TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025102048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219242
出願日
2023-12-26
発明の名称
流体解析装置、流体解析システム及び流体解析方法
出願人
株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング
代理人
個人
,
個人
主分類
G01M
9/06 20060101AFI20250701BHJP(測定;試験)
要約
【課題】間欠スモークを用いて気流を可視化する場合に観察領域の全域にわたる流速ベクトル分布を得て観察領域の全域にわたる気流の可視化を行うことができる流体解析装置、流体解析システム及び流体解析方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1以上の間欠スモークSMが観察領域Eを通過する単位観察時間ΔT内に、観察領域Eを形成する複数の微小演算領域EEにおける煙の濃淡をもとに流速ベクトルVを連続演算し、単位観察時間ΔT内における各微小演算領域EEの最大流速ベクトルを各微小演算領域EEの決定流速ベクトルD1とし、該決定流速ベクトルD1を用いて観察領域Eの全域における空気の流れを可視化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
空気の定常流に対して間欠的に煙を流した間欠スモークを被測定物に対して流し、該被測定物の周囲の観察領域における間欠スモークの流れを撮像した画像をもとに前記観察領域における空気の流れを解析する流体解析装置であって、
少なくとも1以上の間欠スモークが前記観察領域を通過する単位観察時間内に、前記観察領域を形成する複数の微小演算領域における煙の濃淡をもとに流速ベクトルを連続演算し、前記単位観察時間内における各微小演算領域の最大流速ベクトルを各微小演算領域の決定流速ベクトルとして前記観察領域の全域における空気の流れを可視化することを特徴とする流体解析装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
連続する単位観察時間に求められた複数の決定流速ベクトルの平均値を各微小演算領域の前記決定流速ベクトルとして前記観察領域の全域における空気の流れを可視化することを特徴とする請求項1に記載の流体解析装置。
【請求項3】
空気の定常流に対して間欠的に煙を流した間欠スモークを被測定物に対して流す間欠スモーク発生装置と、
前記被測定物の周囲の観察領域における間欠スモークの流れを撮像する撮像装置と、
前記撮像装置が撮像した画像をもとに前記観察領域における空気の流れを解析する流体解析装置と
を備えた流体解析システムであって、
前記流体解析装置は、少なくとも1以上の間欠スモークが前記観察領域を通過する単位観察時間内に、前記観察領域を形成する複数の微小演算領域における煙の濃淡をもとに流速ベクトルを連続演算し、前記単位観察時間内における各微小演算領域の最大流速ベクトルを各微小演算領域の決定流速ベクトルとして前記観察領域の全域における空気の流れを可視化することを特徴とする流体解析システム。
【請求項4】
連続する単位観察時間に求められた複数の決定流速ベクトルの平均値を各微小演算領域の前記決定流速ベクトルとして前記観察領域の全域における空気の流れを可視化することを特徴とする請求項3に記載の流体解析システム。
【請求項5】
空気の定常流に対して間欠的に煙を流した間欠スモークを被測定物に対して流し、該被測定物の周囲の観察領域における間欠スモークの流れを撮像した画像をもとに前記観察領域における空気の流れを解析する流体解析方法であって、
少なくとも1以上の間欠スモークが前記観察領域を通過する単位観察時間内に、前記観察領域を形成する複数の微小演算領域における煙の濃淡をもとに流速ベクトルを連続演算し、前記単位観察時間内における各微小演算領域の最大流速ベクトルを各微小演算領域の決定流速ベクトルとして前記観察領域の全域における空気の流れを可視化することを特徴とする流体解析方法。
【請求項6】
連続する単位観察時間に求められた複数の決定流速ベクトルの平均値を各微小演算領域の前記決定流速ベクトルとして前記観察領域の全域における空気の流れを可視化することを特徴とする請求項5に記載の流体解析方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、間欠スモークを用いて気流を可視化する場合に観察領域の全域にわたる流速ベクトル分布を得て観察領域の全域にわたる気流の可視化を行うことができる流体解析装置、流体解析システム及び流体解析方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両等の対象物の周囲の気流を観測する風洞試験システムが知られている。例えば、車両の走行時の風の影響を測定する場合には、該車両を風洞試験システム内に設置し、煙流出ノズルから該車両に対して煙を射出するとともに、車両の周囲の画像をカメラで撮像する。そして、カメラで撮像した画像をPIV(Particle Image Velocimetry)解析することにより、車両の周囲の気流が観測される。
【0003】
このため、特許文献1には、被測定物に向けて射出された被測定物の周囲の煙の流線を可視化する風洞試験装置が開示されている。かかる特許文献1を用いることにより、被測定物の周囲の気流の経路を線として計測することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-066830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記の特許文献1のものは、煙流出ノズルから該車両に対して煙を連続的に射出するため、煙が一様に混ざり合ってしまう場合がある。その結果、PIV解析で必要な煙の濃淡や形状が発生せず、気流の解析ができないという問題が生ずる場合がある。特に、自動車走行速度を想定した、ある程度速い風速(30~60km/h)での気流の可視化は、微粒子が一様に分布してしまい、困難であった。
【0006】
そこで、本発明者らは、煙を間欠的に流した間欠スモークを被測定物に対して流すことにより、気流に濃淡を付けることが可能になり、この煙の濃淡により観察領域の任意の部位の流速ベクトルを求めて気流を可視化できることを見出した。
【0007】
しかし、可視化できる気流は、間欠スモークが通過した部分のみであるため、部分的かつ瞬間的なものであり、観察領域の全域にわたる流速ベクトルの分布を得て観察領域の全域にわたる気流の可視化を行うことは困難であった
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、間欠スモークを用いて気流を可視化する場合に観察領域の全域にわたる流速ベクトル分布を得て観察領域の全域にわたる気流の可視化を行うことができる流体解析装置、流体解析システム及び流体解析方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る流体解析装置は、空気の定常流に対して間欠的に煙を流した間欠スモークを被測定物に対して流し、該被測定物の周囲の観察領域における間欠スモークの流れを撮像した画像をもとに前記観察領域における空気の流れを解析する流体解析装置であって、少なくとも1以上の間欠スモークが前記観察領域を通過する単位観察時間内に、前記観察領域を形成する複数の微小演算領域における煙の濃淡をもとに流速ベクトルを連続演算し、前記単位観察時間内における各微小演算領域の最大流速ベクトルを各微小演算領域の決定流速ベクトルとして前記観察領域の全域における空気の流れを可視化することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る流体解析装置は、上記発明において、連続する単位観察時間に求められた複数の決定流速ベクトルの平均値を各微小演算領域の前記決定流速ベクトルとして前記観察領域の全域における空気の流れを可視化することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本精機株式会社
計器装置
26日前
株式会社東光高岳
計器
22日前
株式会社ミツトヨ
測定器
19日前
日本精機株式会社
液面検出装置
28日前
株式会社国際電気
試験装置
4日前
大和製衡株式会社
組合せ秤
1か月前
大和製衡株式会社
組合せ秤
28日前
有限会社原製作所
検出回路
1か月前
大和製衡株式会社
組合せ秤
28日前
個人
フロートレス液面センサー
1か月前
大同特殊鋼株式会社
疵検出方法
19日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
29日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
20日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
29日前
エグゼヴィータ株式会社
端末装置
20日前
キヤノン株式会社
放射線撮像装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
20日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
1か月前
ダイハツ工業株式会社
試験用治具
1か月前
柳井電機工業株式会社
部材検査装置
20日前
タカノ株式会社
試料分析装置
19日前
オムロン株式会社
スイッチング装置
4日前
日本装置開発株式会社
X線検査装置
7日前
バイオテック株式会社
容器設置装置
20日前
富士電機株式会社
エンコーダ
21日前
大同特殊鋼株式会社
座標系較正方法
1か月前
WOTA株式会社
液位検出システム
4日前
富士電機株式会社
エンコーダ
21日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
タカノ株式会社
試料分析装置
19日前
新電元メカトロニクス株式会社
位置検出装置
26日前
株式会社ノーリツ
通信システム
26日前
大同特殊鋼株式会社
ラベル色特定方法
1か月前
旭光電機株式会社
漏出検出装置
1か月前
株式会社フジキン
流量測定装置
1か月前
JNC株式会社
トランジスタ型センサ
19日前
続きを見る
他の特許を見る