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公開番号
2025103523
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220967
出願日
2023-12-27
発明の名称
固定クランプ
出願人
八洲防災設備株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20250702BHJP(信号)
要約
【課題】建具を傷つけず、取付け作業性がよく、様々なサイズの取付先の建具に対応できて美観を損ねにくい被取付機器の固定クランプを得る。
【解決手段】固定クランプは、建具を挟持する一対の挟持片と、一対の挟持片のそれぞれを、互いに近づく向き及び離れる向きに移動させる一対のボルトと、一対のボルトがそれぞれねじ込まれるボルト収容部を先端側に有する一対のアームと、一対のアームそれぞれの基端側に設けられ、アームと交差する方向に延びるレール部と、対向配置された一対のレール部をスライド可能に支持する係合部と、係合部の一対のレール部を支持する面とは反対側の面に設けられ、被取付機器が取り付けられる取付面とを備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建具を挟持する一対の挟持片と、
前記一対の挟持片のそれぞれを、互いに近づく向き及び離れる向きに移動させる一対のボルトと、
前記一対のボルトがそれぞれねじ込まれるボルト収容部を先端側に有する一対のアームと、
前記一対のアームそれぞれの基端側に設けられ、前記アームと交差する方向に延びるレール部と、
対向配置された一対の前記レール部をスライド可能に支持する係合部と、
前記係合部の前記一対のレール部を支持する面とは反対側の面に設けられ、被取付機器が取り付けられる取付面とを備えた
固定クランプ。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記取付面及び前記係合部には、前記一対のレール部のスライド方向と交差する方向に貫通し、ビスが挿入される固定穴が設けられており、
前記固定穴に挿入された前記ビスの先端部が、前記一対のレール部に係止される
請求項1に記載の固定クランプ。
【請求項3】
前記レール部には、前記レール部の前記スライド方向と長軸とが一致するように形成された長穴が設けられており、
前記固定穴に挿入された前記ビスの先端部が、前記長穴の縁に係止される
請求項2に記載の固定クランプ。
【請求項4】
前記レール部と前記係合部の一方には、前記レール部のスライド方向に沿って配置された複数の溝が設けられ、他方には、前記溝に嵌合する突起が設けられており、前記突起が前記溝に嵌合することで、前記レール部と前記係合部とが位置決めされる
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の固定クランプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災感知器又は電気機器等を建具に固定する固定クランプに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
建物には、火災を検出する火災感知器の設置が義務づけられている。また、防犯又は防災を目的とした監視機器、非常灯、スピーカ、防犯センサ等の電気機器が建物に設置されることも多い。このような火災感知器又は電気機器を建物に設置する際には、火災感知器又は電気機器をネジ止めすることが一般的である。しかし、火災感知器を天井又は壁にネジ止め固定すると、天井又は壁等の施工面を傷つけてしまう。重要文化財又は歴史的建造物等においては、とりわけ、そのような傷を避けたいという要請がある。
【0003】
施工面を傷つけることなく取付け及び取外しを行うことができる火災警報器として、建具を挟持する一対の挟持片と、挟持片を移動自在に支持する支持部と、挟持片の移動を規制する固定部とを備えた火災警報器が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1において、一方の挟持片にはT字型形状に突出する係合部が設けられており、この係合部が、支持部に形成された溝部に移動自在に係合されている。そして、固定された挟持片に対して、係合部が設けられた挟持片が近づけられることで、挟持片と挟持片との間に建具が挟持される。さらに、係合部が設けられた挟持片の外側に固定片を当接させ、この固定片をネジ部でネジ止めしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-102451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の火災警報器は、固定された挟持片に対して他方の挟持片を支持部に沿って移動させて建具を挟み込む構造である。このため、建具を挟み込んだときに挟持片が建具に加える力と、挟持片が建具に加える力とのバランスをとるのが難しかった。したがって、建具を過度な力で挟んで建具を傷つけたり、建具を挟む力が不足して火災警報器を落下させたり、力のバランスが悪くて火災警報器が傾いたり、といった不具合が生じる可能性があった。このような不具合を生じさせないように火災警報器を取り付けるためには、作業への熟練あるいは作業の微調整が必要であり、作業性の向上が望まれていた。
【0006】
また、取付先の天井又は壁等の建具の寸法は、均一ではない。特に、重要文化財又は歴史的建造物等においては、建具の寸法は画一化されておらず、大小様々である。このような様々な寸法の建具に特許文献1に記載の固定手段を用いて火災感知器又は電気機器等の被取付機器を取り付けようとすると、最大寸法の建具に合わせて支持部の長さを設定した固定手段を製造する必要がある。しかし、最大寸法の建具に支持部の長さを合わせると、寸法の小さい建具への取り付けの際には、挟持片の外にはみ出た長い支持部が露出し、美観を損ねてしまう。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、取付け作業性がよく、様々なサイズの取付先の建具に対応できて美観を損ねにくい被取付機器の固定クランプを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る固定クランプは、建具を挟持する一対の挟持片と、前記一対の挟持片のそれぞれを、互いに近づく向き及び離れる向きに移動させる一対のボルトと、前記一対のボルトがそれぞれねじ込まれるボルト収容部を先端側に有する一対のアームと、前記一対のアームそれぞれの基端側に設けられ、前記アームと交差する方向に延びるレール部と、対向配置された一対の前記レール部をスライド可能に支持する係合部と、前記係合部の前記一対のレール部を支持する面とは反対側の面に設けられ、被取付機器が取り付けられる取付面とを備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の固定クランプによれば、被取付機器を取付先の建具に取り付ける際の作業性を向上できる。また、本発明の固定クランプは、様々なサイズの取付先の建具に対応できて美観を損ねにくい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る固定クランプの分解斜視図である。
実施の形態に係る固定クランプの斜視図である。
実施の形態に係る固定クランプの斜視図である。
実施の形態に係る最小幅状態の固定クランプによる被取付機器の取り付け態様を説明する図である。
実施の形態に係る最大幅状態の固定クランプによる被取付機器の取り付け態様を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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