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公開番号2025100042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217125
出願日2023-12-22
発明の名称静電容量センサ及びその製造方法
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 27/26 20060101AFI20250626BHJP(測定;試験)
要約【課題】センサ部材全体の抵抗値の均一性を高めた静電容量センサ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】静電容量センサ1は、絶縁基材4と、絶縁基材4の上に形成された、導電性材料を含む導電層5と、導電層5の一端部5aに配線2を介して電気的に接続される電子制御ユニット3と、を備える。そして、導電層5に含まれる導電性材料の含有量は、電子制御ユニット3から近い近傍領域に比べて、電子制御ユニット3から遠い遠方領域の方が多い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁基材と、
前記絶縁基材の上に形成された、導電性材料を含む導電層と、
前記導電層の一端部に配線を介して電気的に接続される電子制御ユニットと、
を備えた、静電容量センサであって、
前記導電層に含まれる前記導電性材料の含有量は、前記電子制御ユニットから近い近傍領域に比べて、前記電子制御ユニットから遠い遠方領域の方が多い、静電容量センサ。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記導電層は、前記遠方領域では前記近傍領域よりも厚く形成されている、請求項1に記載の静電容量センサ。
【請求項3】
導電層は、厚さ方向における断面が階段状に形成されている、請求項1又は2に記載の静電容量センサ。
【請求項4】
導電層を平面視した形状は、複数のドット形状からなり、前記複数のドット形状はそれぞれ接続されている、請求項1に記載の静電容量センサ。
【請求項5】
請求項2に記載の静電容量センサの製造方法であって、
前記絶縁基材上に前記導電層を形成するときに、前記導電層の一端部から他端部に向かって徐々に前記導電層が厚くなるように形成する工程を含む、静電容量センサの製造方法。
【請求項6】
請求項2に記載の静電容量センサの製造方法であって、
前記絶縁基材上に前記導電層を形成するときに、重ね塗りを行うことによって、前記導電層の一端部から他端部に向かって徐々に前記導電層が厚くなるように形成する工程を含む、静電容量センサの製造方法。
【請求項7】
請求項4に記載の静電容量センサの製造方法であって、
前記絶縁基材上に前記導電層を形成するときに、前記複数のドット形状を感光性樹脂で形成したスクリーンマスクを用いて印刷する工程を含む、静電容量センサの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、静電容量センサ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車のハンドル、すなわち車両に搭載されたステアリングホイールに対して機能を追加付与することが要求されてきている。例えば、運転者がステアリングホイールのリム部を把持したことを検出するための静電容量センサを備えるステアリングホイールが知られている。
【0003】
特許文献1には、二つの電極層と、電極層間に配置される絶縁層と、を備える、ステアリングホイール用の静電容量センサが開示されている。その電極部分には導電性ポリマーが使用されており、その導電材料としてカーボンブラックなどが使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/066121号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、カーボンブラックなどの導電材料は金属と比較して抵抗値が高いため、特許文献1では、ステアリングホイールの外周に巻くような長尺状のセンサマットに使用すると検出器から遠くなるほど検出感度が低下し、検出時間が長くなるという課題がある。このように静電容量センサの検出時間が長くなる原因は、検出器からの距離に応じて抵抗値が増大することに起因する。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、センサ部材全体の抵抗値の均一性を高めた、静電容量センサ及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態に係る静電容量センサは、絶縁基材と、絶縁基材の上に形成された、導電性材料を含む導電層と、導電層の一端部に配線を介して電気的に接続される電子制御ユニットと、を備えた、静電容量センサであって、導電層に含まれる導電性材料の含有量は、電子制御ユニットから近い近傍領域に比べて、電子制御ユニットから遠い遠方領域の方が多い。
【0008】
本実施形態に係る静電容量センサの製造方法は、上述の静電容量センサの製造方法であって、絶縁基材上に導電層を形成するときに、導電層の一端部から他端部に向かって徐々に導電層が厚くなるように形成する工程を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、センサ部材全体の抵抗値の均一性を高めた、静電容量センサ及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る静電容量センサを概略的に示した平面図である。
導電性材料の種類及び塗布膜厚の、表面抵抗への影響を示すグラフである。
本実施形態に係る静電容量センサの作製方法の一例を示す概略図である。
本実施形態に係る静電容量センサの作製方法の一例を示す概略図である。
本実施形態に係る静電容量センサの作製方法の一例を示す概略図である。
本実施形態に係る静電容量センサを概略的に示した平面図である。
図6の導電層の表面状態を拡大した、概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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