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公開番号2025095073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210863
出願日2023-12-14
発明の名称制御方法、演算装置
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06T 19/00 20110101AFI20250619BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの行動に基づき仮想空間における表示を制御できる。
【解決手段】制御方法は、演算装置が仮想空間における表示を制御する制御方法であって、ユーザの意思を示すデータであるユーザコンテクストを取得するコンテクスト取得処理と、仮想空間における部品の動作を示すアクションスクリプトを取得するスクリプト取得処理と、仮想空間の状態、ユーザコンテクスト、および複数のアクションスクリプトの選択肢を言語モデルに入力し、複数のアクションスクリプトの選択肢の尤度を得る尤度算出処理と、尤度に基づき仮想空間における表示を変化させる表示変化処理と、を含む。
【選択図】図12

特許請求の範囲【請求項1】
演算装置が仮想空間における表示を制御する制御方法であって、
ユーザの意思を示すデータであるユーザコンテクストを取得するコンテクスト取得処理と、
前記仮想空間における部品の動作を示すアクションスクリプトを取得するスクリプト取得処理と、
前記仮想空間の状態、前記ユーザコンテクスト、および複数の前記アクションスクリプトの選択肢を言語モデルに入力し、前記複数のアクションスクリプトの選択肢の尤度を得る尤度算出処理と、
前記尤度に基づき前記仮想空間における表示を変化させる表示変化処理と、を含む制御方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の制御方法であって、
前記表示変化処理では、前記アクションスクリプトの実行に必要な前記部品の重要度であるイベント重要度を当該アクションスクリプトの前記尤度に基づき設定し、前記重要度の大きさに基づき前記部品の表示の有無を決定する、制御方法。
【請求項3】
請求項1に記載の制御方法であって、
前記演算装置は、前記仮想空間の映像を生成する描画部を備えるクライアント端末と通信する通信部をさらに備え、
前記表示変化処理では、前記アクションスクリプトの実行に必要な前記部品の重要度であるイベント重要度を当該アクションスクリプトの前記尤度に基づき設定し、前記重要度の大きさに基づき前記クライアント端末に前記部品のデータをダウンロードさせる、制御方法。
【請求項4】
請求項2に記載の制御方法であって、
前記表示変化処理では、前記イベント重要度が設定された前記部品との接合関係、属性関係、および工法関係の少なくとも1つに基づき相関重要度を設定し、少なくとも前記イベント重要度および前記相関重要度に基づき前記重要度を設定する、制御方法。
【請求項5】
請求項4に記載の制御方法であって、
前記表示変化処理では、前記ユーザコンテクストに基づき、前記相関重要度を設定するための前記接合関係、前記属性関係、および前記工法関係の比率を決定する、制御方法。
【請求項6】
請求項3に記載の制御方法であって、
前記表示変化処理では、前記イベント重要度が設定された前記部品との接合関係、属性関係、および工法関係の少なくとも1つに基づき相関重要度を設定し、少なくとも前記イベント重要度および前記相関重要度に基づき前記重要度を設定する、制御方法。
【請求項7】
請求項6に記載の制御方法であって、
前記表示変化処理では、前記ユーザコンテクストに基づき、前記相関重要度を設定するための前記接合関係、前記属性関係、および前記工法関係の比率を決定する、制御方法。
【請求項8】
請求項1に記載の制御方法であって、
前記表示変化処理では、前記ユーザの前記仮想空間における視点に基づき前記部品にユーザ重要度を設定し、前記ユーザ重要度が設定された前記部品との接合関係、属性関係、および工法関係の少なくとも1つに基づき相関重要度を設定し、前記ユーザ重要度および前記相関重要度に基づき前記部品の表示の有無を決定する、制御方法。
【請求項9】
請求項1に記載の制御方法であって、
前記アクションスクリプトの少なくとも1つには、前記部品に関するデータを前記仮想空間に表示する処理を含む、制御方法。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサを備える演算装置であって、
前記プロセッサは、
ユーザの意思を示すデータであるユーザコンテクストを取得し、
仮想空間における部品の動作を示すアクションスクリプトを取得し、
前記仮想空間の状態、前記ユーザコンテクスト、および複数の前記アクションスクリプトの選択肢を言語モデルに入力して、前記複数のアクションスクリプトの選択肢の尤度を取得し、
前記尤度に基づき前記仮想空間における表示を変化させる、演算装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御方法および演算装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
3D空間に対象物体を表示して、その空間を仮想体験、教育訓練、およびデザイン議論に用いるアプリケーションが知られている。これらのアプリケーションでは、仮想空間内を自由に移動し、対象物を操作しながら議論することも可能である。この仮想空間を構築するデータに、設計時のCAD(Computer-aided design)で用いたデータを変換して用いる場合がある。特に、BIMなどの分野では、このような活動が活発に用いられるようになっている。CADなどの設計データを仮想空間に表示する場合には、詳細度の調整が求められる。
【0003】
この細かさの度合は、LOD(Level of Detail )と呼ばれ、BIMに限定されず3DデザインやCGの詳細表示にも関連する。3Dアニメーションの世界では多くの場合に、ユーザの近くに描写するモデルを詳細に表示し、遠くに映るものは詳細度を下げて描写することで処理の負担を軽減する。あるシーンにおけるBIMモデルやCADモデルの全データは膨大なので、仮に全データの表示を試みると、読み込むデータ量および処理負荷が大きすぎる問題が生じる。
【0004】
詳細なデータを用いる代わりに簡素化されたモデルを用いることでこの問題を解決できるが、仮想空間を用いて設計手順や品質問題などを議論したい場合には、議論の対象となる物体については詳細データが必要になる。たとえば、CADデータにおいて、部品を固定するネジなどの情報は一般的な表示においては不要であるが、組み立て手順の確認や可視化のためには必要になる。
【0005】
特許文献1には、観察対象のモデルの表示を制御する処理をコンピュータが実行するモデル表示制御方法であって、観察対象を構成する対象部材のモデル及び該対象部材に隣接する隣接部材のモデルのそれぞれを、記憶部に格納されている、観察対象を構成するテクスチャ付きモデルの中から特定し、特定した前記対象部材のモデル及び前記隣接部材のモデルに対して、予め設定された各モデルに対応した観察の精度に必要な詳細度を特定し、前記対象部材のモデル及び前記隣接部材のモデルについて、それぞれ特定した前記詳細度のモデルを表示対象として選択する、処理を含むモデル表示制御方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-174982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載されている発明では、仮想空間における表示方法に改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様による制御方法は、演算装置が仮想空間における表示を制御する制御方法であって、ユーザの意思を示すデータであるユーザコンテクストを取得するコンテクスト取得処理と、前記仮想空間における部品の動作を示すアクションスクリプトを取得するスクリプト取得処理と、前記仮想空間の状態、前記ユーザコンテクスト、および複数の前記アクションスクリプトの選択肢を言語モデルに入力し、前記複数のアクションスクリプトの選択肢の尤度を得る尤度算出処理と、前記尤度に基づき前記仮想空間における表示を変化させる表示変化処理と、を含む。
本発明の第2の態様による演算装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザの意思を示すデータであるユーザコンテクストを取得し、仮想空間における部品の動作を示すアクションスクリプトを取得し、前記仮想空間の状態、前記ユーザコンテクスト、および複数の前記アクションスクリプトの選択肢を言語モデルに入力して、前記複数のアクションスクリプトの選択肢の尤度を取得し、前記尤度に基づき前記仮想空間における表示を変化させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザの行動に基づき仮想空間における表示を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
仮想空間表示システムの全体構成図
クライアント端末のハードウエア構成図
クライアント端末の一例を示す図
部品データモデルの一例を示す図
部品別作業データ、同一材質部品リスト、および従業作業者データの一例を示す図
アクションスクリプト集の一例を示す図
部品操作集の一例を示す図
サーバおよびクライアント端末の機能ブロック図
仮想空間に描画される仮想物体の一例を示す図
仮想空間表示システムの全体処理を示す遷移図
コンテクスト送信部の処理を示すフローチャート
サーバの処理を示すフローチャート
部品データ取得部の処理を示すフローチャート
スクリプト実行部の処理を示すフローチャート
描画部の処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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