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公開番号2025100822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025070289,2024069805
出願日2025-04-22,2014-05-13
発明の名称半導体装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10D 30/67 20250101AFI20250626BHJP()
要約【課題】電気特性(例えば、オン電流、電界効果移動度、周波数特性等)の優れたトラン
ジスタを有する半導体装置を提供する。または、信頼性の高いトランジスタを有する半導
体装置を提供する。
【解決手段】第1のゲート電極及び第2のゲート電極の間に酸化物半導体膜が設けられる
デュアルゲート構造のトランジスタであって、トランジスタのチャネル幅方向において、
第1のゲート電極及び第2のゲート電極の側面はそれぞれ、酸化物半導体膜の側面より外
側に位置する半導体装置である。第1のゲート電極または第2のゲート電極は、第1のゲ
ート電極または第2のゲート電極と酸化物半導体膜との間に設けられたゲート絶縁膜を介
して、酸化物半導体膜の側面と対向する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板上の第1の導電膜と、
前記第1の導電膜上の第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜を介して、前記第1の導電膜と重なる領域を有する酸化物半導体膜と、
前記酸化物半導体膜と電気的に接続された第2の導電膜と、
前記酸化物半導体膜と電気的に接続された第3の導電膜と、
前記酸化物半導体膜上の第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜を介して、前記酸化物半導体膜と重なる領域を有する第4の導電膜と、を有し、
前記第1の導電膜は、トランジスタの第1のゲート電極として機能する領域を有し、
前記酸化物半導体膜は、前記トランジスタのチャネル形成領域として機能する領域を有し、
前記第2の導電膜は、前記トランジスタのソース電極又はドレイン電極の一方として機能する領域を有し、
前記第3の導電膜は、前記トランジスタのソース電極又はドレイン電極の他方として機能する領域を有し、
前記第2の絶縁膜は、酸化物絶縁膜と、前記酸化物絶縁膜上の窒化物絶縁膜と、を有し、
前記第4の導電膜は、前記トランジスタの第2のゲート電極として機能する領域を有し、
前記トランジスタのチャネル幅方向において、前記第1の導電膜は、前記酸化物半導体膜と重ならない領域を有し、
前記トランジスタのチャネル幅方向において、前記第4の導電膜は、前記酸化物半導体膜と重ならない領域を有し、
暗室下のゲートBTストレス試験において、
前記基板の温度を60℃とし、
前記第1の導電膜及び前記第4の導電膜に+30Vを印加し、
ストレス時間を0.1時間として、
前記ゲートBTストレス試験前後の、前記トランジスタのドレイン電圧を1V又は10VとしたときにVg-Id特性から算出されるしきい値電圧の変動量が0.2V未満である、半導体装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
基板上の第1の導電膜と、
前記第1の導電膜上の第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜を介して、前記第1の導電膜と重なる領域を有する酸化物半導体膜と、
前記酸化物半導体膜と電気的に接続された第2の導電膜と、
前記酸化物半導体膜と電気的に接続された第3の導電膜と、
前記酸化物半導体膜上の第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜を介して、前記酸化物半導体膜と重なる領域を有する第4の導電膜と、を有し、
前記第1の導電膜は、トランジスタの第1のゲート電極として機能する領域を有し、
前記第1の絶縁膜は、第1の窒化物絶縁膜と、前記第1の窒化物絶縁膜上の第1の酸化物絶縁膜と、を有し、
前記酸化物半導体膜は、前記トランジスタのチャネル形成領域として機能する領域を有し、
前記第2の導電膜は、前記トランジスタのソース電極又はドレイン電極の一方として機能する領域を有し、
前記第3の導電膜は、前記トランジスタのソース電極又はドレイン電極の他方として機能する領域を有し、
前記第2の絶縁膜は、第2の酸化物絶縁膜と、前記第2の酸化物絶縁膜上の第2の窒化物絶縁膜と、を有し、
前記第4の導電膜は、前記トランジスタの第2のゲート電極として機能する領域を有し、
前記トランジスタのチャネル幅方向において、前記第1の導電膜は、前記酸化物半導体膜と重ならない領域を有し、
前記トランジスタのチャネル幅方向において、前記第4の導電膜は、前記酸化物半導体膜と重ならない領域を有し、
暗室下のゲートBTストレス試験において、
前記基板の温度を60℃とし、
前記第1の導電膜及び前記第4の導電膜に+30Vを印加し、
ストレス時間を0.1時間として、
前記ゲートBTストレス試験前後の、前記トランジスタのドレイン電圧を1V又は10VとしたときにVg-Id特性から算出されるしきい値電圧の変動量が0.2V未満である、半導体装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、
前記酸化物半導体膜は、Inと、M(MはAl、Ga、Y、Zr、La、Ce、またはNd)と、Znと、を有する、半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
酸化物半導体膜を有するトランジスタを備えた半導体装置及びその作製方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
基板上に形成された半導体薄膜を用いてトランジスタ(薄膜トランジスタ(TFT)と
もいう。)を構成する技術が注目されている。該トランジスタは、集積回路(IC)や画
像表示装置(表示装置)のような電子デバイスに広く応用されている。トランジスタに適
用可能な半導体薄膜としてシリコン系半導体材料が広く知られているが、その他の材料と
して酸化物半導体が注目されている。
【0003】
例えば、トランジスタの活性層として、インジウム(In)、ガリウム(Ga)及び亜
鉛(Zn)を含む酸化物半導体を用いたトランジスタが開示されている(特許文献1参照
。)。
【0004】
また、酸化物半導体層を、積層構造とすることで、キャリアの移動度を向上させる技術
が開示されている(特許文献2、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-165528号公報
特開2011-138934号公報
特開2011-124360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一態様は、電気特性(例えば、オン電流、電界効果移動度、周波数特性等)の
優れたトランジスタを有する半導体装置を提供する。または、信頼性の高いトランジスタ
を有する半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、第1のゲート電極及び第2のゲート電極の間に酸化物半導体膜が設
けられるデュアルゲート構造のトランジスタであって、トランジスタのチャネル幅方向に
おいて、第1のゲート電極及び第2のゲート電極の側面はそれぞれ、酸化物半導体膜の側
面より外側に位置する半導体装置である。
【0008】
本発明の一態様は、第1のゲート電極及び第2のゲート電極の間に酸化物半導体膜が設
けられるデュアルゲート構造のトランジスタであって、ストレス時間に対するトランジス
タのしきい値電圧の変動量を示す両対数グラフにおいて、横軸と縦軸の対数目盛の間隔が
等しく、ストレス時間に対するしきい値電圧の変動量の累乗近似線と、しきい値電圧の変
動量が0Vの直線とがなす角度が30°未満であり、且つストレス時間が0.1時間のと
きのしきい値電圧の変動量が0.2V未満である半導体装置である。なお、ストレス時間
とは、トランジスタに、電圧、温度等の負荷を与える時間のことをいう。
【0009】
本発明の一態様は、第1のゲート電極及び第2のゲート電極の間に酸化物半導体膜が設
けられるデュアルゲート構造のトランジスタであって、ストレス時間に対するトランジス
タのしきい値電圧の変動量を示す両対数グラフにおいて、横軸と縦軸の対数目盛の間隔が
等しく、しきい値電圧の変動量の累乗近似線の傾きが0.5以下であり、ストレス時間が
0.1時間のときのしきい値電圧の変動量が0.2V未満である半導体装置である。
【0010】
なお、第1のゲート電極または第2のゲート電極は、第1のゲート電極または第2のゲ
ート電極と酸化物半導体膜との間に設けられたゲート絶縁膜を介して、酸化物半導体膜の
側面と対向してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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