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公開番号2025099130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215554
出願日2023-12-21
発明の名称画像表示方法、画像表示装置、及びプログラム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250626BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】画像表示画像の減光制御に伴う輝度変化を目立ちにくくする。
【解決手段】画像表示方法は、画像を構成する画素の階調値に対して、高階調値の重み及び低階調値の重みの少なくとも一方が大きくなるよう重み付けがなされた重み付き合計値を算出することと、重み付き合計値を用いて、画像表示装置の光源の減光制御に用いる第1の制御値を決定することと、第1の制御値を用いて、画像の階調数を伸長させる伸長処理に用いる第2の制御値を決定することと、第2の制御値を用いて画像に伸長処理を施した伸長処理後の画像を、第1の制御値を用いて光源を制御することによって表示することと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
画像を構成する画素の階調値に対して、高階調値の重み及び低階調値の重みの少なくとも一方が大きくなるよう重み付けがなされた重み付き合計値を算出することと、
前記重み付き合計値を用いて、画像表示装置の光源の減光制御に用いる第１の制御値を決定することと、
前記第１の制御値を用いて、前記画像の階調数を伸長させる伸長処理に用いる第２の制御値を決定することと、
前記第２の制御値を用いて前記画像に伸長処理を施した伸長処理後の画像を、前記第１の制御値を用いて光源を制御することによって表示することと、を含む、
画像表示方法。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記重み付き合計値は、前記画像を構成する少なくとも一部の画素のうち階調値が第１の値以上である各画素の階調値から算出された前記重み付き合計値、および、階調値が前記第１の値よりも小さい第２の値以下である各画素の階調値から算出された前記重み付き合計値の少なくとも一方を含む、請求項１に記載の画像表示方法。
【請求項３】
前記重み付き合計値を算出することは、階調値が第１の値以上の範囲で前記階調値の増大に伴って前記重み付き合計値が単調増加するように、前記重み付き合計値を決定することを含む、
請求項１に記載の画像表示方法。
【請求項４】
前記第１の値は、前記画像を構成する一部の画素の階調値の平均値である、請求項２または請求項３に記載の画像表示方法。
【請求項５】
前記第１の値は、前記画像を構成する全ての画素の階調値の平均値である、請求項２または請求項３に記載の画像表示方法。
【請求項６】
前記第１の制御値は、前記光源の減光量を示す値であり、
前記第１の制御値を決定することは、前記重み付き合計値の増大に伴って減光量が単調減少するように前記第１の制御値を決定することを含む、請求項１に記載の画像表示方法。
【請求項７】
前記第１の制御値を決定することは、
前記画像を構成する少なくとも一部の画素の階調値の平均値から前記光源の減光量を求めることと、
前記重み付き合計値を用いて前記光源の減光ゲインを求めることと、
前記減光量を前記減光ゲインにより補正することと、を含む、請求項１に記載の画像表示方法。
【請求項８】
光源と、
少なくとも１つのプロセッサーと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサーは、
画像を構成する画素の階調値に対して、高階調値の重み及び低階調値の重みの少なくとも一方が大きくなるよう重み付けがなされた重み付き合計値を算出することと、
前記重み付き合計値を用いて、前記光源の減光制御に用いる第１の制御値を決定することと、
前記第１の制御値を用いて、前記画像の階調数を伸長させる伸長処理に用いる第２の制御値を決定することと、
前記第２の制御値を用いて前記画像に伸長処理を施した伸長処理後の画像を、前記第１の制御値を用いて前記光源を制御することによって表示することと、
を実行する、
画像表示装置。
【請求項９】
プロセッサーにより実行されるプログラムであって、
前記プロセッサーに、
画像を構成する画素の階調値に対して、高階調値の重み及び低階調値の重みの少なくとも一方が大きくなるよう重み付けがなされた重み付き合計値を取得することと、
前記重み付き合計値を用いて、画像表示装置の光源の減光制御に用いる第１の制御値を決定することと、
前記第１の制御値を用いて、前記画像の階調数を伸長させる伸長処理に用いる第２の制御値を決定することと、
前記第２の制御値を用いて前記画像に伸長処理を施した伸長処理後の画像を、前記第１の制御値を用いて光源を制御することによって表示することと、
を実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像表示方法、画像表示装置、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、画像表示装置において、調光を行うことにより消費電力の低減を図る技術が知られている。例えば、特許文献１には、表示する画像データの階調値の平均値に基づいて調光率を定め、調光による輝度変化を減少させるために画像データの輝度値を補正する技術が開示されている。これによれば、輝度変化を抑えながら、消費電力を低減できる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－３０８６３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、調光を行うことが表示画像に与える影響は、画素の階調によって異なる。このため、階調値の平均値に基づいて調光を行った場合、一部の画素において輝度変化が目立ってしまい、表示品質に影響を及ぼすことがあった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一態様は、画像を構成する画素の階調値に対して、高階調値の重み及び低階調値の重みの少なくとも一方が大きくなるよう重み付けがなされた重み付き合計値を算出することと、前記重み付き合計値を用いて、画像表示装置の光源の減光制御に用いる第１の制御値を決定することと、前記第１の制御値を用いて、前記画像の階調数を伸長させる伸長処理に用いる第２の制御値を決定することと、前記第２の制御値を用いて前記画像に伸長処理を施した伸長処理後の画像を、前記第１の制御値を用いて光源を制御することによって表示することと、を含む、画像表示方法である。
【０００６】
本開示の他の一態様は、光源と、少なくとも１つのプロセッサーと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサーは、画像を構成する画素の階調値に対して、高階調値の重み及び低階調値の重みの少なくとも一方が大きくなるよう重み付けがなされた重み付き合計値を算出することと、前記重み付き合計値を用いて、前記光源の減光制御に用いる第１の制御値を決定することと、前記第１の制御値を用いて、前記画像の階調数を伸長させる伸長処理に用いる第２の制御値を決定することと、前記第２の制御値を用いて前記画像に伸長処理を施した伸長処理後の画像を、前記第１の制御値を用いて前記光源を制御することによって表示することと、を実行する、画像表示装置である。
【０００７】
本開示の更に別の一態様は、プロセッサーにより実行されるプログラムであって、前記プロセッサーに、画像を構成する画素の階調値に対して、高階調値の重み及び低階調値の重みの少なくとも一方が大きくなるよう重み付けがなされた重み付き合計値を取得することと、前記重み付き合計値を用いて、画像表示装置の光源の減光制御に用いる第１の制御値を決定することと、前記第１の制御値を用いて、前記画像の階調数を伸長させる伸長処理に用いる第２の制御値を決定することと、前記第２の制御値を用いて前記画像に伸長処理を施した伸長処理後の画像を、前記第１の制御値を用いて光源を制御することによって表示することと、を実行させる、プログラムである。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本実施形態に係るプロジェクターの構成例を示すブロック図。
プロジェクターの動作例を示すフローチャート。
入力画像の階調値と重み付き合計値との相関の例を示す図表。
重み付き総和と減光ゲインとの相関の例を示す図表。
入力画像の階調値と重み付き合計値との相関の例を示す図表。
第１変形例における入力画像の階調値と重み付き合計値との相関の例を示す図表。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
［１．プロジェクターの構成］
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
図１は、本実施形態に係るプロジェクターの構成例を示すブロック図である。
プロジェクター１は、スクリーンＳＣに投写画像Ｐを投写する。プロジェクター１は表示装置の一例であり、プロジェクター１が投写画像Ｐを投写することは表示の一例である。投写画像Ｐは、静止画像であってもよいし、映像であってもよい。
【００１０】
プロジェクター１は、プロジェクター１を制御する制御部１０と、投写部２０と、投写部２０を駆動する駆動部３０とを備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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