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公開番号
2025097054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213110
出願日
2023-12-18
発明の名称
蓄電モジュール
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/636 20210101AFI20250623BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】積層方向に並ぶ複数の注液口が単一のシール部材によりシールされる場合に、積層方向の中間に設けられる注液口から電解液が漏れるのを抑制することが可能な蓄電モジュールを提供する。
【解決手段】蓄電モジュール100は、積層される複数の電池セル10aと、複数の注液口(20a、20c、20e)と、シール部材30とを備える。シール部材30は、隣り合う3つの注液口(20a、20c、20e)の各々をシールしている。注液口20e(第3注液口)は、注液口20a(第1注液口)と注液口20c(第2注液口)との間に配置されている。シール部材30との溶着による注液口20eの溶融量は、シール部材30との溶着による注液口20aおよび注液口20cの各々の溶融量よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
積層方向に積層される複数の電池セルと、
前記複数の電池セルのうち互いに異なる電池セルに接続されるとともに、前記積層方向に並んで配置される複数の注液口と、
前記複数の注液口をシールするシール部材と、を備え、
前記複数の注液口の各々は、接続された電池セルから前記積層方向と交差する方向に突出し、
前記シール部材は、前記複数の注液口のうち前記積層方向に隣り合う少なくとも3つの注液口の各々に溶着されることにより前記少なくとも3つの注液口の各々をシールしており、
前記少なくとも3つの注液口は、第1注液口と、第2注液口と、少なくとも1つの第3注液口と、を含み、
前記第1注液口は、前記少なくとも3つの注液口のうち前記積層方向において最も一方側に配置され、
前記第2注液口は、前記少なくとも3つの注液口のうち前記積層方向において最も他方側に配置され、
前記少なくとも1つの第3注液口は、前記積層方向において前記第1注液口と前記第2注液口との間に配置され、
前記シール部材との溶着による前記少なくとも1つの第3注液口の溶融量は、前記シール部材との溶着による前記第1注液口および前記第2注液口の各々の溶融量よりも大きい、蓄電モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2023-080893号公報(特許文献1)には、一方向に複数の蓄電セルが積層される蓄電モジュールが開示されている。蓄電モジュールは、注液部材を備えている。注液部材には、各蓄電セル内に電解液を注液するための注液口が設けられている。各注液口に封止部材が溶着されることにより、注液口が封止されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-080893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には記載されていないが、一方向(積層方向)に並ぶ注液口が単一の封止部材(シール部材)により封止される場合がある。この構成において、共通の封止部材により封止される複数の注液口の高さばらつきに起因して、積層方向における中間の注液口と封止部材とが溶着されず、中間の注液口と封止部材との間に隙間が形成されることが考えられる。これに起因して、電解液が中間の注液口から漏れる場合がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、積層方向に並ぶ複数の注液口が単一のシール部材によりシールされる場合に、積層方向の中間に設けられる注液部から電解液が漏れるのを抑制することが可能な蓄電モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電モジュールは、積層方向に積層される複数の電池セルと、複数の電池セルのうち互いに異なる電池セルに接続されるとともに、積層方向に並んで配置される複数の注液口と、複数の注液口をシールするシール部材とを備える。複数の注液口の各々は、接続された電池セルから積層方向と交差する方向に突出している。シール部材は、複数の注液口のうち積層方向に隣り合う少なくとも3つの注液口の各々に溶着されることにより少なくとも3つの注液口の各々をシールしている。上記少なくとも3つの注液口は、第1注液口と、第2注液口と、少なくとも1つの第3注液口とを含む。第1注液口は、上記少なくとも3つの注液口のうち積層方向において最も一方側に配置されている。第2注液口は、上記少なくとも3つの注液口のうち積層方向において最も他方側に配置されている。上記少なくとも1つの第3注液口は、積層方向において第1注液口と第2注液口との間に配置されている。シール部材との溶着による上記少なくとも1つの第3注液口の溶融量は、シール部材との溶着による第1注液口および第2注液口の各々の溶融量よりも大きい。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電モジュールでは、上記のように、上記少なくとも1つの第3注液口の溶融量は第1注液口および第2注液口の各々の溶融量よりも大きい。これにより、上記少なくとも1つの第3注液口を、より確実にシール部材に溶着させることができる。その結果、上記少なくとも1つの第3注液口とシール部材との間に隙間が形成されるのを抑制することができる。これにより、積層方向に並ぶ複数の注液口が単一のシール部材によりシールされる場合に、積層方向の中間に設けられる上記少なくとも1つの第3注液口から電解液が漏れるのを抑制することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、積層方向に並ぶ複数の注液口が単一のシール部材によりシールされる場合に、積層方向の中間に設けられる注液口から電解液が漏れるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態による蓄電モジュールの構成を示す斜視図である。
図1のII-II線に沿った断面図である。
シール部材が溶着される前の蓄電モジュールの構成を示す斜視図である。
図3のIV-IV線に沿った断面図である。
一実施形態の変形例による蓄電モジュールの構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)
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