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公開番号
2025099992
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217051
出願日
2023-12-22
発明の名称
交通量予測装置、交通量予測方法、及びプログラム
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G08G
1/00 20060101AFI20250626BHJP(信号)
要約
【課題】自動的に校正されたOD行列を用いて、適切に各経路の交通量を予測することができる交通量予測装置、交通量予測方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る交通量予測装置は、現在地目的地行列と、道路網に関する情報と、鉄道網に関する情報と、道路における自動車の走行速度の実測値と、鉄道における各駅利用者数の実測値とのうち少なくとも一つを含む入力値を受け付ける入力値受付部と、現在地目的地行列と、道路網に関する情報及び鉄道網に関する情報に基づき、鉄道経路の移動時間を利用者数に応じて増加させる特性を用いて、道路網及び鉄道網における各経路の交通量を予測する交通量予測部と、道路における自動車の走行速度の実測値から求めた移動時間と、道路網における各経路の交通量の予測値から求めた各経路の移動時間との誤差を示す移動時間誤差を算出する移動時間誤差算出部と、移動時間誤差に基づいて、現在地目的地行列を補正する現在地目的地行列校正部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
現在地目的地行列と、道路網に関する情報と、鉄道網に関する情報と、道路における自動車の走行速度の実測値と、鉄道における各駅利用者数の実測値とのうち少なくとも一つを含む入力値を受け付ける入力値受付部と、
前記現在地目的地行列と、道路網に関する情報及び鉄道網に関する情報に基づき、鉄道経路の移動時間を利用者数に応じて増加させる特性を用いて、道路網及び鉄道網における各経路の交通量を予測する交通量予測部と、
道路における自動車の走行速度の実測値から求めた移動時間と、道路網における各経路の交通量の予測値から求めた各経路の移動時間との誤差を示す移動時間誤差を算出する移動時間誤差算出部と、
前記移動時間誤差に基づいて、現在地目的地行列を補正する現在地目的地行列校正部と、を備える、
交通量予測装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
現在地目的地行列校正部は、遺伝子として現在地目的地行列の各要素を持ち、その要素に対応する経路の移動時間の誤差が小さい遺伝子を優先的に子世代に残すことを特徴とする遺伝的アルゴリズムを用いて現在地目的地行列を補正する、
請求項1に記載の交通量予測装置。
【請求項3】
前記現在地目的地行列から、鉄道網による移動情報を抽出した鉄道現在地目的地行列を生成し、鉄道網における各経路の交通量の予測値に基づく各駅利用者数と、鉄道における各駅利用者数の実測値との誤差を示す各駅利用者数誤差を算出し、算出された前記各駅利用者数誤差に基づいて、鉄道現在地目的地行列を校正する鉄道現在地目的地行列校正部と、をさらに備える、
請求項1又は2に記載の交通量予測装置。
【請求項4】
鉄道の新規建設計画ゾーンに対して、既存の鉄道網と道路網における類似ゾーンを抽出し、抽出された類似ゾーンにおける鉄道利用者と、自動車利用者の割合に基づいて、鉄道現在地目的地行列を補正する類似ゾーン補正部と、をさらに備える。
請求項1又は2に記載の交通量予測装置。
【請求項5】
鉄道の新規建設計画ゾーンに対して、既存の鉄道網と道路網における類似ゾーンを抽出し、抽出された類似ゾーンにおける鉄道利用者と、自動車利用者の割合に基づいて、鉄道現在地目的地行列を補正する類似ゾーン補正部と、をさらに備える。
請求項3に記載の交通量予測装置。
【請求項6】
前記類似ゾーン補正部は、特定の時間帯における単位人口当たりの流出数、単位人口当たりの流入数に基づいて、類似ゾーンを抽出する、
請求項4に記載の交通量予測装置。
【請求項7】
前記類似ゾーン補正部は、特定の時間帯における単位人口当たりの流出数、単位人口当たりの流入数に基づいて、類似ゾーンを抽出する、
請求項5に記載の交通量予測装置。
【請求項8】
現在地目的地行列と、道路網に関する情報と、鉄道網に関する情報と、道路における自動車の走行速度の実測値と、鉄道における各駅利用者数の実測値とのうち少なくとも一つを含む入力値を受け付けるステップと、
前記現在地目的地行列と、道路網に関する情報及び鉄道網に関する情報に基づき、鉄道経路の移動時間を利用者数に応じて増加させる特性を用いて、道路網及び鉄道網における各経路の交通量を予測するステップと、
道路における自動車の走行速度の実測値から求めた移動時間と、道路網における各経路の交通量の予測値から求めた各経路の移動時間との誤差を示す移動時間誤差を算出するステップと、
前記移動時間誤差に基づいて、現在地目的地行列を補正するステップと、を含む、
交通量予測方法。
【請求項9】
現在地目的地行列と、道路網に関する情報と、鉄道網に関する情報と、道路における自動車の走行速度の実測値と、鉄道における各駅利用者数の実測値とのうち少なくとも一つを含む入力値を受け付けるステップと、
前記現在地目的地行列と、道路網に関する情報及び鉄道網に関する情報に基づき、鉄道経路の移動時間を利用者数に応じて増加させる特性を用いて、道路網及び鉄道網における各経路の交通量を予測するステップと、
道路における自動車の走行速度の実測値から求めた移動時間と、道路網における各経路の交通量の予測値から求めた各経路の移動時間との誤差を示す移動時間誤差を算出するステップと、
前記移動時間誤差に基づいて、現在地目的地行列を補正するステップと、
をコンピュータに実行させる、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、交通量予測装置、交通量予測方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
新規の鉄道の建設計画の検討などの際に、鉄道を建設した場合の移動者数の予測などを行い事業計画の採算性の検討が行われている。その際に、既存の交通機関の交通量を把握する必要があり、既存の交通機関の交通量の予測も行われる。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、自動車などの出発地点から目的地点に関する情報である現在地目的地(OD(Origin-Destination))行列に基づいて自動車の走行を模擬し、交通流を予測する交通流シミュレーション装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5325241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1に記載の交通流シミュレーション装置においては、シミュレーションの前提条件となるOD行列を設定するには時間を要しており、実測値に応じて適切にOD行列を補正することができなかった。
【0006】
本開示は上記課題を鑑み、自動的に校正されたOD行列を用いて、適切に各経路の交通量を予測することができる交通量予測装置、交通量予測方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る交通量予測装置は、現在地目的地行列と、道路網に関する情報と、鉄道網に関する情報と、道路における自動車の走行速度の実測値と、鉄道における各駅利用者数の実測値とのうち少なくとも一つを含む入力値を受け付ける入力値受付部と、前記現在地目的地行列と、道路網に関する情報及び鉄道網に関する情報に基づき、鉄道経路の移動時間を利用者数に応じて増加させる特性を用いて、道路網及び鉄道網における各経路の交通量を予測する交通量予測部と、道路における自動車の走行速度の実測値から求めた移動時間と、道路網における各経路の交通量の予測値から求めた各経路の移動時間との誤差を示す移動時間誤差を算出する移動時間誤差算出部と、前記移動時間誤差に基づいて、現在地目的地行列を補正する現在地目的地行列校正部と、を備える。
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る交通量予測方法は、現在地目的地行列と、道路網に関する情報と、鉄道網に関する情報と、道路における自動車の走行速度の実測値と、鉄道における各駅利用者数の実測値とのうち少なくとも一つを含む入力値を受け付けるステップと、前記現在地目的地行列と、道路網に関する情報及び鉄道網に関する情報に基づき、鉄道経路の移動時間を利用者数に応じて増加させる特性を用いて、道路網及び鉄道網における各経路の交通量を予測するステップと、道路における自動車の走行速度の実測値から求めた移動時間と、道路網における各経路の交通量の予測値から求めた各経路の移動時間との誤差を示す移動時間誤差を算出するステップと、前記移動時間誤差に基づいて、現在地目的地行列を補正するステップと、を含む。
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るプログラムは、現在地目的地行列と、道路網に関する情報と、鉄道網に関する情報と、道路における自動車の走行速度の実測値と、鉄道における各駅利用者数の実測値とのうち少なくとも一つを含む入力値を受け付けるステップと、前記現在地目的地行列と、道路網に関する情報及び鉄道網に関する情報に基づき、鉄道経路の移動時間を利用者数に応じて増加させる特性を用いて、道路網及び鉄道網における各経路の交通量を予測するステップと、道路における自動車の走行速度の実測値から求めた移動時間と、道路網における各経路の交通量の予測値から求めた各経路の移動時間との誤差を示す移動時間誤差を算出するステップと、前記移動時間誤差に基づいて、現在地目的地行列を補正するステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、自動的に校正されたOD行列を用いて、適切に各経路の交通量を予測することができる交通量予測装置、交通量予測方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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