ごみ焼却炉の炉内のように、高温の燃焼物を取り扱う施設では、当該燃焼物に異常な高温や火災が発生した際にこれを検知するための手段が種々提唱されている。下記特許文献1には、赤外線カメラから出力される画像データをネットワーク上に接続された受信端末に伝送する監視システムであって、受信端末は伝送された画像データから温度を抽出して火災を検知する火災検知手段と、火災検知手段で検知した火災情報を表示する表示手段を有する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-100198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の装置では、温度のモニタリング対象が物体表面であり、発火源がごみに埋もれている場合、表面まで熱が伝わる時間の分だけ検知が遅くなる。これにより防火処理が間に合わない場合が生じる可能性がある。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、火災の予兆をさらに早期に検知し、火災の発生前に防火処理を行うことが可能な防火用システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る防火用システムは、監視対象物から発生するガスの濃度、及び温度の少なくとも一方を取得する物理量センサと、前記濃度と予め定められた閾値とを比較することで、前記監視対象物中の火元候補の位置を特定する検知部と、前記火元候補に対して防火処理を行う防火装置と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、火災の予兆をさらに早期に検知し、火災の発生前に防火処理を行うことが可能な防火用システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第一実施形態に係る防火用システムの概略構成図である。
本開示の第一実施形態に係る搬送装置の一部およびシュート部を示した斜視図である。
本開示の第一実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。
本開示の第一実施形態に係る火元候補の搬送先の防火装置をコンベア上の位置に対応付けて示した図である。
本開示の第一実施形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
本開示の第三実施形態に係る防火用システムの概略構成図である。
本開示の実施形態に係るコンピュータの構成を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<防火用システムの第1実施形態>
本開示に係る防火用システム100の第1実施形態について説明する。防火用システム100は、例えば、都市ごみや産業廃棄物などを処理対象物とする廃棄物処理プラント内で稼動するシステムである。防火用システム100は、廃棄物処理プラント内で処理される処理対象物から火災が発生することを未然に防止する。本明細書中の記載では、廃棄物処理プラント内で処理される処理対象物を「監視対象物T」と称する。
【0010】
図1に示すように、防火用システム100は、制御装置6と、搬送装置7と、シュート部8と、移送装置9と、物理量センサ10と、防火装置40とを備えている。はじめに、搬送装置7の構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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