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公開番号
2025101000
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217511
出願日
2023-12-25
発明の名称
巻線切替回転電機および電動システム
出願人
株式会社日立製作所
,
株式会社日立インダストリアルプロダクツ
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
H02K
21/12 20060101AFI20250630BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】
本発明の目的は、外部から見た誘起電圧を切替可能で、切替によって相間電圧の変化を大きくできる巻線切替回転電機及び電動システムを提供することにある。
【解決手段】
本発明は、回転子の界磁を永久磁石で発生させ、固定子は複数の巻線を備え、前記複数の巻線の端の接続を切替えることで結線を変更できる巻線切替回転電機において、
1組3個の巻線がデルタ結線を構成して形成される3個の接続点に対して、他の1組の3個の巻線が各々、同位相の巻線と電気的に同じ向きに一端が接続され、他端に電気位相が120度異なる誘起電圧が生じる結線を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転子の界磁を永久磁石で発生させ、固定子は複数の巻線を備え、前記複数の巻線の端の接続を切替えることで結線を変更できる巻線切替回転電機において、
1組3個の巻線がデルタ結線を構成して形成される3個の接続点に対して、他の1組の3個の巻線が各々、同位相の巻線と電気的に同じ向きに一端が接続され、他端に電気位相が120度異なる誘起電圧が生じる結線を備えたことを特徴とする巻線切替回転電機。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
回転子の界磁を永久磁石で発生させ、固定子は複数の巻線を備え、前記複数の巻線の端の接続を切替えることで結線を変更できる巻線切替回転電機において、
1組3個の巻線がデルタ結線を構成して形成される3個の接続点に対して、他の1組の3個の巻線が各々、同位相の巻線と電気的に同じ向きに一端が延長されて接続され、他端に電気位相が120度異なる誘起電圧が生じる結線を備えたことを特徴とする巻線切替回転電機。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の巻線切替回転電機において、
前記固定子には相互に電気角が120度異なる3個の巻線を2組備え、前記巻線の端の接続を切替えることで結線状態を2並列デルタ結線と、前記一端が接続され、他端に電気位相が120度異なる誘起電圧が生じる結線と、に切替えが可能な巻線切替回転電機。
【請求項4】
回転子の界磁を永久磁石で発生させ、固定子は複数の巻線を備え、前記複数の巻線の端の接続を切替えることで結線を変更できる巻線切替回転電機を備えた電動システムにおいて、
1組3個の巻線がデルタ結線を構成して形成される3個の接続点に対して、他の1組の3個の巻線が各々、同位相の巻線と電気的に同じ向きに一端が接続され、他端に電気位相が120度異なる誘起電圧が生じる結線を備え、前記巻線切替回転電機に接続され、電力を変換する電力変換部と、前記巻線切替回転電機を制御し、前記電力変換部を制御する制御部とを備えたことを特徴とする電動システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、巻線切替回転電機および電動システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、室内機と、冷媒を圧縮する圧縮機及び前記圧縮機を駆動する電動機駆動装置を有する室外機とを備え、前記電動機駆動装置は、直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、両端が開放状態である 6個の固定子巻線を含み、前記インバータによって得られる前記交流電圧をもとに動作する電動機と、前記電動機に含まれている前記6個の固定子巻線の結線状態を4以上の種類の結線状態に変更する機能を持つ結線状態切り替え部とを有する空気調和装置が開示されている。
【0003】
特許文献2には、ロータ極数を切替可能なロータと、3個以上の相コイルからなるステータコイルと、4個以上のレグからなるパワーコンバータと、少なくともステータ極数を切り替える極数切替部とを備える極数切替電気機械において、前記極数切替部は、前記ステータコイルの極数および巻数を増加させる極数増加モードと、前記ステータコイルの極数および巻数を増加しない標準モードとを有することを特徴とする極数切替電気機械が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/166187号
特開2018-026995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和装置では、6個の固定子巻線を用いて結線状態を変更する際に、特定の結線状態では、1部の巻線が使用されないため、電動機固定子内の巻線占積率が低下するという課題がある。特許文献2に記載の極数切替電気機械では、倍極モードと呼ばれる結線状態が開示されている。しかしながら、他の結線状態に切り替える手段が示されていない。
【0006】
本発明の目的は、外部から見た誘起電圧を切替可能で、切替によって相間電圧の変化を大きくできる巻線切替回転電機及び電動システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、回転子の界磁を永久磁石で発生させ、固定子は複数の巻線を備え、前記複数の巻線の端の接続を切替えることで結線を変更できる巻線切替回転電機において、1組3個の巻線がデルタ結線を構成して形成される3個の接続点に対して、他の1組の3個の巻線が各々、同位相の巻線と電気的に同じ向きに一端が接続され、他端に電気位相が120度異なる誘起電圧が生じる結線を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、外部から見た誘起電圧を切替可能で、切替によって相間電圧の変化を大きくできる巻線切替回転電機及び電動システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の巻線切替回転電機を備えた電動システムの構成図
実施例1の巻線切替回転電機の固定子に配設された巻線の概略図
実施例1の巻線切替部の所定の動作状態を示す回路図
実施例1の巻線切替部の他の動作状態を示す回路図
実施例1の巻線切替部が所定の動作状態のときに外部からみた誘起電圧を示すベクトル図
実施例1の巻線切替部が他の動作状態のときに外部からみた誘起電圧を示すベクトル図
実施例2の巻線切替回転電機を備えた電動システムの構成図
実施例2の巻線切替部が所定の動作状態のときに外部からみた誘起電圧を示すベクトル図
実施例2の巻線切替部が他の動作状態のときに外部からみた誘起電圧を示すベクトル図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、各図面において、同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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