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公開番号2025102720
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2024220578
出願日2024-12-17
発明の名称カルシウム系炭酸化合物及び無機質成形体
出願人神島化学工業株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類C04B 14/26 20060101AFI20250701BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】製造過程における混合物の流動性を維持しつつ、成形体の強度を向上させることができるカルシウム系炭酸化合物及び無機質成形体を提供する。
【解決手段】リン原子の含有量が1000ppm以下であり、硫黄原子の含有量が100ppm以上である立方体状のカルシウム系炭酸化合物。。前記カルシウム系炭酸化合物のレーザー回折法による平均粒子径は、2μm以上25μm以下であることが好ましい。前記カルシウム系炭酸化合物のBET比表面積は、0.3m2/g以上3m2/g以下であることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
リン原子の含有量が1000ppm以下であり、
硫黄原子の含有量が100ppm以上である
立方体状のカルシウム系炭酸化合物。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
レーザー回折法による平均粒子径が、2μm以上25μm以下である、請求項1に記載のカルシウム系炭酸化合物。
【請求項3】
BET比表面積が、0.3m

/g以上3m

/g以下である、請求項1に記載のカルシウム系炭酸化合物。
【請求項4】
見掛け比重が、1g/mL以上2g/mL以下である、請求項1に記載のカルシウム系炭酸化合物。
【請求項5】
P漏斗流下時間が7秒以上10秒以下である、請求項1に記載のカルシウム系炭酸化合物。
【請求項6】
マグネシウムの含有量が、1000ppm以上である、請求項1に記載のカルシウム系炭酸化合物。
【請求項7】
前記カルシウム系炭酸化合物は、合成カルシウム系炭酸化合物である、請求項1に記載のカルシウム系炭酸化合物。
【請求項8】
無機質成形体用である、請求項1に記載のカルシウム系炭酸化合物。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載のカルシウム系炭酸化合物を含む、無機質成形体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カルシウム系炭酸化合物及び無機質成形体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
無機質成形体は、大部分が水硬性材料や珪酸質材料等の無機物質で構成されている成形体であり、耐火性、軽量、高強度、作業性等の特性を有することから、住宅等の外壁材、屋根下地材、軒天井材等に広く用いられている。また、強度や耐火性が求められる建造物の基礎部分や壁、柱、床等にも広く用いられている。
【0003】
無機質成形体に要求される重要な性能の一つである強度を高める技術として、針状の炭酸カルシウムを配合する技術が提案されている(特許第6898926号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6898926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記技術によっても得られる無機質成形体の強度が低下する場合があり、また、製造過程における原料の混合物の流動性が低下し、ひいては製造工程全体での作業効率が低下するおそれがある。
【0006】
本発明は、製造過程における混合物の流動性を維持しつつ、成形体の強度を向上させることができるカルシウム系炭酸化合物及び無機質成形体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、以下の構成により、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明は、一実施形態において、
リン原子の含有量が1000ppm以下であり、
硫黄原子の含有量が100ppm以上である
立方体状のカルシウム系炭酸化合物に関する。
【0009】
本発明者らが検討した結果、カルシウム系炭酸化合物の結晶成長の際に高アスペクト比となるような針状化又は棒状化(以下、併せて「針状化等」ともいう。)の要因として、リン原子が針状化等を促進する一因子として働き、硫黄原子が針状化等を阻害する一因子として働くことを新たに見出した。当該カルシウム系炭酸化合物は、リン原子及び硫黄原子の含有量を特定範囲としているので、形状を効率的に立方体状へと制御することができる。
【0010】
他方、無機質成形体の分野では、針状炭酸カルシウム等の針状又は繊維状の補強材を用いて無機質成形体の強度を高めることが広く知られている。ところが、さらなる強度の向上のために針状補強材の配合量を増加させると、前述のように混合物の流動性が低下してしまうことから、強度の向上と流動性の維持とはいわばトレードオフの関係にある。本発明者らが検討を重ねたところ、意外にも、立方体状のカルシウム系炭酸化合物であれば、製造過程での混合物の流動性を維持しつつ、得られる無機質成形体の強度を向上させることができることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)

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