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公開番号2025100572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025061297,2023066250
出願日2025-04-02,2020-10-27
発明の名称サーバ装置、分析方法、及びプログラム
出願人パラマウントベッド株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01N 33/483 20060101AFI20250626BHJP(測定;試験)
要約【課題】トイレの使用者へのプライバシーへの配慮を行いつつ、トイレの使用者から聞き取る必要なく便器に排泄した排泄物の内容を示す情報を正確に収集し、且つ、監視者への即座の通知が必要な場面にも対応することを可能にする。
【解決手段】サーバ40は、トイレの便器における排泄物を便器で撮像された撮像データから分析した結果である排泄の内容を示す詳細情報を受信する受信部と、受信部で受信した詳細情報を記憶する記憶部と、情報処理部と、を備える。詳細情報は、排泄日時、排泄物の種類、及び排便の形状を示す情報を少なくとも含む。情報処理部は、排便の形状毎に前記詳細情報を集計する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トイレの便器における排泄物を前記便器で撮像された撮像データから分析した結果である排泄の内容を示す詳細情報を受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記詳細情報を記憶する記憶部と、
情報処理部と、
提供部と、
を備え、
前記詳細情報は、排泄日時及び排便の形状を示す情報を少なくとも含み、
前記受信部は、前記詳細情報に関連付けられた、前記トイレの使用者が居住する住所又は前記トイレの設置場所の住所を示す住所情報を受信し、且つ、感染症の流行の注意を促す注意情報を受信し、
前記情報処理部は、前記排便の形状毎に前記詳細情報を集計し、前記住所情報及び前記詳細情報から、前記住所情報が示す地域毎に前記排便の時間的な変化の傾向を分析し、分析した結果と前記注意情報とに基づき、前記感染症の流行を前記地域毎に予測し、
前記提供部は、前記情報処理部で前記地域毎に予測された結果を、各地域に関連付けられた提供先に提供する、
サーバ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記詳細情報は、排便の色を示す情報を含み、
前記情報処理部は、前記排便の形状及び色の時間的な変化の傾向を分析する、
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記提供部は、前記情報処理部での処理結果を外部装置に提供する、
請求項1又は2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
サーバ装置が、トイレの便器における排泄物を前記便器で撮像された撮像データから分析した結果である排泄の内容を示す詳細情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信した前記詳細情報を記憶する記憶ステップと、
情報処理ステップと、
提供ステップと、
を備え、
前記詳細情報は、排泄日時及び排便の形状を示す情報を少なくとも含み、
前記受信ステップは、前記詳細情報に関連付けられた、前記トイレの使用者が居住する住所又は前記トイレの設置場所の住所を示す住所情報を受信し、且つ、感染症の流行の注意を促す注意情報を受信し、
前記情報処理ステップは、前記排便の形状毎に前記詳細情報を集計し、前記住所情報及び前記詳細情報から、前記住所情報が示す地域毎に前記排便の時間的な変化の傾向を分析し、分析した結果と前記注意情報とに基づき、前記感染症の流行を前記地域毎に予測し、
前記提供ステップは、前記情報処理ステップで前記地域毎に予測された結果を、各地域に関連付けられた提供先に提供する、
分析方法。
【請求項5】
コンピュータに、
トイレの便器における排泄物を前記便器で撮像された撮像データから分析した結果である排泄の内容を示す詳細情報を受信する受信機能と、
前記受信機能で受信した前記詳細情報を記憶する記憶機能と、
情報処理機能と、
提供機能と、
を実現させるプログラムであって、
前記詳細情報は、排泄日時及び排便の形状を示す情報を少なくとも含み、
前記受信機能は、前記詳細情報に関連付けられた、前記トイレの使用者が居住する住所又は前記トイレの設置場所の住所を示す住所情報を受信し、且つ、感染症の流行の注意を促す注意情報を受信し、
前記情報処理機能は、前記排便の形状毎に前記詳細情報を集計し、前記住所情報及び前記詳細情報から、前記住所情報が示す地域毎に前記排便の時間的な変化の傾向を分析し、分析した結果と前記注意情報とに基づき、前記感染症の流行を前記地域毎に予測し、
前記提供機能は、前記情報処理機能で前記地域毎に予測された結果を、各地域に関連付けられた提供先に提供する、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排泄物分析装置、分析システム、サーバ装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
介護現場において排泄介助を行う介護士は、要介護者の尊厳を維持しつつ、要介護者の失禁を減らし、自立支援を促すことが求められている。介護現場における排泄介助は、場合によって要介護者の尊厳を傷付ける可能性が含まれているため、介護士は多くの負担を強いられることになり、業務の負荷軽減のための支援が求められている。
【0003】
また、介護士は、要介護者が便座からの退座やトイレからの退出の際に介助を必要とする者である場合や、トイレ内での不慮の事態を防ぐ目的で、排泄行為の前後で、介護者による付きっきりの介助を行う場合がある。介護者の負担は、この点においても大きいと言える。
【0004】
介護士の業務には、要介護者の排泄介助において排泄日誌を作成する業務も含まれる。
そのため、介護士は、要介護者と一緒にトイレに入室して要介護者の排泄行為を観察するか、若しくは、要介護者から聞き取りを行うかにより、排泄日誌に記載する情報を得ている。
【0005】
前者の場合、主に要介護者が認知症などにより正確な情報が聞き取れない要介護者に対して行われる。そして、前者の場合、排泄という行為を観察されることは要介護者にとって恥辱を伴うものであるため、要介護者の尊厳を傷つける場面が生じ易いと言え、このような場面での観察は介護士にも負担を強いる作業となる。
【0006】
一方で、後者の場合、要介護者の羞恥心により不正確な申請も発生することがあることから、排泄記録に属人性があると言え、結果として要介護者により同じ排泄行為を行ったとしても排泄日誌の内容に差異が生じることになる。このような差異がある場合、介護者が便秘や排尿障害の健康被害を正確に把握することが難しく、その対処が遅れるといった事態や、要介護者が健康被害を煩ってない場合でも、誤った申告により下剤等の不要な投薬が多くなる事態が生じ得る。従って、このような差異を補うため、介護者による排泄管理、排泄記録に関する負担が大きくなる。
【0007】
また、要介護者に認知症がある場合に、排泄時に、尿とりパッドをトイレットペーパーと誤認すること、或いは要介護者が羞恥心から排泄の失敗(便や尿の失禁)の証拠を故意に隠そうとすることにより、尿とりパッドをトイレに流す行為がなされることがある。介護施設は、このような場合或いは定期的に、業者に依頼して異物除去等の排水管清掃作業を行い、詰まりの解消を実施する必要があるだけでなく、その作業中に排水に関連する施設の可動ができなくなる。このような問題を解消するためには、介護者は、要介護者の排泄終了確認や排泄に関する異常確認を行うことが考えられるが、排泄日誌のために後に聞き取りを行う場合であっても、結局、常に使用者のそばに待機しなければならないことになる。
【0008】
これらの状況を改善すべく、トイレにセンサを設置し、センサによって取得したデータを分析することにより、トイレの使用者の排泄を管理する仕組みが提案されている。例えば、特許文献1には、便器内に置かれる対象者の人体排泄物に使用される方法が記載されている。この方法では、人体排泄物が便器内に置かれている間、1以上の光センサを用いて便器からの光を受け取り、コンピュータプロセッサを用いて、受光を解析することによって、赤血球の成分による光吸収を示す1以上のスペクトル成分を受光内で検出している。そして、この方法では、当該検出に応じて、人体排泄物内に血液が存在すると判定し、少なくとも部分的に当該判定に応じて、出力デバイスの出力を生成している。また、特許文献1には、長期間にわたって対象者の人体排泄物を監視し、ある期間にわたって、人体排泄物内に検出される血液の量と閾値量とを比較し、出血度が癌及び/又はポリープの存在を示す場合には警告が生成されることも記載されている。
【0009】
特許文献2には、少なくともユーザ端末及びペット用トイレと接続されたペットの排泄通知システムが記載されている。特許文献2に記載の排泄通知システムは、使用開始時に、ユーザ端末から少なくともペット個体の名前を含む個体識別情報を取得し、当該個体識別情報をペットの識別子と関連付けて登録する。この排泄通知システムは、使用開始後に、ペット用トイレから、ペット個体の体重情報を取得して該体重情報を該ペットの識別子と関連付けて保存するとともに、当該ペット個体の所定期間における体重の平均値を基に体重量閾値を算出して登録している。さらに、この排泄通知システムは、使用開始後に、ペット用トイレから、ペット個体の排尿情報を取得して、当該ペット個体の所定期間における排尿回数及び排尿量の平均値を算出し、それぞれ排尿回数閾値及び排尿量閾値として登録する。そして、この排泄通知システムは、ペット用トイレから得られるペット個体の体重情報、又は排尿情報がそれぞれの閾値を逸脱した場合、所定の病理の兆候可能性がある旨のアラート情報を通知する。また、この排泄通知システムでは、ペットのペット用トイレへの入場を判定するためにカメラを備えている。
【0010】
また、被測定者の尿中におけるNa/K比の、日毎の変化の傾向を知るための技術として、特許文献3には、被測定者が排泄した尿中におけるNa/K比を精度良く求めることを目的とした尿成分分析装置が記載されている。この装置では、ヒトが排泄した複数回の尿中におけるNa/K比に対して統計処理を施し得られた統計濃度比とヒトが1日又は複数日に排泄した全ての尿を1つに収集したときの1日又は複数日の全尿中におけるNa/K比との間の相関関係を表すデータを記憶する。また、この装置では、日の複数の時間帯の全てについて被測定者が排泄した1回の尿中におけるNa/K比が入力されたことを前提として、入力された被測定者の複数回の尿中におけるNa/K比に対して統計処理を施して統計濃度比を得る。そして、この装置では、この統計濃度比に基づいて、記憶された相関関係を用いて、被測定者の1日又は複数日の全尿中におけるNa/K比を換算して求めている。また、この装置では、このNa/K比をそれぞれ排尿日時、測定日時、及び、排尿された時間帯と対応づけて、順次記憶している。そして、この装置では、この記憶された内容を読み出すことによって、ユーザは、被測定者の1日又は複数日の全尿中におけるNa/K比の、日毎の変化の傾向を、容易に知ることができるようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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