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公開番号2025104096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221947
出願日2023-12-27
発明の名称メータパネルユニットおよび作業車両
出願人株式会社クボタ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 35/80 20240101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約【課題】メインコントローラとディスプレイコントローラとの間のソフトウェアバージョンの不一致を回避する。
【解決手段】作業車両用のメータパネルユニットは、デジタルディスプレイと、前記メータパネルユニットの全体の動作を制御するメインコントローラと、前記デジタルディスプレイを制御するディスプレイコントローラとを備える。前記メインコントローラおよび前記ディスプレイコントローラの各々は、前記メインコントローラと前記ディスプレイコントローラとの間の通信のバージョンを示す情報を格納する不揮発性メモリを備える。前記メータパネルユニットの起動時において、前記メインコントローラの通信のバージョンと前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンとが一致していない場合、前記メインコントローラまたは前記ディスプレイコントローラは警告を出力する。
【選択図】図22
特許請求の範囲【請求項１】
作業車両用のメータパネルユニットであって、
デジタルディスプレイと、
前記メータパネルユニットの全体の動作を制御するメインコントローラと、
前記デジタルディスプレイを制御するディスプレイコントローラと、
を備え、
前記メインコントローラおよび前記ディスプレイコントローラの各々は、前記メインコントローラと前記ディスプレイコントローラとの間の通信のバージョンを示す情報を格納する不揮発性メモリを備え、
前記通信のバージョンは、前記メインコントローラのソフトウェアの１つ以上のバージョン、および前記ディスプレイコントローラのソフトウェアの１つ以上のバージョンに対応しており、
前記メータパネルユニットの起動時において、前記メインコントローラの通信のバージョンと前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンとが一致していない場合、前記メインコントローラまたは前記ディスプレイコントローラが警告を出力する、
メータパネルユニット。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記メータパネルユニットの起動時において、前記メインコントローラの通信のバージョンと前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンとが一致していない場合、前記ディスプレイコントローラは、前記ディスプレイコントローラの前記ソフトウェアを更新するリプログラミングの操作をユーザに促す警告を前記デジタルディスプレイに表示させる、
請求項１に記載のメータパネルユニット。
【請求項３】
前記メータパネルユニットの起動時において、前記メインコントローラの通信のバージョンと前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンとが一致していない場合、前記ディスプレイコントローラは、前記メインコントローラの前記ソフトウェアを更新するリプログラミングの操作をユーザに促す警告を前記デジタルディスプレイに表示させる、
請求項１に記載のメータパネルユニット。
【請求項４】
前記メータパネルユニットの起動時において、前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンが前記メインコントローラの通信のバージョンよりも古い場合、前記ディスプレイコントローラは、前記ディスプレイコントローラの前記ソフトウェアを更新するリプログラミングの操作をユーザに促す警告を前記デジタルディスプレイに表示させる、
請求項１に記載のメータパネルユニット。
【請求項５】
前記メータパネルユニットの起動時において、前記メインコントローラの通信のバージョンが前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンよりも古い場合、前記ディスプレイコントローラは、前記メインコントローラの前記ソフトウェアを更新するリプログラミングの操作をユーザに促す警告を前記デジタルディスプレイに表示させる、
請求項１に記載のメータパネルユニット。
【請求項６】
前記リプログラミングの操作は、前記ディスプレイコントローラの前記ソフトウェアの更新ファイルを格納する外部記憶媒体を前記メータパネルユニットに接続することを含み、
前記ディスプレイコントローラは、
前記メインコントローラの通信のバージョンと前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンとが一致していない場合、前記外部記憶媒体を前記メータパネルユニットに接続することを要求するメッセージを含む警告を前記デジタルディスプレイに表示させ、
前記外部記憶媒体が前記メータパネルユニットに接続された後、前記外部記憶媒体に格納された前記更新ファイルに基づいて前記ソフトウェアを更新する、
請求項２に記載のメータパネルユニット。
【請求項７】
前記メータパネルユニットの起動時において、前記メインコントローラの通信のバージョンと前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンとが一致していない場合、前記メインコントローラは、スピーカまたはインジケータを制御して音または光による警告を出力する、
請求項１に記載のメータパネルユニット。
【請求項８】
請求項１から７のいずれか１項に記載のメータパネルユニットを備えた作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、メータパネルユニットおよび作業車両に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
次世代農業として、ＩＣＴ（Information and Communication Technology）およびＩｏＴ（Internet of Things）を活用したスマート農業の研究開発が進められている。圃場で使用されるトラクタなどの作業車両の自動化および無人化に向けた研究開発も進められている。例えば、精密な測位が可能なＧＮＳＳ（Global Navigation Satellite System）などの測位システムを利用して自動操舵で走行する作業車両が実用化されてきた。
【０００３】
トラクタなどの農業用作業車両の運転席の正面には、走行速度、エンジンの負荷状態、作業車両の各部の状態を表示して運転者（オペレータ）に通知するメータパネルユニットが設けられている。
【０００４】
特許文献１は、一般的な乗用車用のメータユニットを記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１２－３２２０９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
トラクタなどの農業機械に備え付けられるメータパネルには、走行または作業中の車両に関する種々の情報をオペレータに的確に通知することが求められる。また、このような農業機械は、屋外で様々な作業を実行するため、一般の乗用車に比べて、より多くの情報を表示する必要がある。農業機械がスマート農業に用いられる場合は、更に多くの情報を表示することが必要になる。しかし、メータパネルに表示される情報の量が増大するほど、視認性が低下し、運転者が必要な情報を取得することが難しくなる。
【０００７】
また、このようなメータパネルに求められる要求の高まりは、農業機械だけでなく、建設現場での作業に用いられる建設機械についても同様である。以下、移動型の農業機械および建設機械を総称して「作業車両」と称することとする。
【０００８】
本開示では、このような課題を解決することが可能なメータパネルユニットを提供する。特に、本開示は、メータパネルユニットのソフトウェアのリプログラミングに関する改善された機能を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本開示は、以下の項目に記載の解決手段を提供する。
【００１０】
［項目１］
作業車両用のメータパネルユニットであって、
デジタルディスプレイと、
前記メータパネルユニットの全体の動作を制御するメインコントローラと、
前記デジタルディスプレイを制御するディスプレイコントローラと、
を備え、
前記メインコントローラおよび前記ディスプレイコントローラの各々は、前記メインコントローラと前記ディスプレイコントローラとの間の通信のバージョンを示す情報を格納する不揮発性メモリを備え、
前記通信のバージョンは、前記メインコントローラのソフトウェアの１つ以上のバージョン、および前記ディスプレイコントローラのソフトウェアの１つ以上のバージョンに対応しており、
前記メータパネルユニットの起動時において、前記メインコントローラの通信のバージョンと前記ディスプレイコントローラの通信のバージョンとが一致していない場合、前記メインコントローラまたは前記ディスプレイコントローラが警告を出力する、
メータパネルユニット。
（【００１１】以降は省略されています）

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