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公開番号2025110731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004732
出願日2024-01-16
発明の名称釣合いおもり及びエレベーター
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類B66B 11/00 20060101AFI20250722BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】
大規模な工事を必要とせず、耐震補強の作業時間を短くすること。
【解決手段】
エレベーターの釣合いおもりは、複数のおもり片が重畳されて構成されるおもりブロックと、おもりブロックの底端部から複数のおもり片の重畳方向に沿って複数のおもり片の端部を支持する複数の枠と、複数の枠を前記複数のおもり片の端部を跨いで連結する少なくとも1つの連結具と、を備える。このように複数の枠を跨ぐように連結具を取り付けるだけで良いため、エレベーターを長時間に亘って停止させるような大規模な工事を必要とせず、耐震補強の作業時間を短くすることができる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のおもり片が重畳されて構成されるおもりブロックと、
前記おもりブロックの底端部から前記複数のおもり片の重畳方向に沿って前記複数のおもり片の端部を支持する複数の枠と、
前記複数の枠を前記複数のおもり片の端部を跨いで連結する少なくとも1つの連結具と、
を備えることを特徴とする釣合いおもり。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記連結具によって包囲した際に接触する前記連結具の両端部が複数の係止片に交互に挟み込まれるようにあい路の態様として前記連結具の両端部を係止する係止部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の釣合いおもり。
【請求項3】
前記連結具は、
前記複数の枠を跨ぐよう前記複数のおもり片の平面方向に沿って前記複数の枠を連結する
ことを特徴とする請求項1に記載の釣合いおもり。
【請求項4】
複数の前記連結具は、
前記複数の枠を、前記複数のおもり片の端部に沿って互いに平行となるように連結する
ことを特徴とする請求項1に記載の釣合いおもり。
【請求項5】
前記連結具は、
前記複数のおもり片を前記底端部から前記重畳方向に沿って支持する
ことを特徴とする請求項1に記載の釣合いおもり。
【請求項6】
前記連結具は、
前記複数のおもり片のいずれかのおもり片の全ての端部を包囲するように前記複数の枠を連結している
ことを特徴とする請求項1に記載の釣合いおもり。
【請求項7】
前記連結具は、
金属製の薄板である
ことを特徴とする請求項6に記載の釣合いおもり。
【請求項8】
請求項1~請求項7のいずれかに記載の釣合いおもりを備えることを特徴とするエレベーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣合いおもり及びエレベーターに関し、例えば、耐震補強を施す技術に関する釣合いおもり及びエレベーターに適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、例えば、既設エレベーターにおいて、おもりブロックを支持する枠の強度が現状の基準より低いために釣合おもりブロックの脱落防止が十分でない場合、耐震強化の際に、おもりブロックを部分的に降ろしてその中間部に厚板の枠連結金具を設置する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/193608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、おもりブロックを降ろす必要があるため、足場を設置したりかごやおもりブロックの位置を固定するなど大規模な工事が必要となり、短時間で作業を完了することが困難であった。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、耐震補強の作業時間を短くすることができる釣合いおもり及びエレベーターを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため本発明においては、複数のおもり片が重畳されて構成されるおもりブロックと、前記おもりブロックの底端部から前記複数のおもり片の重畳方向に沿って前記複数のおもり片の端部を支持する複数の枠と、前記複数の枠を前記複数のおもり片の端部を跨いで連結する少なくとも1つの連結具と、を備えるようにした。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耐震補強の作業時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るエレベーターの構成例を示す部分断面斜視図である。
本実施形態に係るエレベーターの構成例を示す水平断面図である。
図1に示す釣合いおもりの構成例を示す側面図である。
連結具によっておもりブロックが支持されている様子を示す平面図である。
本実施形態の第1の変形例に係る釣合いおもりの変形例を示す側面図である。
本実施形態の第2の変形例に係る釣合いおもりの変形例を示す側面図である。
本実施形態の第2の変形例に係る釣合いおもりの変形例を示す側面図である。
連結具の両端部の係止する係止部の構成例を示す上面図である。
連結具の両端部の係止する係止部の構成例を示す上面図である。
連結具の両端部の係止する係止部の構成例を示す上面図である。
係止部をボルトによる係止方向から見た場合の構成例を示す図である。
連結具の両端部を係止する係止部の構成の変形例を示す図である。
本実施形態に係るエレベーターの変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態を詳細に説明する。
図1及び図2を参照して、エレベーター100の構成例について説明する。図1は、本実施形態に係るエレベーター100の構成例を示す部分断面斜視図である。図2は、本実施形態に係るエレベーター100の構成例を示す水平断面図である。各フロアには、乗り場戸71及び乗り場操作盤72が設けられている。乗り場操作盤72は、乗りかご4を呼び出すために操作される操作部位である。
【0010】
エレベーター100は、昇降路1、乗りかご4、釣合いおもり5、巻上機3、かご用ガイドレール6,7及び釣合いおもり用ガイドレール8,9を備えている。昇降路1は、建屋に形成されており、乗りかご4及び釣合いおもり5が昇降する昇降スペースである。
(【0011】以降は省略されています)

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