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公開番号2025099115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215532
出願日2023-12-21
発明の名称不動産画像調整システム、不動産画像調整装置、不動産画像調整方法及び不動産画像調整プログラム
出願人エイリーズ ホールディングス プライベート リミテッド
代理人個人,個人
主分類G06T 1/00 20060101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像調整に不慣れなユーザであっても、不動産画像データの画質及び構図の調整を容易かつ短時間に行うことが可能な不動産画像調整システム、不動産画像調整装置、不動産画像調整方法及び不動産画像調整プログラムの提供。
【解決手段】本発明に係る不動産画像調整システムは、ユーザ端末と、サーバとを備えている。サーバは、ユーザ端末から送信された不動産画像データの画質や構図を推定し(ステップS202)、推奨画像に調整するのに必要なレタッチ項目データを推奨して適切なパラメータ値を提案する(ステップS203)。また、サーバは、当該パラメータ値に基づいて不動産画像データの画質や構図を推奨画像に自動調整する(ステップS204)。ユーザ端末は、サーバから送信されたレタッチ項目データ及び推奨画像を表示部に表示する。これにより、ユーザは、入力した元の不動産画像データと比較したり、好みの画像に編集したりすることができる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
不動産を撮像した不動産画像データを入力可能な入力手段を有するユーザ端末と、該ユーザ端末から送信された前記不動産画像データの画質及び構図を調整するためのサーバとを備えた不動産画像調整システムであって、
前記サーバは、
前記不動産画像データの画質及び構図の調整項目を示す複数のレタッチ項目データを記憶する記憶手段と、
過去の前記不動産画像データを教師データとして機械学習された学習モデルを用いて、前記ユーザ端末から送信された前記不動産画像データの画質及び構図を推定する画像推定手段と、
前記画像推定手段により推定された前記不動産画像データの画質及び構図を前記学習モデルに基づく推奨画像に調整するのに必要な前記レタッチ項目データを、前記記憶手段から選択して推奨するレタッチ項目データ推奨手段と、
前記レタッチ項目データ推奨手段により推奨された推奨レタッチ項目データに基づいて前記不動産画像データの画質及び構図を調整する画像調整手段と、
前記画像調整手段により調整された調整不動産画像データを前記推奨レタッチ項目データとともに前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
を備え、
前記ユーザ端末は、前記送信手段により送信された前記調整不動産画像データ及び前記推奨レタッチ項目データを表示する表示手段を備える、不動産画像調整システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記入力手段は、前記送信手段から送信された前記推奨レタッチ項目データを調整可能であり、
前記画像調整手段は、前記調整不動産画像データ及び前記入力手段による入力により調整された調整レタッチ項目データに基づいて前記不動産画像データの画質及び構図を調整する、請求項1に記載の不動産画像調整システム。
【請求項3】
前記サーバは、前記推奨画像に対応する推奨画像値を前記レタッチ項目データ毎に算出する推奨画像値算出手段を更に備え、
前記送信手段は、前記レタッチ項目データ毎の前記推奨画像値を示すデータを前記ユーザ端末に送信し、
前記表示手段は、前記送信手段により送信された前記推奨画像値を示すデータを前記レタッチ項目データとともに表示する、請求項1又は2に記載の不動産画像調整システム。
【請求項4】
不動産を撮像した不動産画像データの画質及び構図を調整可能な不動産画像調整装置であって、
前記不動産画像データを入力可能な入力手段と、
前記不動産画像データの画質及び構図の調整項目を示す複数のレタッチ項目データを記憶する記憶手段と、
過去の前記不動産画像データを教師データとして機械学習された学習モデルを用いて、前記入力手段により入力された前記不動産画像データの画質及び構図を推定する画像推定手段と、
前記画像推定手段により推定された前記不動産画像データの画質及び構図を前記学習モデルに基づく推奨画像に調整するのに必要な前記レタッチ項目データを、前記記憶手段から選択して推奨するレタッチ項目データ推奨手段と、
前記レタッチ項目データ推奨手段により推奨された推奨レタッチ項目データに基づいて前記不動産画像データの画質及び構図を調整する画像調整手段と、
前記画像調整手段により調整された調整不動産画像データを前記推奨レタッチ項目データとともに表示する表示手段と、
を備える、不動産画像調整装置。
【請求項5】
不動産を撮像した不動産画像データの画質及び構図を調整可能な不動産画像調整方法であって、
前記不動産画像データを入力する入力工程と、
過去の前記不動産画像データを教師データとして機械学習された学習モデルを用いて、前記入力工程を行うことにより入力された前記不動産画像データの画質及び構図を推定する画像推定工程と、
前記画像推定工程を行うことにより推定された前記不動産画像データの画質を前記学習モデルに基づく推奨画像に調整するのに必要なレタッチ項目データを、記憶手段から選択して推奨するレタッチ項目データ推奨工程と、
前記レタッチ項目データ推奨工程を行うことにより推奨された推奨レタッチ項目データに基づいて前記不動産画像データの画質及び構図を調整する画像調整工程と、
前記画像調整工程を行うことにより調整された調整不動産画像データを前記推奨レタッチ項目データとともに表示手段に表示させる表示工程と、
を含む、不動産画像調整方法。
【請求項6】
不動産を撮像した不動産画像データの画質及び構図を調整可能な不動産画像調整プログラムであって、
過去の前記不動産画像データを教師データとして機械学習された学習モデルを用いて、入力手段から入力された前記不動産画像データの画質及び構図を推定する画像推定ステップと、
前記画像推定ステップを行うことにより推定された前記不動産画像データの画質及び構図を前記学習モデルに基づく推奨画像に調整するのに必要なレタッチ項目データを、記憶手段から選択して推奨するレタッチ項目データ推奨ステップと、
前記レタッチ項目データ推奨ステップを行うことにより推奨された推奨レタッチ項目データに基づいて前記不動産画像データの画質及び構図を調整する画像調整ステップと、
前記画像調整ステップを行うことにより調整された調整不動産画像データを前記推奨レタッチ項目データとともに表示手段に表示させる表示ステップと、
をコンピュータに実行させる、不動産画像調整プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不動産画像調整システム、不動産画像調整装置、不動産画像調整方法及び不動産画像調整プログラムに関し、特に、不動産画像データの画質及び構図を調整可能な不動産画像調整システム、不動産画像調整装置、不動産画像調整方法及び不動産画像調整方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物等の不動産が撮像された画像データ(以下「不動産画像データ」という)を編集するツールとして、画質及び構図の調整を行うことが可能なソフトウェア(以下「画像編集ソフト」という)が広く知られている(非特許文献1参照)。
このような画像編集ソフトによれば、ユーザがこれを使用することで、プロのカメラマンが不動産を撮像等した場合と同様な不動産画像データを得ることが可能である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
“PhotoDirector 365-写真編集ソフト”[online]、Cyberlink、[令和4年9月20日検索]、インターネット<URL:https://jp.Cyberlink.com/products/photdirector-photo-editing-software-365/features_ja_JP.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、画像編集ソフトは、撮像装置(例えば、カメラ)の高画質化に伴い、より高度な画像調整機能を持ったものが主流となってきている。
一般に、この種の画像編集ソフトによる画像調整は、ホワイトバランス(色温度、色かぶり)、色調(露光量、コントラスト、明るい等)、色合い(明瞭度、彩度等)、エフェクト(エッジ強度等)等から構成される調整項目(以下「レタッチ項目」という)を、一つずつ個別に調整することにより行われる。
【0005】
すなわち、従来の画像編集ソフトでは、プロのフォトレタッチャー等の習熟者であれば、その機能を十分に使いこなすことができるが、当該機能に精通していない初心者であれば、どのレタッチ項目を調整すればよいのか等を把握できない場合が少なくない。斯かる場合、画質調整に時間を要するばかりか、場合によっては、満足のいく画質の不動産画像データを得ることができないといった問題が生じる。
【0006】
また、一般に、画像は、好みや考え方が人によって異なるため、これを適切な品質に調整するための明確な判断基準が存在しないものである。このため、上述したような画像編集ソフトがあったとしても、特に、画像調整に精通していない者(初心者)であれば、これを十分に使いこなすことができず、ニーズに合った高品質の画像を得ることができないという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、画質調整に不慣れなユーザであっても、不動産画像データの画質調整を容易かつ短時間に行うことが可能な不動産画像調整システム、不動産画像調整装置、不動産画像調整方法及び不動産画像調整プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、本発明に係る不動産画像調整システムによれば、不動産を撮像した不動産画像データを入力可能な入力手段を有するユーザ端末と、該ユーザ端末から送信された前記不動産画像データの画質及び構図を調整するためのサーバとを備えた画像調整システムであって、前記サーバは、前記不動産画像データの画質及び構図の調整項目を示す複数のレタッチ項目データを記憶する記憶手段と、過去の前記不動産画像データを教師データとして機械学習された学習モデルを用いて、前記ユーザ端末から送信された前記不動産画像データの画質及び構図を推定する画像推定手段と、前記画像推定手段により推定された前記不動産画像データの画質及び構図を前記学習モデルに基づく推奨画像に調整するのに必要な前記レタッチ項目データを、前記記憶手段から選択して推奨するレタッチ項目データ推奨手段と、前記レタッチ項目データ推奨手段により推奨された推奨レタッチ項目データに基づいて前記不動産画像データの画質及び構図を調整する画像調整手段と、前記画像調整手段により調整された調整不動産画像データを前記推奨レタッチ項目データとともに前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を備え、前記ユーザ端末は、前記送信手段により送信された前記調整不動産画像データ及び前記推奨レタッチ項目データを表示する表示手段を備える、ことにより解決される。
なお、ここでいう「不動産画像データ」とは、不動産物件(「不動産」)の内外観、家具、土地及び周辺環境を撮像して得られた画像データを含む意味である。
【0009】
また、前記不動産画像調整システムに係る発明においては、前記入力手段は、前記送信手段から送信された前記推奨レタッチ項目データを調整可能であり、前記画像調整手段は、前記調整不動産画像データ及び前記入力手段による入力により調整された調整レタッチ項目データに基づいて前記不動産画像データの画質及び構図を調整する、と好適である。
【0010】
さらに、前記不動産画像調整システムに係る発明においては、前記サーバは、前記推奨画像に対応する推奨画像値を前記レタッチ項目データ毎に算出する推奨画像値算出手段を更に備え、前記送信手段は、前記レタッチ項目データ毎の前記推奨画像値を示すデータを前記ユーザ端末に送信し、前記表示手段は、前記送信手段により送信された前記推奨画像値を示すデータを前記レタッチ項目データとともに表示する、と好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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