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公開番号2025104608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222518
出願日2023-12-28
発明の名称画素回路基板、空間光変調器、及び表示システム
出願人エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
代理人園田・小林弁理士法人
主分類G02F 1/1368 20060101AFI20250703BHJP(光学)
要約【課題】駆動スイッチの耐電圧性を確保するとともに、駆動スイッチに接続される走査線又はデータ線を配置可能にした画素回路基板、空間光変調器、及び表示システムを提供する。
【解決手段】
画素回路基板は、画素電極の画素面と重畳する位置において隣接する画素電極に跨って延伸した複数の活性層領域と、走査端子とデータ端子と制御端子とを各々が有する複数の駆動スイッチと、各々の制御端子と複数の画素電極のうちの1つとの間に接続された複数の制御線と、走査端子に接続された走査線と、データ端子に接続されたデータ線とを備え、走査線は、複数の制御線を迂回して複数の駆動スイッチと複数の画素電極との間を延伸する。空間光変調器は、当該画素回路基板を備え、表示システムは、当該空間光変調器を備える。
【選択図】図4I
特許請求の範囲【請求項1】
空間光変調器用の画素回路基板であって、
互いに間隔をあけて配列され、前記空間光変調器の画素を規定する画素面を各々が有する複数の画素電極と、
前記画素面と重畳する位置において隣接する前記画素電極に跨って延伸し、前記複数の画素電極の配列方向と交差する方向において互いに間隔をあけて配列された複数の活性層領域と、
前記複数の活性層領域の各々に形成され、走査端子とデータ端子と制御端子とを各々が有する複数の駆動スイッチと、
各々の前記制御端子と前記複数の画素電極のうちの1つとの間に接続された複数の制御線と、
前記複数の駆動スイッチと前記複数の画素電極との間に配置され、前記走査端子に接続された走査線と、
前記複数の駆動スイッチと前記複数の画素電極との間に配置され、前記データ端子に接続されたデータ線と
を備え、
前記走査線は、前記複数の制御線を迂回して前記複数の駆動スイッチと前記複数の画素電極との間を延伸する
画素回路基板。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記走査線は、隣接する活性層領域を跨って延伸する配線セグメントを有する
請求項1に記載の画素回路基板。
【請求項3】
前記複数の制御線の各々は、
各々の前記制御端子から離れる方向に延伸する制御端子線と、
前記複数の画素電極のうちの1つから離れる方向に延伸する電極線と、
前記制御端子線と前記電極線との間を連結し、前記複数の画素電極の配列方向に延伸する中継線と
を有し、
前記走査線は、前記制御端子線を迂回して、前記複数の駆動スイッチと前記中継線との間を延伸する
請求項1又は2に記載の画素回路基板。
【請求項4】
前記画素面は、矩形形状である
請求項1又は2に記載の画素回路基板。
【請求項5】
前記活性層領域の延伸方向において、前記活性層領域の幅は、前記画素面の幅よりも長い
請求項4に記載の画素回路基板。
【請求項6】
前記複数の活性層領域の配列方向において、前記活性層領域の幅は、前記画素面の幅よりも短い
請求項4に記載の画素回路基板。
【請求項7】
前記画素面は、正方形である
請求項4に記載の画素回路基板。
【請求項8】
前記複数の活性層領域は、Si、SiC、GaN、及びGa



からなる群から選択される単結晶材料にて形成される
請求項1又は2に記載の画素回路基板。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の画素回路基板と、
前記画素回路基板の画素回路とともに駆動回路を形成する透明電極と、
前記複数の画素電極と前記透明電極との間に配置され、前記駆動回路から電圧が印加される光変調層と
を備えた
空間光変調器。
【請求項10】
前記光変調層は、強誘電性液晶にて形成される
請求項9に記載の空間光変調器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空間光変調器用の画素回路基板、当該画素回路を備えた空間光変調器、及び当該空間変調器を備えた表示システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高精細ディスプレイの実現のために、微細な画素面を有する画素電極が要求されているが、画素電極の画素面を微細にするに伴い、画素回路の駆動スイッチのチャネル長さを短くすると、耐電圧性が低下することが知られている。特許文献1においては、アスペクト比が4:1の2の画素回路が、それぞれ2つの画素電極に跨った回路構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2007/0247695号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の回路構成においては、画素電極の画素面を微細にしても、駆動スイッチの耐電圧性を確保することは可能である。しかしながら、画素回路の短手方向の幅が、該短手方向における画素電極の幅よりも短くなるため、駆動スイッチに接続される走査線又はデータ線を配線することが困難という課題があった。
【0005】
本開示は、駆動スイッチの耐電圧性を確保するとともに、駆動スイッチに接続される走査線又はデータ線を配置可能にした画素回路基板、空間光変調器、及び表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の画素回路基板は、空間光変調器用であって、互いに間隔をあけて配列され、前記空間光変調器の画素を規定する画素面を各々が有する複数の画素電極と、前記画素面と重畳する位置において隣接する前記画素電極に跨って延伸し、前記複数の画素電極の配列方向と交差する方向において互いに間隔をあけて配列された複数の活性層領域と、前記複数の活性層領域の各々に形成され、走査端子とデータ端子と制御端子とを各々が有する複数の駆動スイッチと、各々の前記制御端子と前記複数の画素電極のうちの1つとの間に接続された複数の制御線と、前記複数の駆動スイッチと前記複数の画素電極との間に配置され、前記走査端子に接続された走査線と、前記複数の駆動スイッチと前記複数の画素電極との間に配置され、前記データ端子に接続されたデータ線とを備え、前記走査線は、前記複数の制御線を迂回して前記複数の駆動スイッチと前記複数の画素電極との間を延伸する。
【0007】
また、本開示の空間光変調器は、上述の画素回路基板と、前記複数の画素電極とともに駆動回路を形成する透明電極と、前記複数の画素電極と前記透明電極との間に配置され、前記駆動回路から電圧が印加される光変調層とを備える。
【0008】
また、本開示の表示システムは、上述の空間光変調器を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、駆動スイッチの耐電圧性を確保するとともに、駆動スイッチに接続される走査線又はデータ線を配置可能にした画素回路基板、空間光変調器、及び表示システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る表示システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2Aは、図1の表示システムの構成における空間光変調器の配置の一例を示したブロック図である。
図2Bは、図1の表示システムの構成における空間光変調器の配置の別の一例を示したブロック図である。
図3は、実施形態に係る空間光変調器の構造の一例を概略的に示した図である。
図4Aは、実施形態に係る画素回路基板の一部の構造の一例を概略的に示した斜視図である。
図4Bは、実施形態に係る画素回路基板の更なる一部の構造の一例を図4Aに追加して概略的に示した斜視図である。
図4Cは、実施形態に係る画素回路基板の更なる一部の構造の一例を図4Bに追加して概略的に示した斜視図である。
図4Dは、実施形態に係る画素回路基板の更なる一部の構造の一例を図4Cに追加して概略的に示した斜視図である。
図4Eは、実施形態に係る画素回路基板の更なる一部の構造の一例を図4Dに追加して概略的に示した斜視図である。
図4Fは、実施形態に係る画素回路基板の更なる一部の構造の一例を図4Eに追加して概略的に示した斜視図である。
図4Gは、実施形態に係る画素回路基板の更なる一部の構造の一例を図4Fに追加して概略的に示した斜視図である。
図4Hは、実施形態に係る画素回路基板の更なる一部の構造の一例を図4Gに追加して概略的に示した斜視図である。
図4Iは、実施形態に係る画素回路基板の全体構造の一例を概略的に示した斜視図であり、実施の形態に係る画素回路基板の更なる一部の構造の一例が、図4Hに追加されている。
図5は、図4Iの画素回路基板において、画素電極の画素面をZ軸の負の方向に沿って視た概略的な平面図である。
図6Aは、図4Iの画素回路基板における全配線の一例を概略的に示した透視図である。
図6Bは、図4Iの画素回路基板における第n駆動スイッチの配線の一例を概略的に示した透視図である。
図6Cは、図4Iの画素回路基板における第n+1駆動スイッチの配線の一例を概略的に示した透視図である。
図6Dは、図4Iの画素回路基板における第n+2駆動スイッチの配線の一例を概略的に示した透視図である。
図6Eは、図4Iの画素回路基板における第n+3駆動スイッチの配線の一例を概略的に示した透視図である。
図7Aは、図6Eに対応する、図5のA-A断面図の一例である。
図7Bは、図5のA-A断面図の変形例である。
図8Aは、実施の形態に係る空間光変調器の画素回路の一部におけるデータ線及び走査線の配線の一例を示した概略図である。
図8Bは、実施の形態に係る空間光変調器の画素回路の一部における全ての配線の一例を示した概略図である。
図8Cは、実施の形態に係る空間光変調器の駆動回路の一部の一例を示す回路図である。
図9Aは、図8Aの変形例を示した概略図である。
図9Bは、図8Bの変形例を示した概略図である。
図9Cは、図8Cの変形例を示した回路図である。
図10は、図8Cの別の変形例を示した回路図である。
図11は、図8Cの点線領域Bにおける回路構成の変形例を示した回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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