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公開番号2025115068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009400
出願日2024-01-25
発明の名称輸送計画装置及び方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06Q 10/08 20240101AFI20250730BHJP(計算;計数)
要約【課題】
荷物の輸送効率を向上させる中継輸送計画を立案し得る中継輸送計画装置及び方法を提案する。
【解決手段】
荷物情報、車両情報及びドライバ情報に基づいて、少なくとも一部の輸送経路が重複し、かつ当該輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する荷物同士を纏めて1又は複数の輸送グループを作成し、作成した各輸送グループに対して輸送車両及びドライバを割り当てるようにして輸送計画を作成するようにし、この際、輸送計画装置が、輸送グループに対して隊列走行を行う複数の輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する輸送車両を必要に応じて割り当てるようにした。
【選択図】 図12

特許請求の範囲【請求項1】
輸送依頼された荷物の輸送計画を作成する輸送計画装置において、
依頼された各前記荷物に関する情報である荷物情報と、前記荷物を輸送する各輸送車両に関する情報である車両情報と、前記輸送車両を運転する各ドライバに関する情報であるドライバ情報とをそれぞれ記憶保持する記憶部と、
前記荷物情報、前記車両情報及び前記ドライバ情報に基づいて、少なくとも一部の輸送経路が重複し、かつ当該輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する前記荷物同士を纏めて1又は複数の輸送グループを作成し、作成した各前記輸送グループに対して前記輸送車両及び前記ドライバを割り当てるようにして前記輸送計画を作成する制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記輸送グループに対して隊列走行を行う複数の前記輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する前記輸送車両を必要に応じて割り当てる
ことを特徴とする輸送計画装置。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記輸送依頼ごとに、輸送対象の前記荷物を中継する中継拠点の候補である中継拠点候補をそれぞれ作成する中継拠点候補作成部と、
対応する前記中継拠点候補を経由する輸送経路の一部が重複し、かつ重複する前記輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する前記荷物同士を纏めて1又は複数の輸送グループを作成する輸送グループ作成部と、
作成した各前記輸送グループに対して前記輸送車両及び前記ドライバを割り当てるようにして前記輸送計画を作成する輸送計画作成部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の輸送計画装置。
【請求項3】
前記中継拠点候補作成部は、
一部又は全部の前記輸送依頼ごとの前記中継拠点を変えた複数パターンの中継拠点組合せを生成し、
前記輸送グループ作成部は、
生成した前記中継拠点組合せごとに1又は複数の前記輸送グループを作成し、
前記輸送計画作成部は、
前記中継拠点組合せごとに、作成した各前記輸送グループに対して前記輸送車両及び前記ドライバを割り当てるようにして前記輸送計画をそれぞれ作成し、
前記輸送計画作成部により作成された各前記輸送計画をそれぞれ評価し、最も評価が高い前記輸送計画を出力する輸送計画評価部をさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載の輸送計画装置。
【請求項4】
前記輸送計画作成部は、
所定時間内に前記中継拠点候補に到着する特定の納品先の拠点に向けた前記荷物の荷物量が、1台の前記輸送車両で輸送できる前記荷物の荷物量よりも多い場合、又は、所定時間内に特定の納品先の拠点に向けた前記荷物を前記中継拠点候補に輸送してくる前記輸送車両の台数が、当該時間内に当該中継拠点候補から当該納品先の拠点に向けて出発すべき前記輸送車両の台数よりも多い場合に、当該時間内に前記中継拠点候補から前記納品先の拠点に向けて前記荷物が輸送される前記輸送グループに対して、隊列走行を行う複数の前記輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する前記輸送車両を割り当て、
前記輸送経路が重複し、かつ当該輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する前記荷物が所定時間内に所定量以上である場合には、当該時間帯に当該輸送経路を経由して前記荷物が輸送される前記輸送グループに対して、隊列走行を行う複数の前記輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する前記輸送車両を割り当てる
ことを特徴とする請求項2に記載の輸送計画装置。
【請求項5】
前記記憶部は、
所属地の拠点から中継拠点又は納品先の拠点への前記ドライバごとの移動方法の要望を記憶し、
前記制御部は、
前記ドライバごとの前記移動方法の要望に基づいて、各前記輸送グループに割り当てる前記ドライバを決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の輸送計画装置。
【請求項6】
前記制御部は、
同時に隊列走行が可能な輸送車両の台数の制約若しくは同時に牽引可能な被牽引車両の台数の制約、隊列走行する各輸送車両若しくは同時に隊列走行可能な複数の輸送車両に積載する荷物に関する制約、又は、輸送車両が同時に牽引可能な被牽引車両に積載する荷物に関する制約を考慮して、前記輸送グループを作成する
ことを特徴とする請求項1に記載の輸送計画装置。
【請求項7】
輸送依頼された荷物の輸送計画を作成する輸送計画装置により実行される輸送計画方法であって、
依頼された各前記荷物に関する情報である荷物情報と、前記荷物を輸送する各輸送車両に関する情報である車両情報と、前記輸送車両を運転する各ドライバに関する情報であるドライバ情報とをそれぞれ記憶保持する第1のステップと、
前記荷物情報、前記車両情報及び前記ドライバ情報に基づいて、少なくとも一部の輸送経路が重複し、かつ当該輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する前記荷物同士を纏めて1又は複数の輸送グループを作成し、作成した各前記輸送グループに対して前記輸送車両及び前記ドライバを割り当てるようにして前記輸送計画を作成する第2のステップと
を備え、
前記第2のステップにおいて、前記輸送計画装置は、
前記輸送グループに対して隊列走行を行う複数の前記輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する前記輸送車両を必要に応じて割り当てる
ことを特徴とする輸送計画方法。
【請求項8】
前記第2のステップは、
前記輸送依頼ごとに、輸送対象の前記荷物を中継する中継拠点の候補である中継拠点候補をそれぞれ作成する中継拠点候補作成ステップと、
対応する前記中継拠点候補を経由する輸送経路の一部が重複し、かつ重複する前記輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する前記荷物同士を纏めて1又は複数の輸送グループを作成する輸送グループ作成ステップと、
作成した各前記輸送グループに対して前記輸送車両及び前記ドライバを割り当てるようにして前記輸送計画を作成する輸送計画作成ステップと
を備えることを特徴とする請求項7に記載の輸送計画方法。
【請求項9】
前記中継拠点候補作成ステップでは、
一部又は全部の前記輸送依頼ごとの前記中継拠点を変えた複数パターンの中継拠点組合せを生成し、
前記輸送グループ作成ステップでは、
生成した前記中継拠点組合せごとに1又は複数の前記輸送グループを作成し、
前記輸送計画作成ステップでは、
前記中継拠点組合せごとに、作成した各前記輸送グループに対して前記輸送車両及び前記ドライバを割り当てるようにして前記輸送計画をそれぞれ作成し、
前記輸送計画作成ステップにより作成された各前記輸送計画をそれぞれ評価し、最も評価が高い前記輸送計画を出力する輸送計画評価ステップをさらに備える
ことを特徴とする請求項8に記載の輸送計画方法。
【請求項10】
前記輸送計画作成ステップでは、
所定時間内に前記中継拠点候補に到着する特定の納品先の拠点に向けた前記荷物の荷物量が、1台の前記輸送車両で輸送できる前記荷物の荷物量よりも多い場合、又は、所定時間内に特定の納品先の拠点に向けた前記荷物を前記中継拠点候補に輸送してくる前記輸送車両の台数が、当該時間内に当該中継拠点候補から当該納品先の拠点に向けて出発すべき前記輸送車両の台数よりも多い場合に、当該時間内に前記中継拠点候補から前記納品先の拠点に向けて前記荷物が輸送される前記輸送グループに対して、隊列走行を行う複数の前記輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する前記輸送車両を割り当て、
前記輸送経路が重複し、かつ当該輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する前記荷物が所定時間内に所定量以上である場合には、当該時間帯に当該輸送経路を経由して前記荷物が輸送される前記輸送グループに対して、隊列走行を行う複数の前記輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する前記輸送車両を割り当てる
ことを特徴とする請求項8に記載の輸送計画方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は輸送計画装置及び方法に関し、例えば、中継拠点を経由した複数の荷物の輸送計画を立案する中継輸送計画装置に適用して好適なものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、輸送される荷物の届け先が遠方の場合には、輸送経路の途中にある拠点で他のドライバに荷物を受け渡すことにより、複数のドライバで輸送を分担する中継輸送が行われている。中継輸送の計画(以下、中継輸送計画と呼ぶ)を効率的に立案する技術として、例えば特許文献1に記載された技術がある。
【0003】
この特許文献1には、所定の地点間における配送に係る配送依頼を1又は複数件受け付けて登録する配送依頼登録部と、配送依頼を所定の配送車両の台数に応じて、配送車両の乗務員が担当する1又は複数のエリアの配送に分割する担当地域作成部と、エリア間の中継地の候補と、該中継地の候補における中継時刻と、の組み合わせごとに、配送経路と配送に係るコストとを特定し、コストを用いて配送経路を車両経路として特定する車両経路計画部とを配送計画装置に設けることにより、積荷場所と荷下ろし場所、荷物量、車両積載車および乗務員の勤務シフトが流動的に変化する配送要件に対して、配送計画装置が効率的に対応できるようにする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-4181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、一般的に中継輸送計画を立案する場合、ドライバが所定の出発拠点からトラック等の輸送車両を運転して中継拠点に行き、中継拠点でその輸送車両に積み込んだ荷物を輸送する計画が立案される。このように従来の中継輸送計画の立案方法によると、ドライバと輸送車両との動きが一致し、ドライバの出発拠点から中継拠点まで運搬する荷物がない場合には、そのドライバが空車(荷物が積載されていない輸送車両)を運転して中継拠点まで移動するような計画が立案されていた。
【0006】
しかしながら空車運転は、荷物を輸送していないにも関わらずドライバの労働となるため、ドライバ一人当たりの輸送量である輸送効率が低下するという問題があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、荷物の輸送効率を向上させる輸送計画を立案し得る輸送計画装置及び方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明においては、輸送依頼された荷物の輸送計画を作成する輸送計画装置において、依頼された各前記荷物に関する情報である荷物情報と、前記荷物を輸送する各輸送車両に関する情報である車両情報と、前記輸送車両を運転する各ドライバに関する情報であるドライバ情報とをそれぞれ記憶保持する記憶部と、前記荷物情報、前記車両情報及び前記ドライバ情報に基づいて、少なくとも一部の輸送経路が重複し、かつ当該輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する前記荷物同士を纏めて1又は複数の輸送グループを作成し、作成した各前記輸送グループに対して前記輸送車両及び前記ドライバを割り当てるようにして前記輸送計画を作成する制御部とを設け、前記制御部が、前記輸送グループに対して隊列走行を行う複数の前記輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する前記輸送車両を必要に応じて割り当てるようにした。
【0009】
また本発明においては、輸送依頼された荷物の輸送計画を作成する輸送計画装置により実行される輸送計画方法であって、依頼された各前記荷物に関する情報である荷物情報と、前記荷物を輸送する各輸送車両に関する情報である車両情報と、前記輸送車両を運転する各ドライバに関する情報であるドライバ情報とをそれぞれ記憶保持する第1のステップと、前記荷物情報、前記車両情報及び前記ドライバ情報に基づいて、少なくとも一部の輸送経路が重複し、かつ当該輸送経路を経由する輸送の時間帯が共通する前記荷物同士を纏めて1又は複数の輸送グループを作成し、作成した各前記輸送グループに対して前記輸送車両及び前記ドライバを割り当てるようにして前記輸送計画を作成する第2のステップとを設け、前記第2のステップにおいて、前記輸送計画装置が、前記輸送グループに対して隊列走行を行う複数の前記輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する前記輸送車両を必要に応じて割り当てるようにした。
【0010】
以上の本発明の輸送計画装置及び方法では、輸送車両及びドライバを別々に輸送グループに割り当てるため、空車運転に起因する荷物の輸送効率の低下を防止することができる。加えて、本発明の輸送計画装置及び方法では、輸送グループに対して隊列走行を行う複数の輸送車両又は複数の被牽引車両を牽引する輸送車両を必要に応じて割り当てるため、ドライバ一人当たりの輸送量を増加させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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