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公開番号2025098710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215035
出願日2023-12-20
発明の名称充放電装置、充放電制御方法、及びコンピュータプログラム
出願人株式会社椿本チエイン
代理人個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250625BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】多様な電動車両に適応できる充放電装置、充放電制御方法、及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】充放電装置は、電動車両に搭載された蓄電池と接続され、外部電力源から前記蓄電池への充電、又は前記蓄電池から外部負荷への放電を制御する充放電装置であって、前記電動車両内で前記蓄電池の充放電を制御する車載制御装置と通信接続する通信部と、前記車載制御装置との間で送受信されるデータに基づき、充放電を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記蓄電池への充電の指示を受けた場合に、前記電動車両に対応する充電の方式を特定し、特定した方式に従って、前記車載制御装置とのデータの送受信を継続しつつ充電を開始する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動車両に搭載された蓄電池と接続され、外部電力源から前記蓄電池への充電、又は前記蓄電池から外部負荷への放電を制御する充放電装置であって、
前記電動車両内で前記蓄電池の充放電を制御する車載制御装置と通信接続する通信部と、
前記車載制御装置との間で送受信されるデータに基づき、充放電を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記蓄電池への充電の指示を受けた場合に、前記電動車両に対応する充電の方式を特定し、
特定した方式に従って、前記車載制御装置とのデータの送受信を継続しつつ充電を開始する
充放電装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、接続される電動車両が、該電動車両に搭載されている蓄電池から外部負荷への放電を不可とする充電専用車である場合、放電に関するデータの送受信を回避した方式を、前記充電の方式として特定する
請求項1に記載の充放電装置。
【請求項3】
前記制御部は、接続される電動車両が、該電動車両に搭載されている蓄電池から外部負荷への放電を不可とする充電専用車である場合、前記車載制御装置との間で送受信するデータのうち、特定の種類のデータを送信対象外に設定した方式を、充電の方式として特定する
請求項1に記載の充放電装置。
【請求項4】
充電の指示操作を受け付ける操作部を備え、
前記制御部は、
前記操作部に対する充電の指示操作の際に、特定の操作がなされたか否かを判断し、
特定の操作がなされたと判断された場合、前記特定の操作に応じた充電の方式を特定する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充放電装置。
【請求項5】
前記特定の操作は、複数パターン設定されており、
前記制御部は、
前記特定の操作が、前記複数パターンの操作のうち、いずれであるかを決定し、
決定したパターンに対応する充電の方式を選択する
請求項4に記載の充放電装置。
【請求項6】
前記制御部は、
充電の方式の設定を受け付け、
設定された方式を、充電の方式として特定する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充放電装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記電動車両の車種と、充電の方式との間の対応関係を記憶しておき、
前記車載制御装置との間で送受信されるデータ、又は、前記蓄電池からの出力に応じて前記電動車両の車種を推定し、
推定した車種と、前記対応関係とに基づき、前記電動車両の車種に対応する充電の方式を特定する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充放電装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記蓄電池への充電開始を試行し、
前記試行によって充電を開始できなかった場合、接続された電動車両が、該電動車両に搭載されている蓄電池から外部負荷への放電を不可とする充電専用車であると判断し、
充電の方式を、前記充電専用車に対応する方式に特定し、
前記電動車両の車載制御装置との通信接続の再確立から処理を再開し、
特定した方式に従って、前記車載制御装置とデータを送受信し、
充電を開始する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充放電装置。
【請求項9】
前記制御部は、
過去の電動車両に対する充電の実績を、充電の方式を識別するデータに対応付けて記憶し、
新たに接続される電動車両に対応する充電の方式を、前記実績に基づき特定する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充放電装置。
【請求項10】
前記充電の方式の1つは、系統異常を検知して正常停止した後は、所定時間待機してから通信接続確立から処理を開始する処理を含む
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充放電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充放電装置、充放電制御方法、及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電動車両の普及が進みつつあり、大型車両への適用も進んでいる。電動車両の動力源として搭載されている蓄電池の電池容量は例えば5~100kWh、大型車両であれば200kWhを超える。これらの車両の蓄電池に蓄えられた電力を、電動車両の駆動以外に、例えば家屋内の負荷等へ供給可能とするV2H(Vehicle to Home)、家屋に限らない建物への供給を可能とするV2B(Vehicle to Building)、電力網への供給を可能とするV2G(Vehicle to Grid)を含むV2Xを実現する技術が提案されている。災害発生によって停電状態となったとしても、移動が可能な電動車両に蓄えられた電力を供給して生活を維持したり、工場の稼働を維持したりすることが期待できる。
【0003】
特許文献1には、電力安定供給を制御するシステムに電動車両を接続し、需要に併せて車両に搭載された蓄電池を急速充電することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2010/082506号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電動車両に搭載されている蓄電池の種類や容量は、電動車両の車種の増加に応じて多種多様である。蓄電池に対する車載制御装置による充放電制御の仕様も、車両のメーカによって異なる。電動車両のメーカによって管理される充電装置であれば、車載制御装置の充放電制御の仕様に合わせることが可能であるが、1つのメーカの電動車両に限らず、多様な電動車両に適用可能な充放電装置は、多様な電動車両それぞれに適応できることが求められる。
【0006】
本発明は、多様な電動車両に適応できる充放電装置、充放電制御方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態の充放電装置は、電動車両に搭載された蓄電池と接続され、外部電力源から前記蓄電池への充電、又は前記蓄電池から外部負荷への放電を制御する充放電装置であって、前記電動車両内で前記蓄電池の充放電を制御する車載制御装置と通信接続する通信部と、前記車載制御装置との間で送受信されるデータに基づき、充放電を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記蓄電池への充電の指示を受けた場合に、前記電動車両に対応する充電の方式を特定し、特定した方式に従って、前記車載制御装置とのデータの送受信を継続しつつ充電を開始する。
【0008】
本開示の充放電装置では、充電規格、充放電規格、ガイドラインに従う範囲で、電動車両毎に少しずつ異なる充電時の振る舞いに適合した充電の方式が特定される。充電の方式は、充電開始前のパラメータ設定のために行なわれる充放電装置と車載制御装置との間のデータの送受信の方法を含む。特定された対象の電動車両に適合したデータの送受信の仕方で処理を継続することで、充電を開始できる。
【0009】
本開示の一実施形態の充放電装置では、前記制御部は、接続される電動車両が、該電動車両に搭載されている蓄電池から外部負荷への放電を不可とする充電専用車である場合、放電に関するデータの送受信を回避した方式を、前記充電の方式として特定してもよい。
【0010】
電動車両の種類には、外部負荷への放電を想定しない設計とした充電専用車がある。このような充電専用車では、放電に関するデータを、充放電装置から車載制御装置へ送信すると、放電不可として正常停止する場合がある。本開示の充放電装置では、充電専用車については、放電に関するデータの送受信をしないように設定された充電の方式を特定し、上述した車両側での正常停止を回避できる。
(【0011】以降は省略されています)

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