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公開番号
2025136004
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034147
出願日
2024-03-06
発明の名称
建物管理システム及び建物管理方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
G06Q
50/163 20240101AFI20250911BHJP(計算;計数)
要約
【課題】各フロアの退場人数を予測する。
【解決手段】建物管理システムは、複数のフロアの各々について、次の処理、すなわち、時間毎の滞在人数を取得し、当該フロアの内外の状況を表す情報であるフロア状況情報を取得し、時間毎の滞在人数としての滞在人数時系列に基づくモデルである予測モデルを当該フロア状況情報に基づいて選択し、且つ、対象時刻毎に、時間毎の滞在人数及び選択された予測モデルに基づいて、退場人数を予測する、ことを行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の複数のフロアの各々について、時間毎の滞在人数を取得する人数取得部と、
前記複数のフロアの各々について、当該フロアの内外の状況を表す情報であるフロア状況情報を取得するフロア状況取得部と、
前記複数のフロアの各々について、前記フロア状況情報に基づいて、前記時間毎の滞在人数としての滞在人数時系列に基づくモデルである予測モデルを選択するモデル選択部と、
前記複数のフロアの各々について、対象時刻毎に、前記時間毎の滞在人数及び前記選択された予測モデルに基づいて、退場人数を予測する予測部と
を備える建物管理システム。
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【請求項2】
前記予測モデルは、退場人数の時系列のモデル、又は、滞在人数に対する退場人数の比率である退場比率の時系列のモデルである、
請求項1に記載の建物管理システム。
【請求項3】
前記複数のフロアの各々についての前記予測された退場人数を基に、前記対象時刻から将来の期間での建物に設置されているエレベーターの配車フロアを決定する配車フロア決定部、
を備える請求項1に記載の建物管理システム。
【請求項4】
前記フロア状況取得部は、カレンダーを表すカレンダーデータ、及び/又は、気象を表す気象データを収集、及び/又は、前記フロアの入居テナント情報を収集し、
前記フロア状況情報が表すフロア状況は、フロア、月、曜日、イベント、気象条件及び前記入居テナント情報のうちの少なくとも一つを含み、
前記モデル選択部は、少なくとも一つのフロアについて、該当するフロア、月、曜日、イベント及び気象条件のうちの少なくとも一つを含むフロア状況情報に適合する情報が紐付けられている予測モデルを選択する、
請求項3に記載の建物管理システム。
【請求項5】
複数のモデルにおける二つ以上の予測モデルの各々について、当該予測モデルに紐付いている情報は、実績ベースの退場人数の時系列又は実績ベースの退場比率の時系列を含み、
前記モデル選択部は、少なくとも一つのフロアについて、当該フロアについて得られた或る時刻までの退場人数の時系列又は退場比率の時系列に適合する情報が紐付けられている予測モデルを選択する、
請求項3に記載の建物管理システム。
【請求項6】
前記モデル選択部は、少なくとも一つのフロアについて、複数の選択方針のうち当該フロアについて設定された選択方針に従い予測モデルを選択するようになっており、
前記複数の選択方針の各々は、複数種類のフロア状況情報のうちいずれの種類のフロア状況情報を参照するかの方針である、
請求項3に記載の建物管理システム。
【請求項7】
前記モデル選択部は、前記少なくとも一つのフロアについて、
(x)いずれかの選択方針を設定し、
(y)所定の条件が満たされるまで、(x)で設定された選択方針に従い予測モデルを選択し、
(z)前記所定の条件が満たされた場合、設定されている選択方針に代えて別の選択方針を(x)において設定する、
請求項6に記載の建物管理システム。
【請求項8】
前記所定の条件は、選択された予測モデルの予測誤差が閾値を超えることであり、
選択された予測モデルの予測誤差は、当該予測モデルを用いて予測された退場人数と実績としての退場人数との差である、
請求項7に記載の建物管理システム。
【請求項9】
対象時刻と次の対象時刻との区間である時刻間の長さは、季節、時間帯、又は、退場人数によって異なる、
請求項1に記載の建物管理システム。
【請求項10】
前記配車フロア決定部は、前記対象時刻毎に、前記複数のフロアについて予測された退場人数の分布を基に、一つ以上の配車フロアと、当該一つ以上の配車フロアの各々についての配車可能エレベーターの数とを決定する、
請求項3に記載の建物管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、建物管理に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の各フロアに関する人数の予測に関し、例えば特許文献1に開示の技術が知られている。特許文献1に開示の装置は、予測当日の在室人数の履歴から所定時間帯を検出し、その検出した所定時間帯の特徴量を抽出し、抽出された特徴量と現行の変動モデルから抽出した所定時間帯の特徴量との差分に基づいて所定時間後の在室人数を予測する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-026028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多様なワークスタイルが浸透しフロア毎に様々な人流が見られ得る。特許文献1に開示の技術では、フロア毎の人流、例えば退場人数を予測することはできない。
【0005】
このような課題は、エレベーターが設置されるいずれの建物についてもあり得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
建物管理システムは、複数のフロアの各々について、次の処理、すなわち、時間毎の滞在人数を取得し、当該フロアの内外の状況を表す情報であるフロア状況情報を取得し、時間毎の滞在人数としての滞在人数時系列に基づくモデルである予測モデルを当該フロア状況情報に基づいて選択し、且つ、対象時刻毎に、時間毎の滞在人数及び選択された予測モデルに基づいて、退場人数を予測する、ことを行う。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、各フロアの退場人数を予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る建物管理システムの機能構成例を示す。
過去計測人流DBのうちの一部のデータの構成例を示す。
予測人流DBのうちの一部のデータの構成例を示す。
予測モデルDBのうちの一部のデータの構成例を示す。
予測モデルDBのうちの一部のデータの構成例を示す。
配車制御処理の流れの一例を示す。
入場人数と退場人数の時系列の一例を示す。
滞在人数の時系列の一例を示す。
配車フロア決定までの流れの一例を模試的に示す。
滞在人数の時系列と選択される予測モデルとの組の一例を示す。
滞在人数の時系列と選択される予測モデルとの組の一例を示す。
滞在人数の時系列と選択される予測モデルとの組の一例を示す。
予測モデル構築処理の流れの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイスであるI/Oインターフェース装置。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイスである通信インターフェース装置。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
【0010】
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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