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公開番号2025101086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217672
出願日2023-12-25
発明の名称鉄道業務情報変更システム、鉄道業務情報管理システム、および鉄道業務情報変更方法
出願人株式会社日立製作所
代理人青稜弁理士法人
主分類B61L 27/00 20220101AFI20250630BHJP(鉄道)
要約【課題】ユーザが、表示された複数の鉄道業務情報を直感的に理解し、複数の鉄道業務情報に一元的にアクセスしてデータを変更することを可能とする。
【解決手段】鉄道業務に関する情報と、仮想空間にデータを表示するためにデータの可視化ルールを定めた可視化ルールと、に基づいて作成された仮想空間表示データに対して、仮想空間に表示されたアバターを介した操作に対する変更操作に関する情報を取得し、取得した変更操作に関する情報に基づいて、変更操作の種別を判定し、判定した種別と、あらかじめ定められた鉄道業務に関する情報および種別に応じた変更操作のルールを示すデータ変更ルールとに基づいて、仮想空間表示データにおける変更操作の変更先となる候補ノードを作成し、作成した候補ノードに対するアバターを介した操作に基づいて、候補ノードの中から変更操作されたノードを決定し、決定したノードに対して所定の条件を満たすノードを含む鉄道業務に関する情報を更新する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサとメモリとを有したコンピュータにより、仮想空間上に表示された鉄道業務に関する情報を変更するための鉄道業務情報変更システムであって、
前記プロセッサは、
前記鉄道業務に関する情報と、前記仮想空間にデータを表示するためにデータの可視化ルールを定めた可視化ルールと、に基づいて作成された仮想空間表示データに対して、前記仮想空間に表示されたアバターを介した操作に対する変更操作に関する情報を取得して前記メモリに記憶し、
取得した前記変更操作に関する情報に基づいて、前記変更操作の種別を判定し、
判定した前記種別と、あらかじめ定められた前記鉄道業務に関する情報および前記種別に応じた前記変更操作のルールを示すデータ変更ルールとに基づいて、前記仮想空間表示データにおける前記変更操作の変更先となる候補ノードを作成して前記メモリに記憶し、
作成した前記候補ノードに対するアバターを介した操作に基づいて、前記候補ノードの中から前記変更操作されたノードを決定し、決定した前記ノードに対して所定の条件を満たすノードを含む前記鉄道業務に関する情報を更新する、
ことを特徴とする鉄道業務情報変更システム。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
列車の運行計画を示す運行計画情報、列車の発着に関する番線情報、列車の車両基地情報、前記運行計画に対して使用する車両を割り当てた車両運用情報、前記運行計画を表したダイヤ図、前記運行計画を変更した運転整理案情報を含む前記鉄道業務に関する情報の少なくとも1つを用いて、前記変更操作の取得、前記候補ノードの作成、前記鉄道業務に関する情報の更新を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道業務情報変更システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記判定において、前記種別と、前記変更操作の対象となった操作対象データと、当該操作対象データが含まれる前記鉄道業務に関する情報とを対応付けた操作対象種別情報を出力し、
出力した前記操作対象種別情報と、前記データ変更ルールとに基づいて、前記候補ノードを作成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道業務情報変更システム。
【請求項4】
前記データ変更ルールには、前記種別についての前記変更操作の変更可能範囲を含み、
前記プロセッサは、
前記候補ノードの作成において、前記種別と、前記データ変更ルールの前記変更可能範囲とに基づいて、変更先となる前記候補ノードの範囲を示す変更先候補データ範囲を作成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道業務情報変更システム。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記仮想空間表示データとして表示されているすべての前記鉄道業務に関する情報について、前記変更先候補データ範囲との関係を調べる、
ことを特徴とする請求項4に記載の鉄道業務情報変更システム。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記判定において、前記種別と、前記変更操作の対象となった操作対象データと、当該操作対象データが含まれる前記鉄道業務に関する情報とを対応付けた操作対象種別情報を出力し、
前記候補ノードとして、少なくとも、前記操作対象種別情報に記憶されている操作対象データに前記データ変更ルールを適用して前記変更先候補データ範囲を作成するための操作対象データとして記憶されている変更対象データと、当該変更対象データの種別と、当該変更対象データが所属する前記鉄道業務に関する情報である変更対象所属先鉄道業務情報と、前記変更対象データの各データについて前記変更先候補データ範囲により算出された変更先候補データと、当該変更先候補データの種別と、前記変更先候補データが属する前記鉄道業務に関する情報である変更先候補所属先鉄道業務情報と、を含むデータを出力する、
ことを特徴とする請求項4に記載の鉄道業務情報変更システム。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記鉄道業務に関する情報の更新において、決定した前記ノードについての前記変更対象所属先鉄道業務情報を含む前記鉄道業務に関する情報について、当該変更対象所属先鉄道業務情報と、前記変更先候補所属先鉄道業務情報の両方を更新する、
ことを特徴とする請求項6に記載の鉄道業務情報変更システム。
【請求項8】
プロセッサとメモリとを有したコンピュータにより構成された、仮想空間上に表示された鉄道業務に関する情報を変更するための鉄道業務情報変更システムと、前記鉄道業務に関する情報を保持する鉄道業務システムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、がネットワークを介して接続された鉄道業務情報管理システムであって、
前記鉄道業務情報変更システムは、
前記鉄道業務システムから前記鉄道業務に関する情報を、前記ネットワークを介して取得し、
取得した前記鉄道業務に関する情報と、前記仮想空間にデータを表示するためにデータの可視化ルールを定めた可視化ルールと、に基づいて作成された仮想空間表示データに対して、前記仮想空間に表示されたアバターを介した操作に対する変更操作に関する情報を前記ユーザ端末から取得し、
取得した前記変更操作に関する情報に基づいて、前記変更操作の種別を判定し、
判定した前記種別と、あらかじめ定められた前記鉄道業務に関する情報および前記種別に応じた前記変更操作のルールを示すデータ変更ルールとに基づいて、前記仮想空間表示データにおける前記変更操作の変更先となる候補ノードを作成し、
作成した前記候補ノードに対するアバターを介した前記ユーザ端末からの操作に基づいて、前記候補ノードの中から前記変更操作されたノードを決定し、決定した前記ノードに対して所定の条件を満たすノードを含む前記鉄道業務に関する情報を更新する、
ことを特徴とする鉄道業務情報管理システム。
【請求項9】
プロセッサとメモリとを有したコンピュータにより、仮想空間上に表示された鉄道業務に関する情報を変更するための鉄道業務情報変更方法であって、
前記コンピュータは、
前記鉄道業務に関する情報と、前記仮想空間にデータを表示するためにデータの可視化ルールを定めた可視化ルールと、に基づいて作成された仮想空間表示データに対して、前記仮想空間に表示されたアバターを介した操作に対する変更操作に関する情報を取得し、
取得した前記変更操作に関する情報に基づいて、前記変更操作の種別を判定し、
判定した前記種別と、あらかじめ定められた前記鉄道業務に関する情報および前記種別に応じた前記変更操作のルールを示すデータ変更ルールとに基づいて、前記仮想空間表示データにおける前記変更操作の変更先となる候補ノードを作成し、
作成した前記候補ノードに対するアバターを介した操作に基づいて、前記候補ノードの中から前記変更操作されたノードを決定し、決定した前記ノードに対して所定の条件を満たすノードを含む前記鉄道業務に関する情報を更新する、
ことを特徴とする鉄道業務情報変更方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、鉄道業務情報変更システム、鉄道業務情報管理システム、および鉄道業務情報変更方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道業務に必要な情報について、特許文献1では、ダイヤ変更の数値データを入力することなく表示画面の列車ダイヤのダイヤスジを見ながら直接所要とするダイヤスジに変更する技術が開示されている。特許文献1には、「列車の運行を示すダイヤスジデータを記憶するダイヤメモリと、このダイヤメモリのダイヤスジデータを表示画面に表示する制御ダイヤ表示制御手段11と、この表示画面に表示されたダイヤスジのある指定入力点の座標位置から駅名の他、着・発の何れの変更かを判断する着・発変更判断手段13と、指定入力点の座標位置から時刻方向に座標位置を指定したとき、この時刻方向の変更時刻を計算する変更時刻演算手段14と、この計算された変更時刻に基づいて変更すべきダイヤスジを更新表示する更新手段15とを設けた列車ダイヤ作成装置」という記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平06-321111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、ダイヤ変更システムにおけるダイヤスジを、マウス操作により移動することでダイヤデータを変更している。しかしながら、運行計画と関連する情報の変更を、運行計画にあわせて一度に変更するなど、変更対象となる様々なデータの変更を一元的に実施することはできない。また、ユーザ(例えば、指令員)が運行状況を把握するためには、表示内容が逐次変更される複数のディスプレイ上の図表から必要な情報を取得し、情報の対応付けを行う必要があるが、このような情報の取得や対応付けは、ユーザにとって業務負荷が高い。そのため、従来よりも一層、ユーザが直感的に理解できるように、複数の鉄道業務情報を表示することが可能な技術が望まれている。さらに、運転整理のためのデータ変更操作は、各ディスプレイに対して行う必要があるが、特許文献1をはじめとする従来の技術では、複数の情報を跨るような一元的なデータの変更ができず、ユーザが、一元的に、複数の鉄道業務情報にアクセスしてデータを変更する技術が望まれている。
【0005】
そこで本発明は、ユーザが、表示された複数の鉄道業務情報を直感的に理解し、複数の鉄道業務情報に一元的にアクセスしてデータを変更することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる鉄道業務情報変更システムは、プロセッサとメモリとを有したコンピュータにより、仮想空間上に表示された鉄道業務に関する情報を変更するための鉄道業務情報変更システムであって、前記プロセッサは、前記鉄道業務に関する情報と、前記仮想空間にデータを表示するためにデータの可視化ルールを定めた可視化ルールと、に基づいて作成された仮想空間表示データに対して、前記仮想空間に表示されたアバターを介した操作に対する変更操作に関する情報を取得して前記メモリに記憶し、取得した前記変更操作に関する情報に基づいて、前記変更操作の種別を判定し、判定した前記種別と、あらかじめ定められた前記鉄道業務に関する情報および前記種別に応じた前記変更操作のルールを示すデータ変更ルールとに基づいて、前記仮想空間表示データにおける前記変更操作の変更先となる候補ノードを作成して前記メモリに記憶し、作成した前記候補ノードに対するアバターを介した操作に基づいて、前記候補ノードの中から前記変更操作されたノードを決定し、決定した前記ノードに対して所定の条件を満たすノードを含む前記鉄道業務に関する情報を更新する、ことを特徴とする鉄道業務情報変更システムとして構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザが、表示された複数の鉄道業務情報を直感的に理解し、複数の鉄道業務情報に一元的にアクセスしてデータを変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
鉄道業務情報変更システムのブロック図と、鉄道業務情報変更システムに接続される関連システムの一例を示す図である。
鉄道業務情報変更システムのハードウェア構成例を示す図である。
鉄道業務情報変更システムが実行する全体処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
変更先候補ノード作成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
データ変更反映処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
鉄道業務情報更新処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
仮想空間上の表示出力例を示す図である(複数ダイヤ表示例)。
仮想空間上の表示出力例を示す図である(番線情報表示例)。
仮想空間上の表示出力例を示す図である(車両基地情報表示例)。
仮想空間上の表示出力例を示す図である(運転整理案表示例)。
仮想空間上の表示出力例を示す図である(車両運用情報表示例)。
ある路線L1を運行する列車(Tr01)の運行計画情報の一例を示す図である。
別の路線L2を運行する列車(Tr02)の運行計画情報の一例を示す図である。
鉄道業務情報の1つである番線情報の一例を示す図である。
鉄道業務情報の1つである車両基地情報の一例を示す図である。
鉄道業務情報の1つである車両運用情報の一例を示す図である。
可視化フレームの一例を示す図である。
運行計画情報を可視化フレームにあてはめたときの仮想空間表示データの一例を示す図である。
仮想空間表示データに対してアバター操作が行われたときのアバター操作情報の一例を示す図である。
操作対象種別情報の一例を示す図である。
データ変更ルール一覧の一例を示す図である。
データ変更ルールの一例を示す図である。
変更対象データ情報の一例を示す図である。
変更先候補データ範囲の一例を示す図である。
変更先候補データ情報の一例を示す図である。
変更先候補ノードの一例を示す図である。
変更先ノードの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
【0010】
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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