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公開番号2025103144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220293
出願日2023-12-27
発明の名称帯板状シート状物押圧固定具
出願人第一ビニール株式会社
代理人個人
主分類A01M 21/00 20060101AFI20250702BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】防草シート等のシート状物を地面に安定状態で押し付け固定可能とする。
【解決手段】押えピンを介してシート状物7を地面に押し付け固定する帯板状シート状物押圧固定具である。長手方向に延長する押え板2の表面に被押圧部5を有し、押え板2の裏面で前記シート状物に当接して該シート状物を地面に押し付け固定する。前記押えピンは、ピン体の上端に、被押圧部5を押圧する押圧部を有する。前記押え板の長手方向の両端部分の夫々に、前記ピン体を挿通させ得る挿通部15が設けられ、該長手方向の中間部分に、長手方向に所要間隔で複数個の挿通部15が設けられている。該挿通部15を挿通した前記ピン体が地面に挿入されることによって前記押圧部が前記被押圧部5を地面に向けて押圧する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
押えピンを介してシート状物を地面に押し付け固定する帯板状シート状物押圧固定具であって、
長手方向に延長する帯板状の押え板の表面に被押圧部を有し、且つ、該押え板の裏面で前記シート状物に当接して該シート状物を地面に押し付け固定するものであり、
前記押えピンは、ピン体の上端に、前記被押圧部を押圧する押圧部を有し、
前記押え板には、その長手方向に所要間隔で、該ピン体を該押え板の厚さ方向に挿通させ得る挿通部の少なくとも4個が設けられており、
該挿通部を挿通した前記ピン体が地面に挿入されることによって前記押圧部が前記被押圧部を地面に向けて押圧することを特徴とする帯板状シート状物押圧固定具。
続きを表示(約 3,400 文字)【請求項2】
前記押え板の長手方向の両端部分の夫々に、前記ピン体を挿通させ得る前記挿通部が設けられると共に、該長手方向の中間部分に、該長手方向に所要間隔を置いて複数個の前記挿通部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の帯板状シート状物押圧固定具。
【請求項3】
請求項1記載の帯板状シート状物押圧固定具が相互連結可能に構成されており、前記押え板の長手方向の両端部分の夫々に設けられている前記挿通部は連結孔として構成され、
該連結孔の孔心相互を合致させてなる連通連結孔に、前記ピン体を挿通させた状態で、該押え板相互が該ピン体の軸心回りに回動可能となされていることを特徴とする帯板状シート状物押圧固定具。
【請求項4】
請求項1記載の帯板状シート状物押圧固定具が相互連結可能に構成されており、前記押え板は、押え板本体の両端に第1、第2の連結片部が連設され、該第1、第2の連結片部の夫々に、連結孔として構成された前記挿通部が設けられており、該連結孔の孔心相互を合致させてなる連通連結孔に、前記押えピンのピン体を挿通させた状態で、該押え板相互が該ピン体の軸心回りに回動可能となされており、
前記押え板本体は、その全長に亘って同厚さであり、前記第1、第2の連結片部の厚さは該押え板本体の厚さの1/ 2に設定されており、
前記第1の連結片部の表面は前記押え板本体の表面に、前記長手方向と直交する段差面を介して連なり、該第1の連結片部の裏面は前記押え板本体の裏面と面一であり、
前記第2の連結片部の表面は前記押え板本体の表面と面一であり、該第2の連結片部の裏面は、前記押え板本体の裏面に、前記長手方向と直交する段差面を介して連なることを特徴とする帯板状シート状物押圧固定具。
【請求項5】
前記第1、第2の連結片部の夫々の先側縁は、外方に突の半円弧状を呈し、該第1、第2の連結片部に設けられている前記連結孔は、該半円弧状の中心部に配置されており、
前記第1の連結片部の前記表面には前記連結孔の周縁部で環状突部が突設され、該環状突部が前記第2の連結片部の前記連結孔に嵌入された状態で、該環状突部の外周面が該連結孔の内周面に当接し、
或いは、前記第2の連結片部の前記裏面には前記連結孔の周縁部で環状突部が突設され、該環状突部が前記第1の連結片部の前記連結孔に嵌入された状態で、該環状突部の外周面が該連結孔の内周面に当接し、
該嵌入状態で、該環状突部が該連結孔の軸心回りに回動可能であることを特徴とする請求項4記載の帯板状シート状物押圧固定具。
【請求項6】
請求項1記載の帯板状シート状物押え具が相互連結可能に構成されており、前記押え板は、押え板本体の両端に第1、第2の連結片部が連設され、
前記押え板は、その全長に亘って同厚さで、前記第1、第2の連結片部の厚さは、前記押え板本体の厚さの1/2に設定されており、
前記第1の連結片部の表面は前記押え板本体の表面に、前記長手方向と直交する段差面を介して連なり、該第1の連結片部の裏面は前記押え板本体の裏面と面一であり、
前記第2の連結片部の表面は前記押え板本体の表面と面一であり、該第2の連結片部の裏面は、前記押え板本体の裏面に、前記長手方向と直交する段差面を介して連なり、
前記第1の連結片部の前記表面と前記第2の連結片部の前記裏面とが当接した状態で、該表面及び該裏面の何れか一方の面に突設された枢軸が他方の面に設けられた軸受孔に挿入され、且つ、該枢軸の先端部に設けた抜け止め係止突部が該軸受孔の外端縁部に係合されることによって、該枢軸が該軸受孔から脱出することなく、前記押え板相互が該枢軸の軸心回りに回動し得ることを特徴とする帯板状シート状物押圧固定具。
【請求項7】
前記押え板に設けられている前記挿通部は、該押え板をその厚さ方向に貫通する挿通孔、及び/又は、該押え板の左右側縁部分に設けられ且つ該押え板の側縁で開口する左右の切欠部であることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載の帯板状シート状物押圧固定具。
【請求項8】
前記押え板に設けられている前記挿通部は、該押え板をその厚さ方向に貫通する挿通孔、及び/又は、該押え板の左右の側縁部分に左右対向状態で設けられ且つ該押え板の側縁で開口する左右の切欠部であり、
前記挿通孔は、該押え板の長手方向に長く且つ前記ピン体の径よりも大なる余裕拡大部を有する楕円形状挿通孔として形成され、
前記切欠部は、前記ピン体の径よりも大なる余裕拡大部して前記押え板の前記側縁で開口するU字状切欠部として形成され、該U字状切欠部のU字の底部分の表面側と裏面側は、該押え板の内方に向けて傾斜状態に拡張する拡張傾斜面として構成されていることを特徴とする請求項7記載の相互連結可能の帯板状シート状物押圧固定具。
【請求項9】
前記押え板には無数の小孔が連続して設けられた、ハニカム構造部を含む連続小孔構造部が設けられていることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載の帯板状シート状物押圧固定具。
【請求項10】
押えピンを介してシート状物を地面に押し付け固定する帯板状シート状物押圧固定具であって、相互連結可能であり、
長手方向に延長する帯板状の押え板の表面に被押圧部を有し、且つ、該押え板の裏面で前記シート状物に当接して該シート状物を地面に押し付け固定するものであり、
前記押えピンは、ピン体の上端に、前記被押圧部を押圧する押圧部を有し、
前記押え板は、押え板本体の両端に、連結孔が設けられた第1、第2の連結片部が連設され、
前記押え板本体は、その全長に亘って同厚さであり、前記第1、第2の連結片部の厚さは前記押え板本体の厚さの1/2に設定されており、
前記第1の連結片部の表面は前記押え板本体の表面に、前記長手方向と直交する段差面を介して連なり、該第1の連結片部の裏面は前記押え板本体の裏面と面一であり、
前記第2の連結片部の表面は前記押え板本体の表面と面一であり、該第2の連結片部の裏面は、前記押え板本体の裏面に、前記長手方向と直交する段差面を介して連なり、
前記第1の連結片部の前記表面に前記連結孔の周縁部で環状突部が突設され、該環状突部が前記第2の連結片部の前記連結孔に嵌入された状態で、該環状突部の外周面が該連結孔の内周面に当接し、
或いは、前記第2の連結片部の前記裏面に前記連結孔の周縁部で環状突部が突設され、該環状突部が前記第1の連結片部の前記連結孔に嵌入された状態で、該環状突部の外周面が該連結孔の内周面に当接し、
該嵌入状態で、該環状突部が該連結孔の軸心回りに回動可能であり、
前記押え板本体には、長手方向の中央線上でその延長方向に所要間隔を置いて、該長手方向に長く且つ前記ピン体の径よりも大なる余裕拡大部を有する楕円形状挿通孔として形成された前記挿通部が設けられており、
前記押え板本体の左右の側縁部分に左右対向状態で設けられ且つ該押え板の側縁で開口する、前記押えピンの前記ピン体の径よりも大なる余裕拡大部を有するU字状切欠部が設けられており、該U字状切欠部のU字の底部分の表面側と裏面側は、該押え板の内方に向けて傾斜状態に拡張する拡張傾斜面として構成されており、
前記押え板本体は、その周囲縁部と前記楕円形状挿通孔と前記U字状切欠部とが、夫々、該押え板本体の表裏に亘る厚さを有する縁取り部で縁取られると共に、前記押え板本体の長手方向中央線に沿って、該押え板本体の表裏に亘る厚さを有する中央線補強部が設けられており、該中央線補強部は、隣り合う前記楕円形状挿通孔の楕円形状縁取り部の長軸端部相互を連結する連結補強部と、端部に位置する楕円形状縁取り部と前記押え板本体の端部とを連結する端部補強部とからなり、
前記中央線補強部の両側で、該中央線補強部と前記周囲縁部と前記楕円形状縁取り部と前記U字状切欠部の縁取り部とによって囲まれた部分に、ハニカム構造部を含む連続小孔構造部が設けられていることを特徴とする帯板状シート状物押圧固定具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押えピンを介して、防草シート等のシート状物を地面に押し付け固定する帯板状シート状物押圧固定具に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
防草シート等のシート状物を地面に押し付け固定するために用いるシート状物押圧固定具として、特許文献1や特許文献2記載のシート固定具が提案されている。
【0003】
特許文献1に係るシート固定具は、防草シートを押さえつける押え板の両端に、孔部が設けられた円形状板が連設されている。特許文献1には、防草シートを地面に押し付け固定するための具体的な使用状態は明記されていないが、特許文献1の記載全体から次のように把握される。即ち、該押え板を該防草シートの表面に押し当てた状態で、相互が重ね合わせられた該円形状板の連通する孔部に挿通された固定ピンをハンマーで地面に打ち込み、該ピンの頭部を該円形状板に押し付けることによって防草シートを地面に押し付け固定するものと把握される。
【0004】
しかしながら、このようにして防草シートを地面に押し付け固定する場合は、押え板の両端に連設された円形状板にしか孔部が設けられていないため、次のような問題を生じさせた。即ち、前記連通する孔部に挿通された固定ピンを地面に打ち込み中に、該固定ピンの下端が土中の石等の障害物に当たると、該固定ピンをそれ以上には打ち込めないことがある。これでは、防草シートを地面に押し付け固定できないことになってしまう。
【0005】
一方、特許文献2記載のシート固定具は、防草シートの周縁部に隣接する周縁地面とに跨って敷設可能な帯幅を有する樹脂製の止着帯と固定ピンとを具備しており、該周縁部の両側部分で該止着帯を該固定ピンで地面に止着する構成を有していた。
【0006】
しかしながら、かかる構成のシート固定具は防草シートの周縁部を前記止着帯を介して間接的に地面に押さえることはできても、該周縁部を安定状態で直接的に地面に押圧して固定することはできなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
意匠登録第1620844号
特開2021-36838号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、防草シート等のシート状物を地面に安定状態で押し付け固定可能とする帯板状シート状物押圧固定具の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る帯板状シート状物押圧固定具の第1の態様は、押えピンを介してシート状物を地面に押し付け固定する帯板状シート状物押圧固定具であり、長手方向に延長する帯板状の押え板の表面に被押圧部を有し、且つ、該押え板の裏面で前記シート状物に当接して該シート状物を地面に押し付け固定するものである。前記押えピンは、ピン体の上端に、前記被押圧部を押圧する押圧部を有する。前記押え板には、その長手方向に所要間隔で、該ピン体を該押え板の厚さ方向に挿通させ得る挿通部の少なくとも4個が設けられている。そして、該挿通部を挿通した前記ピン体が地面に挿入されることによって前記押圧部が前記被押圧部を地面に向けて押圧することを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る帯板状シート状物押圧固定具の第2の態様は、前記第1の態様において、前記押え板の長手方向の両端部分の夫々に、前記ピン体を挿通させ得る前記挿通部が設けられると共に、該長手方向の中間部分に、該長手方向に所要間隔を置いて複数個の前記挿通部が設けられていることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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