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公開番号
2025097808
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214230
出願日
2023-12-19
発明の名称
電力変換装置
出願人
株式会社日立製作所
,
Astemo株式会社
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250624BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】配線基板の反りを抑制し、導体間の距離を拡大する電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置は、上下アーム回路を構成する半導体素子1が内蔵された半導体パッケージ10及び半導体パッケージを搭載し、複数の配線層を有する配線基板50を備え、半導体素子は、第1主電極及び第1主電極とは反対の面に第2主電極を有し、半導体パッケージは、半導体素子の第1主電極及び上下アーム回路の高電位に接続される第1導体11と、半導体素子の第2主電極及び上下アーム回路の低電位に接続される第2導体12と、第1導体、第2導体及び半導体素子を封止する封止部材14と、を有する。第1導体は、封止部材から突出する第1端子16で配線基板の第1面51に接続され、第2導体は、半導体素子が接合される側とは反対の面にて封止部材から露出する露出面12Eが形成され、配線基板の第2面52と第2導体の露出面とを接続する接続導体18を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
上下アーム回路の上アームまたは下アームを構成する半導体素子が内蔵された半導体パッケージと、
前記半導体パッケージが搭載されるとともに、前記半導体パッケージと電気的に接続される複数の配線層を有する配線基板と、を備え、
前記半導体素子は第1主電極、および前記第1主電極とは反対の面に第2主電極を有し、
前記半導体パッケージは、
前記半導体素子の前記第1主電極および前記上下アーム回路の高電位側に接続される第1導体と、
前記半導体素子の前記第2主電極および前記上下アーム回路の低電位側に接続される第2導体と、
前記第1導体、前記第2導体、および前記半導体素子を封止する封止部材と、を有し、
前記第1導体は、前記封止部材から突出する第1端子を介して、前記配線基板の第1面に接続され、
前記第2導体は、前記半導体素子が接合される側とは反対側の面において、前記封止部材から露出する露出面が形成され、
前記配線基板において前記第1面の反対側の面である第2面と前記第2導体の前記露出面とを電気的に接続する接続導体をさらに備える、電力変換装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記半導体パッケージは、前記配線基板を第1方向に貫通する貫通孔に配置され、
前記接続導体は、前記半導体パッケージにおける、前記第1方向と直交する第2方向の両側において前記配線基板の前記第2面との接続部を有する、電力変換装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記半導体パッケージは、前記配線基板を第1方向に貫通する貫通孔に配置され、
前記半導体パッケージは、前記第1方向と直交する第2方向において、前記第1端子とは反対側に前記配線基板の前記第1面と接続する信号端子をさらに備える、電力変換装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電力変換装置であって、
前記第1端子、前記接続導体、および前記信号端子のそれぞれは、複数の経路により前記配線基板と接続する、電力変換装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電力変換装置であって、
前記第1端子、前記接続導体、および前記信号端子のそれぞれは、櫛歯状に端子を形成して前記配線基板と接続する、電力変換装置。
【請求項6】
請求項4に記載の電力変換装置であって、
前記第1端子および前記信号端子のそれぞれは、前記第1方向に前記接続導体の端子と重なった位置で前記配線基板と接続する、電力変換装置。
【請求項7】
請求項3に記載の電力変換装置であって、
前記第1端子、前記信号端子、および前記接続導体は、それぞれの端子の前記第1方向の位置を変化させる端子屈曲部を有する、電力変換装置。
【請求項8】
請求項7に記載の電力変換装置であって、
前記第1端子において前記端子屈曲部により形成される前記第1方向の距離と、前記信号端子において前記端子屈曲部により形成される前記第1方向の距離は等しく、
前記接続導体は、前記半導体パッケージの前記第1方向に直交する第2方向の両側に第1の前記端子屈曲部である第1接続導体屈曲部、および第2の前記端子屈曲部である第2接続導体屈曲部を有し、
前記第1接続導体屈曲部により形成される前記第1方向の距離と、前記第2接続導体屈曲部により形成される前記第1方向の距離とが等しい、電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電力変換装置は様々な産業分野で利用され、高効率化や小型化が求められる。特許文献1には、上下面に主端子を有する1つまたは複数のパワー素子と、前記パワー素子の上下面の主端子にそれぞれ接続され、主電流を流すものであって、所定の隙間を介して対向する第1の導体および第2の導体と、前記パワー素子を制御する駆動ICと、前記駆動ICと前記パワー素子とを接続するインターポーザと、前記駆動ICに接続された信号端子とを備え、前記インターポーザは、前記パワー素子のゲート端子に接続されるゲート配線パターンを有し、前記第1の導体と前記第2の導体の間の隙間内に挿入配置されるように構成された半導体装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-160501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている発明では、配線基板の反り対策に検討の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様による電力変換装置は、上下アーム回路の上アームまたは下アームを構成する半導体素子が内蔵された半導体パッケージと、前記半導体パッケージが搭載されるとともに、前記半導体パッケージと電気的に接続される複数の配線層を有する配線基板と、を備え、前記半導体素子は第1主電極、および前記第1主電極とは反対の面に第2主電極を有し、前記半導体パッケージは、前記半導体素子の前記第1主電極および前記上下アーム回路の高電位側に接続される第1導体と、前記半導体素子の前記第2主電極および前記上下アーム回路の低電位側に接続される第2導体と、前記第1導体、前記第2導体、および前記半導体素子を封止する封止部材と、を有し、前記第1導体は、前記封止部材から突出する第1端子を介して、前記配線基板の第1面に接続され、前記第2導体は、前記半導体素子が接合される側とは反対側の面において、前記封止部材から露出する露出面が形成され、前記配線基板において前記第1面の反対側の面である第2面と前記第2導体の前記露出面とを電気的に接続する接続導体をさらに備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、配線基板の反りを抑制でき、かつ導体間の距離を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電力変換装置の電気回路図
上アーム素子回路および下アーム素子回路の断面図
上アーム素子回路および下アーム素子回路の平面視図
上アーム素子回路および下アーム素子回路の底面視図
変形例1における上アーム素子回路および下アーム素子回路の断面図
変形例2における上アーム素子回路および下アーム素子回路の平面視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
―実施の形態―
以下、図1~図4を参照して、力変換装置の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は、電力変換装置100の電気回路図である。電力変換装置100は、U相を処理するU相回路100U、V相を処理するV相回路100V、W相を処理するW相回路100Wを備える。各相の回路の構成は同一なので、ここではU相回路100Uのみを説明する。U相回路100Uは4組の上下アームを備え、各アームは半導体素子1を有する。U相回路100Uは、図示上部の正極配線71、図示中央の交流配線72、図示下部の負極配線73、および図示左のセラミックコンデンサ75を備える。V相回路100Vの内部に示す2つの囲みは、上アーム素子回路1Uおよび下アーム素子回路1Dである。以下では、上アーム素子回路1Uおよび下アーム素子回路1Dの構造を説明する。
【0010】
図2は、上アーム素子回路1Uおよび下アーム素子回路1Dの断面図である。図2以降では、図面間の相関を明確にするために、相互に直交するXYZ軸を示す。図2ではX軸のプラス側が図示右側、Y軸のプラス側が図示奥側、Z軸プラス側が図示上側である。なお以下では、Z軸方向を「第1方向」と呼ぶ場合があり、X軸方向を「第2方向」と呼ぶ場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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