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公開番号2025098651
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214932
出願日2023-12-20
発明の名称放射線撮影装置及びその制御方法、制御装置及びその制御方法、放射線撮影システム、並びに、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類A61B 6/00 20240101AFI20250625BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】放射線の照射停止制御を高精度で行える技術を提供する。
【解決手段】入射した放射線Rの線量を電気信号として検出するセンサ部121と、センサ部121で検出された電気信号を第1のサンプリング間隔で取得した当該電気信号の累積値と、放射線Rの照射停止に関する閾値とに基づいて、センサ部121で検出された電気信号を取得するサンプリング間隔を第1のサンプリング間隔よりも短い第2のサンプリング間隔に変更する制御を行う制御部122と、センサ部121で検出された電気信号の累積値が閾値に達した場合に、放射線Rの照射停止に関する照射停止信号101を出力する通信部123を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入射した放射線の線量を電気信号として検出するセンサ部と、
前記センサ部で検出された前記電気信号を第1のサンプリング間隔で取得した当該電気信号の累積値と、前記放射線の照射停止に関する閾値とに基づいて、前記センサ部で検出された前記電気信号を取得するサンプリング間隔を前記第1のサンプリング間隔よりも短い第2のサンプリング間隔に変更する制御を行う制御部と、
前記センサ部で検出された前記電気信号の累積値が前記閾値に達した場合に、前記放射線の照射停止に関する信号を出力する出力部と、
を備える、放射線撮影装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記センサ部で検出された前記電気信号を前記第1のサンプリング間隔で取得した当該電気信号の累積値が前記閾値に達していない場合に、前記センサ部で検出された前記電気信号を取得するサンプリング間隔を前記第1のサンプリング間隔から前記第2のサンプリング間隔に変更する制御を行う、
請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記センサ部で検出された前記電気信号を前記第1のサンプリング間隔で取得した当該電気信号の累積値が前記閾値に達していない場合であって、次の前記第1のサンプリング間隔で取得する前記電気信号を含む前記電気信号の累積値が前記閾値に達する場合に、前記センサ部で検出された前記電気信号を取得するサンプリング間隔を前記第1のサンプリング間隔から前記第2のサンプリング間隔に変更する制御を行う、
請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記制御部は、さらに、前記第1のサンプリング間隔で取得した前記電気信号の累積値と、当該累積値の時間変化率に基づき算出される予測累積値と、の差分が所定値以下である場合に、前記センサ部で検出された前記電気信号を取得するサンプリング間隔を前記第1のサンプリング間隔から前記第2のサンプリング間隔に変更する制御を行う、
請求項3に記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記放射線を用いた撮影の撮影プロトコル情報に基づいて、前記第1のサンプリング間隔を設定する、
請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記撮影プロトコル情報は、撮影モード、撮影手技、前記放射線を照射する放射線発生装置の電圧および電流、並びに、前記放射線の照射時間のうちの少なくとも1つの情報である、
請求項5に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記放射線の照射開始直後において前記センサ部で検出された前記電気信号の累積値に基づいて、前記第1のサンプリング間隔を設定する、
請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記累積値の時間変化率を用いて、前記第1のサンプリング間隔を設定する、
請求項7に記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
前記センサ部には、複数の関心領域が設定されており、
前記制御部は、前記複数の関心領域のうちの少なくとも1つの関心領域で検出された前記電気信号を取得するサンプリング間隔を前記第1のサンプリング間隔から前記第2のサンプリング間隔に変更する制御を行い、
前記出力部は、前記少なくとも1つの関心領域で検出された前記電気信号の累積値が前記閾値に達した場合に、前記放射線の照射停止に関する信号を出力する、
請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記複数の関心領域で検出された前記電気信号を取得する場合、前記累積値として、前記複数の関心領域におけるそれぞれの関心領域で検出された前記電気信号の累積値の平均値を用いる、
請求項9に記載の放射線撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線撮影装置及びその制御方法、制御装置及びその制御方法、放射線撮影システム、並びに、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
現在、X線等の放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる放射線撮影装置として、半導体材料によって形成されたセンサ部の一例である平面検出器(Flat Panel Detector:FPD)を備えた放射線撮影装置が普及している。このような放射線撮影装置は、例えば医療画像診断においては、一般撮影のような静止画撮影や透視撮影のような動画撮影を行うデジタル放射線撮影装置として用いられている。
【0003】
放射線撮影装置の中には、照射された放射線の線量(累積線量)をモニタして当該累積線量が閾値に達した場合に放射線の照射を停止させる(例えば、放射線の照射を停止させるための照射停止信号を放射線発生装置に対して出力する)ものがある。この動作は、自動露光制御(Automatic Exposure Control:AEC)と称され、これによって、例えば放射線の過剰照射を防ぐことができる。
【0004】
このような放射線撮影装置として、例えば、特許文献1には、FPDの撮像領域内に、撮像領域に到達する放射線の線量を線量検出信号として検出する線量検出部を備える放射線撮影装置が開示されている。この特許文献1では、線量検出部で検出する線量と予め設定された線量目標値とに基づいて、放射線発生装置において放射線の照射を停止すべき停止タイミングを予測している。そして、特許文献1では、放射線発生装置に対して放射線の照射停止タイミングを知らせるための照射停止タイミング通知を、照射停止タイミングが到来する前に発信するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-138829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の記載の技術では、放射線発生装置からの放射線の照射停止制御の精度に課題がある。特許文献1の記載の技術では、照射停止タイミング通知の発信時間に関して、放射線の照射によってセンサ部で生じた電気信号のサンプリング間隔に起因したバラつきが生じうる。また、放射線の照射によってセンサ部で生じた電気信号のサンプリング間隔を単に短くすると、放射線の照射によって生じた電気信号のオフセット誤差が蓄積して放射線の照射停止制御の精度が悪化する。
【0007】
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであり、放射線の照射停止制御を高精度で行える技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の放射線撮影装置は、入射した放射線の線量を電気信号として検出するセンサ部と、前記センサ部で検出された前記電気信号を第1のサンプリング間隔で取得した当該電気信号の累積値と、前記放射線の照射停止に関する閾値とに基づいて、前記センサ部で検出された前記電気信号を取得するサンプリング間隔を前記第1のサンプリング間隔よりも短い第2のサンプリング間隔に変更する制御を行う制御部と、前記センサ部で検出された前記電気信号の累積値が前記閾値に達した場合に、前記放射線の照射停止に関する信号を出力する出力部と、を備える。
本開示の制御装置は、放射線撮影装置により検出された、入射した放射線の線量に関する電気信号を、第1のサンプリング間隔で取得した当該電気信号の累積値と、前記放射線の照射停止に関する閾値とに基づいて、前記放射線撮影装置で検出された前記電気信号を取得するサンプリング間隔を前記第1のサンプリング間隔よりも短い第2のサンプリング間隔に変更する制御を行う制御部と、前記電気信号の累積値が前記閾値に達した場合に、前記放射線の照射停止に関する信号を出力する出力部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、放射線の照射停止制御を高精度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置において、サンプリング間隔変更判断部が変更の判断対象とする第1及び第2のサンプリング間隔と、経過時間に対する電気信号(線量検出信号)の累積値との関係の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影システムの制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る放射線撮影装置において、センサ部の放射線の入射面に設定された複数の関心領域の一例を示す図である。
第3の実施形態に係る放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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