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公開番号
2025112726
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007144
出願日
2024-01-22
発明の名称
エレベーター
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人信友国際特許事務所
主分類
B66B
11/04 20060101AFI20250725BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】巻上機本体の脚部まわりの構造を複雑しなくても、巻上機の保守点検作業性の向上と巻上機の倒れ抑制を両立する。
【解決手段】エレベーターは、巻上機が設置される第1機械台と、第1機械台の長手方向の2箇所を、それぞれ第1弾性体を介して支持する2つの第1支持台と、巻上機の倒れを抑制する倒れ抑制機構とを備える。巻上機本体の各々の脚部は、第1機械台に剛に結合される。倒れ抑制機構は、第1機械台の長手方向の少なくとも一端部に剛に結合され、水平面内で第1機械台とは異なる方向に延出する第2機械台と、第2機械台の延出方向の端部を第2弾性体を介して支持し、第2ガイドレールに固定された第2支持台と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
巻上機本体に一対の脚部が設けられた巻上機と、
前記巻上機が設置される第1機械台と、
前記第1機械台の長手方向の2箇所を、それぞれ第1弾性体を介して支持するとともに、一対の第1ガイドレールに固定された2つの第1支持台と、
前記巻上機の倒れを抑制する倒れ抑制機構と、
を備え、
前記巻上機本体の各々の前記脚部は、前記第1機械台に剛に結合され、
前記倒れ抑制機構は、
前記第1機械台の長手方向の少なくとも一端部に剛に結合されるとともに、水平面内で前記第1機械台とは異なる方向に延出する第2機械台と、
前記第2機械台の延出方向の端部を第2弾性体を介して支持するとともに、前記一対の第1ガイドレールとは異なる第2ガイドレールに固定された第2支持台と、
を備えるエレベーター。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記第1機械台の長手方向の一端部に前記第2機械台が剛に結合され、
前記第1機械台と前記第2機械台は、平面視L字形に配置されている
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項3】
前記第1機械台の長手方向の両端部にそれぞれ前記第2機械台が剛に結合され、
前記第1機械台と前記第2機械台は、平面視コの字形に配置されている
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項4】
前記2つの第1支持台は、それぞれに対応する前記第1ガイドレールの上端部に固定されている
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項5】
水平面内で前記第1機械台と前記第2機械台とがなす角度は、75°以上135°以下である
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項6】
前記第2機械台の長さは、500mm以上である
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項7】
前記巻上機の駆動に伴うロープの移動にしたがって乗りかごを昇降させるための滑車が取り付けられる滑車フレームを備え、
前記滑車フレームは、前記第2機械台から吊り下げた状態で支持されている
請求項1に記載のエレベーター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
昇降路内の頂部に巻上機を設置した機械室レスエレベーターが知られている。機械室レスエレベーターにおいては、一対のガイドレールの間に機械台を配置し、機械台に巻上機を設置している。具体的には、2つのガイドレールの間に機械台を架け渡して、機械台の両端をガイドレールによって支持するとともに、巻上機本体の脚部と機械台との間に弾性体を介在させることにより、巻上機の振動がガイドレールに伝達することを抑制している。
【0003】
一方で、巻上機にはシーブが設けられている。シーブには、昇降路で乗りかごや釣り合い錘を昇降させるためのロープが巻き掛けられる。シーブは、例えばロープが機械台と干渉しないよう、巻上機の片側に突き出して配置される。また、シーブには、乗りかごや釣り合い錘の質量に応じた下向きの荷重が加わる。このため、巻上機は、シーブに加わる下向きの荷重によって倒れるおそれがある。したがって、エレベーターは、巻上機の倒れを抑制する機構(以下、「倒れ抑制機構」と記す)を備えている。
【0004】
特許文献1には、機械台の上に巻上機を設置するエレベーターの巻上機設置装置に関する技術が記載されている。具体的には、特許文献1には、巻上機本体の前脚部を支持用弾性体を介して機械台に取り付け、巻上機本体の後脚部を倒れ抑制機構によって機械台に取り付けた構成が記載されている。また、特許文献1には、巻上機本体と機械台との間に嵩上げ台を配置し、巻上機本体の前脚部の下方では支持用弾性体を介して嵩上げ台を機械台に取り付け、巻上機本体の後脚部の下方では、倒れ抑制機構によって嵩上げ台を機械台に取り付けた構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6238262号公報(国際公開第2016/030943号)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された技術では、巻上機の保守点検作業を容易にするために、巻上機本体の脚部や、該脚部の近くに、支持用弾性体や倒れ抑制機構などを集約して組み付けた構成になっている。このため、巻上機本体の脚部まわりの構造が複雑になる。
【0007】
本発明の目的は、巻上機本体の脚部まわりの構造を複雑にしなくても、巻上機の保守点検作業性の向上と巻上機の倒れ抑制を両立することができるエレベーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、巻上機本体に一対の脚部が設けられた巻上機と、巻上機が設置される第1機械台と、第1機械台の長手方向の2箇所を、それぞれ第1弾性体を介して支持するとともに、一対の第1ガイドレールに固定された2つの第1支持台と、巻上機の倒れを抑制する倒れ抑制機構と、を備えるエレベーターである。巻上機本体の各々の脚部は、第1機械台に剛に結合される。倒れ抑制機構は、第1機械台の長手方向の少なくとも一端部に剛に結合されるとともに、水平面内で第1機械台とは異なる方向に延出する第2機械台と、第2機械台の延出方向の端部を第2弾性体を介して支持するとともに、一対の第1ガイドレールとは異なる第2ガイドレールに固定された第2支持台と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、巻上機本体の脚部まわりの構造を複雑にしなくても、巻上機の保守点検作業性の向上と巻上機の倒れ抑制を両立することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
比較形態に係るエレベーターの構成例を示す概略斜視図である。
比較形態に係る第1の倒れ抑制機構の構成を説明するための斜視図である。
比較形態に係る第2の倒れ抑制機構の構成を説明するための斜視図である。
第1実施形態に係るエレベーターの構成例を示す概略斜視図である。
第1実施形態に係る倒れ抑制機構の構成を説明するための斜視図である。
第1実施形態において、巻上機本体の脚部と機械台との結合構造、及び、機械台と弾性体と支持台との結合構造を説明する図である。
第1実施形態において、支持台とガイドレールとの結合構造を説明する図である。
第1実施形態において、第1機械台と第2機械台との結合構造を説明する図である。
第1実施形態に係る倒れ抑制機構の変形例を説明するための斜視図である。
第2実施形態に係る倒れ抑制機構の構成を説明するための斜視図である。
第2実施形態に係る倒れ抑制機構において、機械台と滑車フレームと吊りボルトとの結合構造を説明する図である。
第3実施形態に係る倒れ抑制機構の構成を説明するための斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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