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公開番号2025102376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219790
出願日2023-12-26
発明の名称捕捉具
出願人有限会社スナミ製作所
代理人弁理士法人森特許事務所
主分類A01M 23/24 20060101AFI20250701BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】捕捉対象を確実に捕捉でき、しかも、捕捉のやり直しが容易である捕捉具を提供する。
【解決手段】柄2と捕捉用器具10と、を備え、捕捉用器具10は、先端部12aが互いに接近離間可能となるように揺動する一対のアーム部材12,12と、一対のアーム部材12,12の揺動を操作する操作機構15と、を備えており、操作機構15は、保持位置と解放位置との間を移動可能に設けられた操作部材16と、操作部材16を、解放位置から保持位置に向かって付勢する付勢部材と、操作部材16が保持位置に配置されると一対のアーム部材12,12の先端部12aが接近した状態で一対のアーム部材12,12の揺動を固定し、操作部材16が保持位置から解放位置に移動すると一対のアーム部材12,12の先端部12aを離間した状態とする切り換え機構15と、を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長尺な軸状の柄と、該柄の先端に設けられた捕捉用器具と、を備え、
前記捕捉用器具は、
ベース部材と、
基端部が前記ベース部材に連結された、先端部が互いに接近離間可能となるように前記基端部の揺動軸周りに揺動する一対のアーム部材と、
該一対のアーム部材の揺動を操作する操作機構と、を備えており、
該操作機構は、
前記一対のアーム部材の先端部側の保持位置と、前記一対のアーム部材の基端部側の解放位置との間を移動可能に設けられた操作部材と、
該操作部材を、前記解放位置から前記保持位置に向かって付勢する付勢部材と、
前記操作部材が前記保持位置に配置されると前記一対のアーム部材の先端部が接近した状態で該一対のアーム部材の揺動を固定し、前記操作部材が前記保持位置から前記解放位置に移動すると前記一対のアーム部材の先端部を離間するように該一対のアーム部材を揺動させる切り換え機構と、を有している
ことを特徴とする捕捉具。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記切り換え機構は、
前記一対のアーム部材の基端部にそれぞれ設けられた、該一対のアーム部材の先端側から基端側に向けて延びる一対の駆動溝と、
前記操作部材に連結された、前記一対の駆動溝にそれぞれ挿入される一対のカム部材と、を有しており、
該一対のカム部材は、
前記操作部材の移動に伴って、前記一対の駆動溝に沿って移動するように設けられており、
前記一対の駆動溝は、
前記一対のアーム部材の先端側に、前記操作部材が前記保持位置に配置された状態において該操作部材の移動方向と平行かつ互いに平行となるように形成された平行部と、
前記一対のアーム部材の基端側に、前記操作部材が前記保持位置に配置された状態において前記一対のアーム部材の基端側に向かうに従い互いに接近するように形成された傾斜部と、を有している
ことを特徴とする請求項1記載の捕捉具。
【請求項3】
前記ベース部材には、
前記操作部材の移動方向に沿って互いに平行になるように形成された、前記操作機構の一対のカム部材がそれぞれ挿入される一対の案内溝を備えている
ことを特徴とする請求項2記載の捕捉具。
【請求項4】
前記操作機構の操作部材は、
その移動方向が前記柄の軸方向と平行となるようにその移動が制限されている
ことを特徴とする請求項1記載の捕捉具。
【請求項5】
前記柄の基端には該捕捉具を使用する使用者が保持する保持部が設けられており、
該保持部は、
前記操作機構の操作部材と連結部材によって連結され前記柄の軸方向に沿って移動可能に設けられた開閉操作部を備えている
ことを特徴とする請求項4記載の捕捉具。
【請求項6】
前記柄は、
先端と基端との間を連通する内部空間を有しており、
該内部空間には、
前記連結部材が該内部空間に沿って移動可能に収容されている
ことを特徴とする請求項5記載の捕捉具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、捕捉具に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
人や動物などの捕捉対象を捕捉する道具にはさまざまなものがあり、現在、店舗などにおいて暴漢対策として準備される捕捉器具としてさすまたが知られている。さすまたは、長尺な軸で形成された柄の先端に、一対のアームを有するU字状の捕捉部材を有している。このため、U字状の捕捉部材における一対のアーム間の空間に取り押さえる捕捉対象を配置した状態でさすまたを地面や壁などに押し付ければ、捕捉部材によって地面などとの間に捕捉対象を挟んで取り押さえることができる。
【0003】
しかし、一般的なさすまたは、前述したように、捕捉部材と地面などとの間に捕捉対象を挟んで保持しているだけであり、捕捉対象を完全に拘束することはできない。このため、捕捉対象が暴れて捕捉部材を押し返せば地面などから捕捉部材が離れてしまいせっかく取り押さえた捕捉対象を逃がしてしまう場合がある。
【0004】
このような問題を解決する技術として、特許文献1に開示された技術が開発されている。特許文献1の技術は、一対の捕獲環の基端が一本の軸によってロッドの先端に揺動可能に連結された構造を有する捕獲器具が開示されている。この捕獲器具では、ロッドをその先端に向かって移動させれば一対の捕獲環の先端が開き、ロッドをその基端に向かって移動させれば一対の捕獲環の先端が閉じるようになっている。そして、この捕獲器具では、ロッドを先端から基端に向かって付勢するコイルスプリングと、このコイルスプリングに抗してロッドの移動を固定する機構と、を有している。特許文献1の捕獲器具は前述したような構造を有しているので、以下のようすれば、一対の捕獲環によって捕獲対象を拘束した状態で捕獲できる。まず、ロッドを先端に向かって移動させて一対の捕獲環の先端を開いた状態とし、その状態でロッドの移動を固定する。捕獲対象を捕捉する際には、一対の捕獲環内に捕獲対象を配置しロッドの移動の固定を解除する。すると、コイルスプリングの力によってロッドが基端に向かって移動し一対の捕獲環の先端が閉じるので、一対の捕獲環によって捕獲対象を拘束して捕獲できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-330689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述した特許文献1の捕獲器具では、ロッドの移動の固定を解除するだけで一対の捕獲環の先端を閉じることができるので、一対の捕獲環により捕獲対象を拘束できるから、捕獲対象を簡単に捕獲できる。しかし、特許文献1の捕獲器具では、一対の捕獲環が閉じた状態において、一対の捕獲環を閉じておく力はロッドを基端側に付勢するコイルスプリングの力だけで発生させている。また、特許文献1の捕獲器具には、一対の捕獲環を開く方向に付勢するトーションスプリングも設けられている。したがって、一対の捕獲環によって捕獲対象を拘束したとしても、捕獲対象が暴れて一対の捕獲環の先端を開く方向に力が加えれば一対の捕獲環の先端が開いて捕獲対象の拘束が解除されてしまい、捕獲対象を逃がしてしまう可能性がある。コイルスプリングの力を強くすれば一対の捕獲環の先端を閉じておく力を強くすることはできる可能性はあるが、その場合には、一対の捕獲環を開くためにロッドを先端側に移動させるために必要となる力が非常に大きくなる。すると、一度捕獲に失敗して一対の捕獲環が閉じてしまえば、再捕獲のために一対の捕獲環を開く作業に時間がかかってしまい、捕獲対象を取り逃がしてしまう可能性が高くなる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、捕捉対象を確実に捕捉でき、しかも、捕捉のやり直しが容易である捕捉具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1発明の捕捉具は、長尺な軸状の柄と、該柄の先端に設けられた捕捉用器具と、を備え、前記捕捉用器具は、ベース部材と、基端部が前記ベース部材に連結された、先端部が互いに接近離間可能となるように前記基端部の揺動軸周りに揺動する一対のアーム部材と、該一対のアーム部材の揺動を操作する操作機構と、を備えており、該操作機構は、前記一対のアーム部材の先端部側の保持位置と、前記一対のアーム部材の基端部側の解放位置との間を移動可能に設けられた操作部材と、該操作部材を、前記解放位置から前記保持位置に向かって付勢する付勢部材と、前記操作部材が前記保持位置に配置されると前記一対のアーム部材の先端部が接近した状態で該一対のアーム部材の揺動を固定し、前記操作部材が前記保持位置から前記解放位置に移動すると前記一対のアーム部材の先端部を離間するように該一対のアーム部材を揺動させる切り換え機構と、を有していることを特徴とする。
【0009】
第2発明の捕捉具は、第1発明において、前記切り換え機構は、前記一対のアーム部材の基端部にそれぞれ設けられた、該一対のアーム部材の先端側から基端側に向けて延びる一対の駆動溝と、前記操作部材に連結された、前記一対の駆動溝にそれぞれ挿入される一対のカム部材と、を有しており、該一対のカム部材は、前記操作部材の移動に伴って、前記一対の駆動溝に沿って移動するように設けられており、前記一対の駆動溝は、前記一対のアーム部材の先端側に、前記操作部材が前記保持位置に配置された状態において該操作部材の移動方向と平行かつ互いに平行となるように形成された平行部と、前記一対のアーム部材の基端側に、前記操作部材が前記保持位置に配置された状態において前記一対のアーム部材の基端側に向かうに従い互いに接近するように形成された傾斜部と、を有していることを特徴とする。
【0010】
第3発明の捕捉具は、第2発明において、前記ベース部材には、前記操作部材の移動方向に沿って互いに平行になるように形成された、前記操作機構の一対のカム部材がそれぞれ挿入される一対の案内溝を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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