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公開番号
2025100985
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-04
出願番号
2025069733,2022209751
出願日
2025-04-21,2022-12-27
発明の名称
ガス漏れ検知装置及びガス漏れ検知方法
出願人
株式会社三井E&S
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01M
3/02 20060101AFI20250627BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検知対象空間における液化ガスの漏洩を簡易に検知し、漏洩箇所を特定し、メンテナンスフリーであるガス漏れ検知装置及びガス漏れ検知方法を提供する。
【解決手段】船舶において、液化ガスを収納する検知対象物101、102が配置された検知対象空間に向けられ、互いに離れて配置された複数の熱画像カメラ1a、1bと、熱画像カメラ1a、1bにより撮影された画像を熱画像として取得する制御装置2とを備え、制御装置2は、少なくともいずれか1台の熱画像カメラ1a、1bによる熱画像において、閾値温度(Tr)以下の温度の領域の面積(At)の、該1台の熱画像カメラ1a、1bによる熱画像の面積(A0)に対する比率(α)が、閾値比率(αr)以上であるときに、液化ガスが漏洩していると判別し、制御装置2は、比率(α)の数値のみを記録することを特徴とするガス漏れ検知装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶において、液化ガスを収納する検知対象物が配置された検知対象空間に向けられ、互いに離れて配置された複数の熱画像カメラと、
前記熱画像カメラにより撮影された画像を熱画像として取得する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、少なくともいずれか1台の前記熱画像カメラによる熱画像において、閾値温度(Tr)以下の温度の領域の面積(At)の、該1台の前記熱画像カメラによる熱画像の面積(A0)に対する比率(α)が、閾値比率(αr)以上であるときに、前記液化ガスが漏洩していると判別し、
前記制御装置は、前記比率(α)の数値のみを記録する
ことを特徴とするガス漏れ検知装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記閾値温度(Tr)は、前記液化ガスの大気圧下での飽和温度と気温との間の任意の温度に設定される
ことを特徴とする請求項1記載のガス漏れ検知装置。
【請求項3】
前記各熱画像カメラは、前記検知対象物の外接球の中心周りの中心角が30°乃至180°である2直線上に1台ずつ、計2台が配置されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス漏れ検知装置。
【請求項4】
前記各熱画像カメラは、前記検知対象物の外接球の中心周りの中心角が120°である3直線上に1台ずつ、計3台が配置されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス漏れ検知装置。
【請求項5】
前記各熱画像カメラは、前記検知対象物の外接球の中心周りの中心角が90°乃至110°である4直線上に1台ずつ、計4台が配置されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス漏れ検知装置。
【請求項6】
前記各熱画像カメラは、前記検知対象空間の前側、後側、左側、右側及び上側に1台ずつ、計5台が配置されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス漏れ検知装置。
【請求項7】
前記各熱画像カメラは、前記検知対象物の外接球の中心を原点とするxyz直交座標の各軸上に対向して2台ずつ、計6台が配置され、
前記xyz直交座標が前記検知対象空間に対して回転されており、前記検知対象空間の床面上への前記熱画像カメラの配置が回避されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス漏れ検知装置。
【請求項8】
船舶において、液化ガスを収納する検知対象物が配置された検知対象空間に向けた複数の熱画像カメラを、互いに離して配置し、
前記熱画像カメラにより、前記検知対象空間を撮影し、
前記熱画像カメラにより撮影された画像を熱画像として取得し、
少なくともいずれか1台の前記熱画像カメラによる熱画像において、閾値温度(Tr)以下の温度の領域の面積(At)の、該1台の前記熱画像カメラによる熱画像の面積(A0)に対する比率(α)が、閾値比率(αr)以上であるときに、前記液化ガスが漏洩していると判別し、
前記比率(α)の数値のみを記録する
ことを特徴とするガス漏れ検知方法。
【請求項9】
前記閾値温度(Tr)は、前記液化ガスの大気圧下での飽和温度と気温との間の任意の温度に設定する
ことを特徴とする請求項8記載のガス漏れ検知方法。
【請求項10】
前記複数の熱画像カメラは、前記検知対象物の外接球の中心周りの中心角が30°乃至180°である2直線上に1台ずつ、計2台を配置する
ことを特徴とする請求項8又は9に記載のガス漏れ検知方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス漏れ検知装置及びガス漏れ検知方法に関し、詳しくは、検知対象空間における液化ガスの漏洩を簡易に検知でき、かつ漏洩箇所を特定でき、メンテナンスフリーであるガス漏れ検知装置及びガス漏れ検知方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
液化アンモニアやLPG(液化石油ガス)などの液化ガスは、船舶で貨物以外に燃料として使用され、需要が高まっている。
【0003】
船内において、液化ガスを貯蔵するタンクや液化ガスを送液する配管等の破損や劣化により、液化ガスが漏洩した場合には、乗員の安全の確保のため、漏洩を検知する必要がある。
【0004】
従来、液化ガスの漏洩の検知方法としては、半導体式の固体センサを用いる方法や、定電位電離式の電気化学センサを用いる方法がある。
【0005】
特許文献1には、水素吸蔵合金からなる水素吸蔵部の温度上昇を温度センサにより検知して、水素の漏洩の有無を判別する水素漏洩検知装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-020196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前述した固体センサ及び電気化学センサは、漏洩を検知したい液化ガスの組成(種類)によって、その組成に適合する方式のものを選定しなければならない。そのため、複数の組成(種類)の液化ガスを輸送又は使用する船舶においては、複数の方式のセンサを用いなければならず、必要なセンサの数が多くなってしまう。
【0008】
また、これら固体センサ及び電気化学センサは、定期的な部品交換や、定期的に校正を行う必要があるので、多大な手間を要する。このような手間のかかるメンテナンスには、定期船では早急に対応できるが、不定期船では、早急な対応ができない。
【0009】
また、漏洩した液化ガスは気化して空間内に拡散するため、固定式のガス検知センサによっては、漏洩箇所とセンサ設置個所とが離れている場合には、検知するまでに、気化したガスがセンサに達するまでの長い時間がかかる。
【0010】
さらに、固定式のガス検知センサや、特許文献1に記載されたような固定式の温度センサによっては、検知できる面積が限られているため、検知対象空間が広い場合や、対象とする機器が多い場合には、多数のセンサを設置しなければならず、設置の手間も費用も多大なものになってしまう。この場合において、換気ファンを用いて気化したガスを集約させて検知する方法が考えられるが、構成する機器が多数必要になってしまい、設置の手間も費用も多大なものになってしまう。
(【0011】以降は省略されています)
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